閑寂肆独白

ひまでさびしい本屋のひとりごと

久しぶりの「大雪」

2016-01-26 23:37:14 | 日記
久しぶりの「大雪」
23日の午后から少しずつ降り始めた雪が止まず、24日は日中もずっと降って積り初めて、25日には全くの雪景色。温度も低く、庭の水槽や金魚の火鉢も全部凍って金魚が可哀そう。ちょっと雪化粧くらいでも近年なかったところに3日続けて降雪というのは記憶にない。 おかげで商店街に人出は全くなし。24・25・26日と開店休業。寒くて倉庫の仕事はままならず、あれこれ思いつく「仕事」はあるけれど纏まらず、「せねばならない」あるいは「出かけなければならない」用事がなかったのは幸いで中途半端ながらゆっくり過ごすことが出来たのを幸いに思うべきだろう。 26日は朝、水道の出が悪く、凍ったのかなと思いきや、我家がではなくほかにたくさんあって漏水がひどく水道局の元を締めた「断水」だった。災害救助よろしく自衛隊の出動まで要請したそうで、テレビなどでは大々的に報道され、我家にも3件も「大丈夫か?」という電話があった。我が家は市内でも低い方の場所なのでいくら水道局が元栓を閉めてもチョロチョロくらいの水は出てくる。それに自慢じゃないけどトイレに流す水も2日くらいの量は庭にある。記録的な低温だったそうだけど、なんと脆弱な設備なのかと思わざるを得ない。少し前には東京に雪が降って大混乱だったが、北国の人たちから見れば笑い話の程度だろう。以前から九州は雪に弱いのは知られている。ことに高速道がすぐに閉鎖、そして解除に時間がかかるのは有名である。トンネル等のの工事の杜撰、修理修繕の時期が判っていながらやろうとしない。
お役所がこのように「何もしない」ことになってしまったのは「何時から」「理由は」何だろう
 ソ連が崩壊したのは社会主義の失敗というよりも官僚組織の崩壊とみる方が正解だとおもっているけれど、今の日本の「事件」を見ているとよそ事ではない。アホノミクスが段々ヒトラーに似てきているのもよく知られているが、ナチを支え、かつ崩壊させたのも「優秀な官僚たち」であったことを忘れてはいけない。 大牟田市の役所の組織的無能に関しては言いたいことがいっぱいあるけれど、このブログは本にかかわることに限ろうと思っているのでこれまで。
 23日は小郡市立図書館の野田宇太郎記念館のギャラリートークを聞き、夕方は博多で九州産業考古学会の新年会に参加。どちらも商売にはならないけど楽しいひと時でした。
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今年初めに

2016-01-07 08:19:24 | 日記

 今年の正月も特段のことはなく穏やかに始まった。この頃のカレンダーには大安などの六輝が書かれていないのが多くなった。仏教絡みの科学的根拠のない「迷信」だという「お上」の達しによるものだそうである。おっしゃることはわからんでもない、ことにほかの宗教の人にとっては無意味だし大安吉日など神道がこれに悪乗りしているのも滑稽ではある。が、お役所以外でも右へ倣えでどのカレンダーも表記しない というのはこれまた如何なものかと。
 一方で二四節気というものがある。吾店には小さな庭と借りている菜園があり四季折々に鳥は来る、花が咲き、実がなる、と、いろいろなことがあるし、歳をとって朝早く起きるようになったらなお日の出・日の入りの変化が大変気になるようになった。有明海のわきであるから干満も目に入ることだし、太陰暦の流れを表す二四節気がずっと身近な「節目」に思われるようになっている。 都会に住んでいても日の出・日の入りは同じだし、カレンダーに節気の記載があれば せめて季節の移ろいを思う縁になろうというものだ。節気は「迷信」ではない生活のリズムであろう、カレンダーにぜひ記載してほしいと思う。

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