入手した色々な本を店で整理するのは 愉しみです。線引きの癖のある方の本を引き取ったら結構大変で、全ページ繰って消せるものは消す。数日前からはじめた口では やわらかい鉛筆の線引きと書き込みで割と樂ではあったけれど鉛筆型の細い消しゴムをすぐに一本使ってしまう勢い。全く関心のない分野の本でなければところどころ拾い読み、場合によってはちゃんと読むこともある。これが赤鉛筆やペンだとあきらめざるを得ない。 名前の表示も色々で消すことを全くあきらめなければならないものもある。 もともと「売る」ことを想定していない所業なので 口を挿む筋合いではないが、小生は線引きではなく、当該部分を書き写してメモることにしている。その方が印象、記憶に残るであろうからだ。
ところで線引きとは関係なくパラパラとみていた本で拾った一節。
「世の中のたいていの人間は、他人から命令を受け、それに従うことに特に抵抗を感じていないという事だ。むしろ人から命令されることに喜びさえ覚えている。むろん文句は言うがそれは本気じゃない、ただ習慣的にぶつぶつこぼしているだけだ。 自分の頭で考えろ、責任をもって判断しろと言われると彼らは混乱する」
さて何からの引用かお判りだろうか(ベストセラーらしい)。それより今の「サラリーマン社会」のことに公務員(上下大小と問わず)社会のことをよく言っていますよね。今の公務員の無責任な大勢は「日本を潰す」と真剣に思っています。誰も「私が責任をもって」とは言わない。もし言ったら周りから袋叩きに会う。さらに言えば舊ソ連の崩壊も社会主義の官僚組織の疲弊が原因(共産主義ではない)と今だに思っています。日本も本当に危ない。
小さな町ですから何事につけ「役場」とかかわることが大なり小なりありますが、役所の個々の持ち場の無責任、その無自覚ぶりは本当にひどい、先ず名乗ろうとしない、その場しのぎでごまかそうとするし、周りへの責任逃れの塊。
「前例主義」というのは、新しい問題が出ても決して認めないことだが、それは先輩への批判になる、他の部署への波及になることを避け、先送りすれば当面自分の責任で無くなる、という事の「お墨付き」なのだという事だ。皆さんもお役所と何らかのかかわりを持つとこのことがわかるでしょう。こんな連中を税金で養っているのかと・・・。
またしても脱線。 安部の一件その他世の中のことでは言いたいことはあるけれど「本」に絡めてはなかなか書けない。