のところあまり本を読んでいない。年末から体の変調・故障?がいくつかあり、その一つは原因不明、一つは進行して近々手術が避けられない「眼」の問題。いずれも直接命に係わることではないけれど不愉快・不自由なことは変わりがない。 それと「お前がイライラしてもどうなるの」という意見は尤もだが世の中の様子、ウクライナも当然だが、日本の政治に本当にあきれて「いてもたってもおれない」気分なのです。
明治維新以来の日本の政治の中に厳然として貫かれている「官僚」の思考の狭さと傲慢・怠慢・不遜その他いろいろ、について本当に霞が関を全員抹消させてみたいと思う。
小生の手に取り読む本は当然ながら発刊から少し時間のたったものがほとんど、また戦争に関係したもの、政治だけでなく軍事、戦略、技術、生産・銃後の生活などの分野が多く 読むごとに1945年8月15日に至るまでに思いを巡らす。まだいえば、どうして日本に「民主主義」が根付かないのだろうか、も大きな疑問。
「近代日本の戦争」梅田正巳・高文研2010刊 いま目を通している。これは 田母神元空将の事件を受けてのものだけれど十分に今も通用し ぜひ多くの人に読んでもらいたいと思います。田母神以降も自民党の息のかかった学者・評論家の「提灯持ち」あるいは「煽動」本は切れ目なく発刊されている。一昨年秋に発売された百田直樹・文庫「日本國紀」についての反論・検証(毎日新聞・吉井記者2021・12月20日掲載)も読んでほしいものです。何しろ思い違いなどではなく、検証なし、我田引水 大間違いというのが堂々と出版されて書店に山積みされ、それが又売れるというのだから困ったというより「怖い」です。「学会本」と同じく、ある筋が大量に買い上げてくれて「商売」としてはうまい話なのだろう。本を出すには「校閲」という言う作業があるのだけれど、このところ「死語」になっている、「著者の意見・見解だから」訂正しないというのであれば「校閲」の意味はない。
それは中小・弱小の圧力に弱い出版屋だけでなく大手の出版社でも同じで、小生のようにおよそ読書家とは言えないものの目からも「??」という記事、明らかな間違いなどが目に付く。出版されて世に出ればそれは一つの「権威」を持ってしまう。単なる間違い・誤植でも出版社の見識・権威にかかわる「ハズ」なのだが、その点でも「タガ」が緩んでいるようで、まさに小生言う昭和10年前後 そっくり。
戦争が近づいています。各々方 わが身を守ることを真剣に考える必要があります。地震・台風・水害といった自然災害ではなく全くの「人災」です。
言いたくないけれど次の選挙では絶対に「自民・公明・維新」に投票してはいけない(地方選でも同じです) 心してください。