模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

スーパースピットできた

2019年11月16日 | スピットMK.22

先週、諏訪湖までドライブしましたら、信州は紅葉が盛りでした。
今日、自宅のまわりも気が付けば、山茶花が咲き、ヤマボウシは紅に、ケヤキは黄色に色づいていました。

平日の夜にデカールを貼って、金曜日の晩にスムースクリアでつや消しに。
デカールはやや硬く厚いものの、反面クシャっとならないので貼りやすく、軟化剤も穏やかに効いてニス部も少ないので、失敗せずにできました。

もうエアブラシは使わないので、キャノピーのマスキングも取りました。
この瞬間が汚れていない、一番きれいな状態。
左舷排気管下のエンブレムは、エアレースかなんかに参加した時の物らしく、本来このマーキングでは使用しないのですが、カッコいいので使いました。デタラメモデリングです。
グリフォンの証しである機首のバルジも、上手く整形できて自己満足してます。


土曜日の早朝から、ウェザリングカラーでフィルターを掛けました。
このキャノピーじゃ、パイロットの顔なんてわからないですね。
エナメル塗料でキャノピーの隙間ふさぎをしたのは成功で、吹き込んでいませんでした。
上からエアブラシで吹いたくらいでは、溶けださないということですね。

キャノピーがやや小さく、スライド用のレールに嵌まってないので、気づくと非常におかしいですね。

RANというのは607スコードロンのコードだそうです。
台座にはアラ隠しの銘板を貼りました。

エクセルで作ったそれらしい文字列を、透明シールに印刷して真鍮板に貼りました。
たまたま手元にあった真鍮板を使うことにしましたが、やや小さかったので、枠線も無く窮屈な感じのデザインになってしまいました。
ネガ印刷にしてみましたが、ベタ部も白抜けなくできて成功でした。

アンテナ線はSUSの0.3mm線です。
いろんな資料を見ると、後傾しているうえ、右舷側にも倒れています。
根元も中心線からオフセットしているように見えました。

下はMk.IXの実物ですが、このようにやはり胴体の中心ではなく右舷にオフセットしているので、Mk.22もそうだろうと決断しました。
実物にはあんまりこだわらないようなことを言っているのに、こんな些末なことはどうでも良いではないか、と言われそうですが、「楽ならやりたい」というのが基本方針なんでしょうな。

台座に固定して、配線を半田付け。

スピットファイアは排気煙の汚れも少なく、機体も汚れている印象が無いので、濃いグレイのウエザリングカラーで軽くフィルターを掛けました。
下面は、オイル汚れが激しい実物写真を見たので、グレイの他に、胴体部にはブラウンを多めに残すように掛けました。

シルバースピットファイアの来日に刺激されて、作り始めたグリフォンスピット。
スピットファイアは初期型でしょ、なんて思ってましたが、この最後期型がこんなにカッコ良いことを知れて良かったです。
クリアパーツ以外はよくできたキットで、作り易く楽しめました

20年ほど前に作ったタミヤのI型と共に。
何年経ってもやってることは変わりませんな。

 

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峠は越えて麓までスキップのココロだぁ

2019年11月10日 | スピットMK.22

今朝の最低気温は3度でした。今シーズン初めて暖房のスイッチを入れました。
昼間、日向の部屋はポカポカですが、北向きの書斎に籠り、工作しておりました。

組立はほぼ完成したので、塗装工程ですが、その前にネットを読んでいて気づいちゃったんです。
今回キャノピーを先載せにしたのですが、バブルキャノピー内部の胴体を機内色で塗ってありました。
どうも、スピットファイアはキャノピーを外して塗るので、ヘッドレストから後ろは外装の塗り分けと同じらしい。
ガッチリ接着しましたが、イチかバチか、外して塗り直すことにしました。
割れたら、晴れて社外品の薄くて透明なキャノピーを買う口実ができます。
割れる前の、生前の元気な頃の写真を記録に残してから始めました。

なんと、最も薄い刃をすき間に入れたら、パキッという音とともにきれいに外れました。
そういう運命だったのですな。
部分吹きをしてまた接着しました。
初回はウインドスクリーンとキャノピーの隙間から吹き込まぬよう、写真のようにマスキングテープを貼っていました。
2回目もやはり隙間が空いたので、試しに濃い目に溶いたエナメルのダークグリーンをパテ代わりに流し込んで、余分を綿棒で拭き取ったところ、うまく隙間塞ぎができました。

実物にあったかどうか調べてませんが、塗装図には描いて無い味方識別色とプロペラの先にキャラクターイエロー。
後部胴体とスピナーに英軍機お約束のスカイを吹いてマスキング。
プロペラは両方をマスキングして、ツヤ有黒を吹いて完成。

主翼前縁の黄色と、後部胴体のスカイをマスキングしていよいよメインの迷彩です。
下面色のメディアムシーグレイで全面を塗りました。

この姿は2度と観られないので、記念撮影。
単色だとスタイルが強調されて、いかにも新式の高速機って感じがします。

さて上面迷彩。下面全体をマスキングして、先にオーシャングレイを塗ります。
塗装図を174%拡大でコピーして、オーシャングレイの部分を切り出し、剥がせる接着剤ピットマルチで貼っていきます。

1ヶ所機首だけは辻褄が合わなかったので、粘土系にしましたが、それ以外は平面図と側面図で大きな矛盾が無く貼れました。
マスキングに疲れて、吹く前の画像は撮り忘れたので、剥がす直前。

結構好い感じ。
最後のダークグリーンだけクワトロポルテのシンナーで吹きました。

乾燥が早いから、吹き込みやにじみが出ないことを期待して。

今回、デカールを迷彩の塗り分けラインが横切る箇所は、ダークグリーンを抜きました。
胴体と主翼上面のラウンデルの箇所も発色が悪そうなので、ダークグリーンを抜きました。

黄丸は、白いエンブレムのど真ん中を横切るので、透けると思ったので、抜きます。 

下の赤丸は平面図と側面図からそれぞれ切り出した破片のジョイント部分。
Rでつなげたはずが、ちょっと角ばってしまいました。

今回最大の問題はここ。
ラウンデルのダークグリーンを抜いた中にある、黄丸で囲んだ四角いアクセスパネル。


こっちが塗装図。
#20のデカールを貼るアクセスパネルは、ラウンデルの後方です。
この時、おかしいと思ったんですよ。

さっき調べてみたら、なんとMK.22のアクセスパネルは塗装図の位置で、キットのモールドはMK.24の位置で成型してあるのでした。
MK.22を忠実に作ろうとするスケールモデラーの方々は、モールドのスジ彫りを埋めて、彫り直さなきゃなんないんです。
気づくのが遅すぎました。どこにも書いてないんだもの。
事前に気づいていたら、やったのか。
その時の気分次第でしょうな。
この様にして、いきなりなんちゃってモデルになり下がったので、気分が楽になりました。(個人的にはパネルラインなんか、どうでも良いのです。スジ彫りが下手なので、彫り直してガタガタになる方が見苦しいと思います。)

上面の塗り分け自体はまあまあ、上手く塗れました。

厳密には、ボケ足の長さが統一されてなくて、ボケが長い所とクッキリ塗り分けとが混在しています。
吹き込み箇所はゼロでした。シンナーの選択が良かったかな。
反対面。

上面2色の前に、黒でパネルラインを吹いてあったのですが、ほとんどわからなくなりました。

土曜の晩は飲み過ぎたので、機体ではなくて台の方をいじってました。
おしゃれに銘板を面イチにしようと、彫刻刀で彫り出したのですが、硬いのなんのって。

0.5mmも彫らないであきらめました。
小さめに彫り始めたので、銘板でキッチリ隠れます。
接着剤溜まりだと思えばよいのです。
工作機械のありがたみがよくわかりましたとさ。

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早くも霜月

2019年11月04日 | スピットMK.22

たいしたイベントもなかった3連休。アッという間でした。
独りでホームセンターにワトコオイルを買いに行って、最近できた鶏白湯のラーメンを食べたのが初日。
晩酌で酔っ払って、夜中に大きな音でギターを掻き鳴らしていたら、受験生の娘にウルサイと言われたのが2日目。
休日なのに、塾があってアッシー君で晩酌できなかったのが、今晩。
うーん。なんて平和で退屈な日常なんだ。

いずれスピットファイアは作るだろうと、20年前に買ったこのモデルアートが一番の参考書でした。

ちょうど、今作ってるエアフィックスのMK.22のキットが発売されたのに、合わせた特集だったようです。
作例の記事に書かれている指摘が、すべて有効でした。

例えばここ。
コクピット前の円形の窪み。
給油口なんですって。ここに付けるパーツはありません。
ご指摘通り、確かに深すぎますよね。

2mmのポンチでプラ板を抜いて貼り、浅くしました。
こんな風に。
ポンチは1mm飛びなので、2.5mmだとお手上げですが、ツイてるんですな。

ご指摘が無いと気づかない、言われなきゃわかんない子なんですよ。

次は、大きなグリフォンを納めるためのバルジ。
左が修正後で、右がキットのままです。

ちょっと大袈裟でしょう?なぜこう表現したかったのか。
作例と、世傑の図面を見て削れば簡単です。
こんな風になります。センターの接着線もきれいに消せました。

これはご指摘がなかったのですが、小さなエアスクープ。
左右分割の垂直面に近い箇所のアンダーカットを抜こうとすると、低くつぶれたこういう形状にせざるを得ないんです。

釣り針の熱収縮チューブを縮めるためにヒートガンを買ったので、ヒートプレスに初挑戦。
ヒートガンって、たいてい上向きに口を向けて置けるようになっています。
その横に、竹串を万力に上向きに咥えて置いて、ペンチで摘まんだt0.3のプラバンを熱してギュっと。
これ2個目。まずまず成功。

こんな感じにできたのを、切出します。
胴体に孔も開けてないし、ちょっと大きい気もしますが、処女作としては自己満足。

まあ、良いんじゃないでしょうか。
やっと士の字。

ラダーも取舵。
本当はエレベーターも少しアップにするって聞いたけど、そのまま。
機銃はモールドが実測1mmだったので、0.9mmパイプに置き換え。

ご指摘を読んだのに、忘れてたのが赤丸の箇所。
こんな角ばった切り欠きは無くて、前方からRできれいにつながるんですって。
明日の晩にでも瞬着をパテ代わりに盛って、修正します。

今、悩んでるのはマーキング。
MK.22で迷彩にしようとすると、朝鮮戦争時になるようです。
付属のデカールにある機番4は、なんか競技に出た時のものみたいだし。
あんまりピンときません。実は主翼前縁に黄色を塗りたいんです。
またデタラメなマーキングにしようかしら。

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朝から木工

2019年11月03日 | スピットMK.22

飛行状態でプロペラを回す電池は、交換が容易な展示台に仕込みます。

どんな台にするか決めてなかったので、昨夜、ガラクタ箱を漁りましたが、良い獲物がありませんでした。
何もなければ、角棒で枠を作ってアクリルの天板を付ける、いつものやつにしようと考えて寝ました。
でも今朝、布団の中でうだうだしながら考えていたら、ナイスなアイデアが閃きました。
朝は一日の中で、一番頭が冴えてる気がしますねえ。

以前、AFVの展示台に使った銘木の端材が、家のどこかにあるはずです。
朝イチで、屋内外2か所の端材置き場を捜索したら、物置の端材入れにありました。
今日は星座占いでは11位だったのに、不思議とツイています。
まずは第1関門通過です。

これです。
手前の3mmほどの小さな3つの孔は、治具のベースか何かに使った名残です。なんともったいない。
上の5.8mmの2つは、今日明けたスイッチとパイプ用の孔。
外周も打痕でガタガタだったので、トリマーで端面を仕上げました。

この材料は、戦車の展示台には幅が狭すぎ、その割に厚みは19mmもあるので使いにくいのです。
元の長さは300mmほどあり、そのままだと船の台に丁度良いので、以前イ-19の台にしました。
でも、このように短くなると応用が効かないので、端材入れに2軍落ちしていました。
マットのマスキングテープの端材は、再利用のため保存中。美しくないけど。

捨てる神あれば、拾う神あり。
こいつの厚いところが、好都合なのです。

刳っちゃいました。第2関門も想定通りトラブルなくクリア。
最初にボール盤のストッパーを、ベースから5mmほど上で止まるようにして、蜂の巣かレンコンのように明けまくります。
その穴をトリマーでつないで均せば、簡単に窪みができます。
単4の電池ボックスは高さ12mmなので、14mm彫り込んでも天板は十分に厚みが残ります。

表の3つの小さな孔は、銘板で隠せばよろしい。
真鍮板をテキトーに切り出せば、ピッタリ。

板の表面処理には、ワコトオイルを奮発しました。
いつも使っているオイルステインよりは、顔料や樹脂分が少ないように感じます。

曲げた真鍮パイプで支えを作ります。
旋回の角度は、この程度にしました。

主翼裏のモールドのないところに孔を明け、内側にはサポートと付き当てを接着。
リード線を通すので、塞げないのよね。
座席が主翼の後ろの方なので、この位置は計器盤よりも前でがらんどうです。

シートベルトを着けて、胴体左右を貼り合せました。

飛行機模型では、中心線の接着線消しはお約束ですね。
コクピット後部とキャノピーの1層目は同じ機内色なので、同時に塗らなきゃ。

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秋が深まって

2019年10月29日 | スピットMK.22

月曜日、朝7時で気温9℃。本格的な秋になりました。
夏から網戸のままだった塗装ブースの換気扇を開けたら、カメムシが10匹近く浸入しているのを発見。
2匹室内に取り逃がしました。寒さで動きが鈍いとはいえ、同時に10匹は処理能力を超えてました。
秋になると越冬のために、寄ってくるのです。
それからは落ち着かず、プラモに集中できません。
後から3匹出てきましたが、まだいそうな気がします。

働き方なんちゃらの影響か、今年から有給消化率を上げるために、何か月も前に何の予定も決まってないのに、有給休暇を申請しなければならなくなりました。
それがこの月曜日。土曜日の釣行は随分前からわかっていたのでした。
あまり食べたくないイナダは、嫁が何かで見たレシピで、鯖味噌のように味噌で煮たら、思ったよりも旨かったです。
シオとイナダを各半身だけ刺身にしましたが、それでも半分残ったので、漬けにして翌日食べたら、臭みが気にならず食べやすくなりました。
アジは刺身でも1尾食べられます。残り5尾ほどは、3枚におろしてアジフライにしました。

月曜日の午前中は、仕事のお勉強と、日曜日に塩を洗い流しておいたジグなどをケースに整理して過ぎました。

落ち着かない工作室で、午後からはパイロットを塗り塗り。
私のウデでは1/48はこの程度が限界です。
でも、東海の1/72の搭乗員の方が、上手く塗れたと思います。
お人形の塗装は、原型の造形の良し悪しが8割って気がします。
グリフォンスピットでも、こんな空軍大戦略と同じような服装なんでしょうか。ネクタイなんかして。

塗り分けが接する色同士は、極力溶剤を変えてます。
黄色と茶色と肌色(ファレホ)は水性アクリル、黒と青と水色と緑はエナメルという具合です。
先に塗る水性をややはみ出し気味にして、隣接したエナメルでエッジを決めていきますが、こうすると下地が溶けださないので。
ベルトのバフやゴーグルは、エナメルで水性の上に描くので、下手くそが何回なぞっても溶けないの。
エナメルが終わったら、油性のつや消しクリアを吹いてそこまでの工程を確定しておきます。
ウエザリングカラーのグレーで墨入れ。
拭き取りが雑ですが、このように首から下はほとんど見えません。
今回、目はウエザリングカラーの濃いブラウンを流してはみ出しを拭き取っただけで、描いてません。
新しいカメラは接写が得意なのは良いけど、肉眼では全然おかしく見えないところが、ボロボロなのも全部写っちゃいますねえ。
マスクに1.6mmのプラ棒輪切りに銅線を挿して、インカムを付けました。
ゴーグルのガラスだけマジックで塗れば、ツヤが出るはず。

先週、表裏共に磨き倒したキャノピーは、そういう材質なのか、濁りが取れないし、歪のせいでレンズ効果抜群。
パイロットの頭が大きく見えます。
材質がダメだと、ゴージーやワックスもダメだしね。

分割した乗降扉を、こんなにピタリ成型できる会社が、このキャノピーじゃなあ。
ちょうど頭の位置に気泡があります。
アフターパーツ買いたくないなあ。絞りに挑戦しても成功するとは限らねえしなあ。
あきらめが肝心ということです。
ウインドスクリーンが寝ててスピード感があって、カッコいいな。

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