GW後半は丸2日自宅休養日を取ったのでヒマです。ヒマなのでこんなのに手をつけてしまいました。1/72ハセガワの銀河です。30年前に同縮尺のレベルのを作ったことがありますが、このキットを買ったときに知り合いの子にあげました。あのキットは完成してから「なんか違うなぁ」とずっと思ってました。今から思うと自分的にはキャノピーの形が実機のイメージと大きく違ってたんですね。その点ハセガワのはツルンとして実機写真と近いイメージです。レベルのやつはエンジンが2種から選べたので、単純にかっこいい方で作った覚えがあります。ハセガワのは誉のみ。まあ海軍当局の指定ですから、しょうがない。
あっという間にここまでできます。早い早い。1/72作るのは何年ぶりでしょう。単発は1/48、双発以上は1/72と決めてから早20年、初の1/72の機体です。細部にこだわらなけば進捗早いな。それでも買ってから10年以上か。罪庫の箱がまたひとつ減ってうれしい。
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ペーパー掛けが楽なように主翼も水平尾翼もまだ接着してませんが一応 士の字。特に手を入れるとこもない。金型がスライドを多用してるようで再現性は良いんですが、奇妙なP/Lが散見されるので、パネルラインと見極めて処理するのがポイントかと。
優等生的・日本的なデザインですね。アクとか個性とか面白みとか全然ない。作ってると、非力なエンジンを機体設計側でなんとかカバーしたい、航続距離を少しでも伸ばしたい 、という設計者の悲痛なまでのギリギリさをヒシヒシ感じる気がします。しかし大戦後半にこの速度と防御火力で、エスコート戦闘機無しでは目標にたどり着く前に全滅しちゃうんじゃないかと。当時の兵器政策(計画)の想像力欠如、非合理性を感じますね。まあ後世の結果論に過ぎませんけどね。レジャーの飛行機ならスマートで素敵ねぇですまされるんでしょうけど。
私、こういうビジュアル系の機体は飛行状態で作ることにしてます。脚を出して駐機状態でもおかしくない武骨系機体もありますが(これみたいな↓)。銀河はレベルのときも脚をしまったしこれもそうしました。あれっ、いままで気づかなかったがこいつら誉つながりか。
爆弾槽にボルトを仕込んで、搭乗員ペアも3名仕込みました。
3名ともドイツからの移民です。2名はイタリアのHe111から、最前列の彼はMe262から参戦です。義勇軍でしょうね。服装の造形は変えずに海軍搭乗員っぽい色に塗っただけです。キャノピーかぶせればきっと見えないはず。操縦席と偵察席との間にはガラスの仕切りがあります。下塗りをしないでいきなり機内色を塗ると透けてしまう、という悪い例ですね。キャノピーかぶせれば、どうせわかんない(こればっかり)と思ったけど、もう少し暗い色でタッチペンしとこ。
これでなんかの展示会で買った小型強力磁石をスタンドに仕込んで載せれば、バンクさせて固定とかできるはず。そろそろスタンドのデザインを考えようか。