リモコンや操作盤で「3秒長押し」とあると、ただ長く押せばいいだけなのに他のボタンよりも強い力でギューッと押してしまう私はおバカさんです。
雪風を作るのに実物資料としては手持ちの 歴史群像 太平洋戦史シリーズ 水雷戦隊2 陽炎型の方ばかり見ていましたが、ふと水雷戦隊1 特型の方も見てみたら1/50の精緻なフルスクラッチ潮の模型が掲載されていました。
1/50と大きいためかなり細部まで作りこんであり、戦争当時の不鮮明な写真よりもよっぽど参考になりました。
気になっていた煙突の雨除け格子の様子もよくわかりました。
放射状の管は12本で格子中心の円形のハブまで再現してあります。
12本にしておいてよかった。
船体にサフを吹くのと並行して、格子の曲げ型の中心にt0.5のプラバンを3mmのポンチで抜いた円盤を貼り、両面テープで銅線のクモヒトデを固定し曲げてみました。
長めの脚をニッパーで切りながら位置決めします。これほど細い銅線ならばプラニッパーでも切れます。
1段目と円盤の段差をパテで滑らかに埋めるのを省略してもなんとかなると思っていましたが、さてどうか。
もう少しふっくらと、お椀を伏せたように修正する必要があるようです。
12本と数が多いしハブに見えるように中心にハンダを盛ったのですが、やや多すぎました。
目視ではよく見えず、写真に撮って拡大してやっと気づく感じです。
両面テープから剝がすときはエナメルシンナーをつけると糊が溶けるので変形させずに外せます。
これもこの大渕本から得たノウハウです。
この著者は非常に考え方が合理的で、賭けとか偶然の成功とかではなく、堅実で再現性の良い科学的な工法を考案されるので勉強になります。
キットでは板状のモールドになっているけど、実物では手すりのPEパーツには無い箇所を見つけてしまったので、どうしましょうかねえ。
中部地方は晴れて風もなく穏やかな週末になりました。
食器洗い乾燥機の設置業者が来るので外出せずに家で過ごしました。
今月はエアコンと食洗器合わせて40栄一消えるというのに、国の補助金が切れるためか電気代がべらぼうに高く寒い1月になりました。
多額の政治献金をする輸出中心の大手メーカーや投資家の株価維持のために、金利を上げず円安を容認している政策のせいでエネルギーコストが上昇する、そのしわ寄せなんですよね。
駆逐艦のファンネルキャップの雨除け格子(機関を止めて停泊中に煙突から雨水が侵入しないようキャンバスを張る際の骨組み)を半田付けで組んで、キットのファンネルキャップパーツに付けようとしたところおかしいことに気づきました。
試作品はなにも疑わずにキットと同じ10本で銅線を半田付けしました。
キットのモールドを切り飛ばして銅線を刺す穴を明け始めたらなんかおかしい。
他の方の取り付けた角度と違う気がします。
それでネットや手持ちの雑誌で何本が正しいのか確認を始めました。
艦船模型スペシャルNo90号のインフィニモデルのPEを使用したハセガワ1/350の作例は12本でした。
艦船模型スペシャルNo3号のニチモ1/200のキットに真鍮線で自作の雨格子を付けた作例では10本。
学研歴史群像No19陽炎型駆逐艦の表紙の画では12本のように見えますが、本文中の1/200のフルスクラッチモデルは10本で作ってありました。
森恒英著 日本の駆逐艦の図では12本でした。
新しい作例や新しいネット記事で12本が多く見られたので、本番は12本で半田付けすることにしました。
試作の10本は一発でうまくいったので12本でも問題ないだろうと考えていましたが、新たに3個半田付けしてテープを外したら3個とも11本しかついておらず1本取れました。
試作を踏まえて、中心に密集する先端は斜めにカットする(竹やり)などの改良をしたのにダメでした。
それで取れた1本を足して手直ししようとそのまま11本の中心にコテを当てた途端、一瞬のうちにあちこちに散らばって修復不能になり没。
手抜きしては駄目ですね。再度11本をテープで止めて1本足すとうまくいきました。
3個必要なので試作の10本やつにも2本足してなんとか3個確保しました。
ファンネルキャップのモールドを取り除いた楕円の輪状のパーツは、強度がガタ落ちで非常にもろく何度も折ってしまうので先に煙突に接着しました。
雨格子を細くすると中が丸見えなので、薄板で煤煙の整流板をルーバー状に貼るつもりです。
そのベースとするために煙突の穴を塞ぎました。艶消し黒で塗るので穴が開いていなくてもわからないはず。
12本足のクモヒトデのような格子をフリーハンドで上手くドーム状に曲げる自信がないので、曲げ型を作ることにしました。
煙突の外周よりも0.4mmほど小さくプラ板を切り出しました。
これにもう一回り小さいプラ板を上に貼って厚さを稼ぎ、段差をパテで埋めればなだらかな古墳のような型にできるのではないかと。
土曜日は食洗器の工事終了後から晩飯まで半田付けして、日曜日の午後は煙突のふた2個と曲げ型の1段目を3個作ったら夕方になりました。
銅線を曲げ型で曲げて同じ長さにカットし、脚の長さを揃えることができるのか。
当初は外周縁の輪に0.2mmで穴を12個明けて刺すつもりでしたが、縁の幅が0.5mmしかなくうまく穴を明けられませんでした。
穴ならば脚の長さが多少違っても調整可能ですが、ただ載せて接着するだけでは12本すべて接地は少々難易度高いかも。
孔を貫通させないまでも、ニードルの凹みだけでもあれば位置決めにもなるし接着強度も上がるかな。
検討とイメージトレーニング中です。
年末に購入した新PC:WIN11機が快適です。
前のPCは立ち上げまで5分以上掛かっていたと思いますが、それが10数秒でPIN入力です。
12世代のCORE i5なのでそれほど高級グレードではありませんが、ゲームなどやらないので十分すぎるほどです。
15年位壊れずにもってくれれば人生最後のPCになるのでしょう。
それと3連休中に新しいエアコンが付きました。
リビングダイニング20畳弱で以前のは4.0KWでしたが、パワーに余裕がなかったので5.6KWに上げてみました。さてどうでしょう。
甲型駆逐艦は船体を仕上げつつ、飽きたら艤装部品をひとつひとつ調整ながら組んでいます。
艦橋の窓ですが、たいていの雑誌作例ではオリジナルの透明樹脂で成形したパーツを使用せずにエッチングパーツ(以下PE)の窓枠に置き換えていました。
窓に使用できるPEを持っていないので成形のパーツを使うことにしました。これだけのために買うことはないと。
金型にキズがあるのかパーツの内側表面が荒れており大げさに言えば氷砂糖状態だったので、#800のペーパーからコンパウンドまで磨いて透明度を上げました。
表側にもヒケがあるのですが、窓枠のモールドがあるので手を付けませんでした。
煙突の上部:ファンネルキャップの雨覆管(雨格子)ですが過去のキットに比べるときれいに抜けているし、昔より表現が格段によくなりました。
1/350ならこれで十分だと思いますが、この雪風はいつかニチモの1/200初月を組むためのテストベッドも兼ねているので、ネットの先達の真似をして金属線で置き換えることにします。
うまくできるかどうかわからないので、成形パーツを切り取る前に試作しました。
最初ワイヤーカットで使用済の焼鈍された0.2mmの真鍮線を使ってみましたが、まだ少し弾性があって整形しにくいので家電用電線の中身の銅線を使用しました。
実測で0.17mm径だったので、手持ちで一番細い0.2mmドリルの穴に挿せば丁度良さそうです。
実物の雨覆管の写真を見ると径20~40mmくらいの鋼管を鋲で組んでいて、放射状の中央には直径200~300mmくらいの円形のハブのような部品がありました。
道路で例えれば環状線の内側の線の整形には型を作りました。これもネットで1/700でやられている方の工法を真似しました。
この型に4周ほど巻き付けてカッターで4個一度に切り落とします。
形状を少し手直しして、マスキングテープで固定し半田付けの準備をします。
環状線に対して甲州街道のような放射状のものは6:00のみ直径1本通しで、他は半径長で中心に突き当てです。
線材に柔軟性がないとあとでドーム状に曲げるのに苦労しそうですが、あんまりグニャグニャでもこういうときに伸ばしながらやるはめになります。
テープでの固定に時間が掛かりますが、半田こてを当てるのは1秒程度。
半田の量はこての半田メッキ分だけで十分。
よいフラックス(うちは二子玉のいさみやの)を使えばすぐ流れます。
放射状の方は少し半田を足して、中心のハブに見えるよう丸く盛ってやすりで平に削りました。
0.1mmの銅板を0.8mmのポンチで抜いたものを上から貼ろうかと用意しました(右斜め上の銅色の丸いやつ)が半田だけで良さそうです。
環八の内側の環七は瞬間接着剤で貼ります。
何とかやれそうなので、モールドの雨覆管を切り取って環八モールドの位置に穴を明けます。
あと2個なんとか頑張りましょ。
明日は出勤だ。早く引退したい。
もうすぐヤリイカ釣りも始まるし忙しいな。
夕方、犬の散歩をしていたら大きな月が出ていた。調べたら明日が満月でウルフムーンというそうだ。
明けましておめでとうございます。三が日も過ぎてから遅いっての。
TVで録ってあった映画「TOPGUNマーベリック」と「ゴジラ-1.0」を2日に分けて観ました。
TOPGUNはトム・クルーズが女と絡む場面がウザイ以外は楽しめました。
マーベリックがちょっと超人過ぎると思うけど。
ゴジラは浜辺美波ちゃんがかわいいだけで十分満足です。
特攻隊員が神木くんみたいな軟弱なガキなのは少し違和感。
雪風の砲塔が小さな船体の割には大きく見えたのが面白かったです。
うちの雪風ですが、甲板のリノリウムの塗分けを意識しながら、マスキングのしやすい箇所は接着し困難なパーツは後付けにするよう進めています。
今年最初の作業は船首楼のラッタルの寸法決めでした。
甲板と船体は年末に接着しました。
画像中央の階段はモデルではムクですが、実物はスケルトンです。
モデルアートの作例はみんなエッチングパーツで置き換えていましたが、キット純正には入って無かったのでプラバンで作ることにします。
艦首楼の段差7mmで3mm離れたところから7段で上がるようにします。
参考にしているのは大渕さんという方のこの本です。
この方、1/700でこのラッタルをプラバンと伸ばしランナーで製作されています。
ならば1/350でできないことはないだろうと作図してみましたが、描いてみたら小さくて精度良く作る自信がなくなったので他の作業に逃げました。
でも元のモールドを切り取ってしまったのでもう引き返せないのよね。
次にバイクを作るときはスポークを金属線で張り替えようと考えています。
スポークは0.3mmのSUS線ですが、付け根のニップル用の第1候補の洋白パイプが品切れで困っていました。
鹿児島に行ったとき訪問した霧島市の模型屋さんで、手ぶらで出るのは嫌だなあとふと見ると第2候補の0.4X0.8のパイプがあったので購入しました。
アルミで少し肉厚なので放っておいたのですが、昨年末に第1候補の洋白(ニッケルシルバー)の0.4X0.6が再販されたので購入しました。
丸棒を唐竹割に成形すると長手方向にP/Lが入ってバリ取りすると、相当細く削るなら別ですが絶対に丸くなりません。
0.4mmx350で140mm。雪風の主砲は125mmなので、この余剰のアルミパイプで置き換えようと思いました。
そのままストレートだとさすがに目で見てわかるので、モーターツールに咥えて回し少しテーパーを付けました。
先端径で0.70~0.68ほどになりました。アルミで軟らかいので紙やすりを当てるのは10秒程度です。
先端はRが付いて細くなりすぎるので0.5mmほど切って捨てました。
これも上記の本に金属線にテーパーを付ける方法が書いてあったので真似しました。
気温が低いとエポキシ接着材の硬化に時間が掛かるため、角度の調整を何回もできます。(瞬間接着剤を信用してないのもあるけど)
最悪曲がって付いたらアルミなので曲げてしまえばよいと考えています。そのためにもがっちり付けたいので。
12/29(日)の午前中は小雪舞う冷える日でしたが、午後からは時折日がさすようになりました。
昨日は休みに入った嫁さんと豊橋まで買い出しに行ってきました。
農作物と魚介類の両方の産地なので山の中とは品ぞろえが違ってクーラーいっぱいになりました。
ハセガワ1/350雪風のプロペラガードは板状の成形品だったので、0.2mm真鍮線で置き換えました。
前後3mm幅2mmほどです。半田が多めにつくときれいに除去するのが困難なほど小さい。
元のモールドを削り取って予めその位置に穴を3つ明けておいて、瞬着で差し込み接着です。
真鍮線をU字に曲げるのに、昨年末地震前の金沢のムサシというホームセンターで買ったプライヤーを初めて使ってみました。
うまくRが付けられました。
もう少し太い線材を加工するのに良さそうです。0.2mmだとこれを使うまでもないかも。
細かい工作が続きます。
パーツ#D25はストーブのH型の煙突ですが、こんなのがあってもあんまりかっこよくないのでなかったことにします。
甲板の穴を5個ほど伸ばしランナーを突っ込んで埋めました。
埋めた横は伸ばしランナーで表現した排水部分です。
模型誌の記事を見るとジャッキステイと呼ばれる手すりのようなものが砲塔や艦橋前面、煙突などにエッチングで再現されています。
これが少々ゴツ過ぎオーバースケールで過剰表現に思えるのです。
これは戦後の雪風の画像ですが、艦橋前面の手すりなどこの程度のサイズ感です。
これならエッチングパーツを使わずに伸ばしランナーを元のモールドの上から貼るだけで、なにも浮かせて表現することはないと判断しました。
写真に撮って拡大しないと表面などがどんな状態か確認できないほど小さいです。
伸ばしランナーを貼るときの位置決めに、サフで消える程度に軽くポンチマークを付けたのですが拡大すると目立ちます。
1/350でこれだと1/700の手つかずのキットなんて作れるのだろうか。