GW明けの週の土曜日は、大抵出勤日の設定です。
おまえたち大型連休でさんざん休んだんだから、体がなまってるだろ、ほらドンドン働け、みたいな悪意を感じますね。
その上、日曜日はPTAの廃品回収の日なので、半日労働奉仕で台無し。ほとんど週末休み無し。
まあ、初夏の気候のよい日に、強制労働とはいえ、体動かして汗をかくのは悪くはないですけどね。
マタドールは運転手を乗せないと、キャビンの屋根を接着できないので、お人形工作を先行させます。
4人で記念撮影。
一番左の小柄なのが、タミヤのドイツ兵です。
彼はイタレリのキットをタミヤ箱で出すとき付属の汎用ドライバーで、RSOトラクタとベンツL3000に同じものがついてきました。
2体付いてくるので、1体は他に流用できます。
というかキャビンに双子が乗ってるのはありえないので、並べて乗せられないのです。
完成すると、向かって右のこんな子になります。
さすが汎用の効く(ユティリティープレーヤーというのか)どんな運転席でも見事に乗りこなします。
このシュビムワーゲンには、元々とてもドイツ兵には見えない、服装の乱れただらしない兵が付いてましたが解雇して、
シュタイヤー付属の時計を見る兵と、汎用ドライバー氏に代わって乗ってもらいました。
まったく違和感なく乗せ替えできるのもタミヤのすごいところなんでしょうなあ。
その汎用性ゆえに、汎用ドライバー氏が4人の中で一番小さくできているのがわかります。
左から2番目はクオードガントラクタのイギリス人ドライバーです。
右側2名の健康優良児的イギリス兵に比べて、ずんぐりむっくりで頭でっかちながらやはり小さくできています。
最初はこの子にマタドールを運転してもらおうと考えてましたが、服装が熱帯仕様で半ズボン、
ヨーロッパ迷彩で考えてる車輌と合いません。
お人形製作の修行も兼ねて、この子にはクオードで頑張ってもらい、マタドールには他から改造して乗せることにしました。
実はマタドールの運転席には左側の2名は着席できましたが、右の2名は座れませんでした。
右の2名は正真正銘のイギリス人です。
黒っぽいのがブレンガンキャリアに乗ってる子の素組みで、グレーのはイギリス歩兵巡回セットの歩行中の子を改造して、
着座姿勢にした試作1号です。
黒と白の、カメラには最も意地悪な露出テストみたいになりました。
イギリス兵を作るのは生涯初めてなので、服装とか装備のサンプルのため、ネットで評判のよかったブレンガン君を
カスタマサービスでランナー買いしたんですが、大柄でスタイル良過ぎ。
このブレンガン君を参考に同じバランスで切り貼りした試作1号は、長身でスタイルの良い体躯となり、運転席には
とても座れなくなったので、荷台でブレンガン君と談笑してもらうメンバーにします。
試作1号で小さいことはいいことだ!と気づいたので、ドイツ汎用ドライバー氏の寸法で、イギリス歩兵巡回セットから2人目の生贄。
試作2号は上手に座れました。
ハンドルとの位置関係もまずまず。
1号も2号も骨盤部分をエポパテブロックで作って、90度のエルボーにしています。
1号も2号も素材成型品の胴の長さ、足の長さはほとんど同じなのに、スペーサのエポパテブロックへの接着角度や
長さ調整なんかを変えるだけで小柄に仕上がって、運転席に座れちゃうんですねえ。
エポパテブロックを、自分の感覚だけで、バリバリ削るのって今までにない経験で新鮮。
ただの骨盤でしかないけどね。
黄色丸は洗浄時に下水に消えたホーンの代わりに、それらしいが全然違う不要パーツを接着。
老眼には言わなきゃわかんない。
キャビン正面のメッシュのエッチングパーツから筒抜けのラジエータには、ベンツL3000で使わなかったパーツで目隠し。
横から透けて見えるエンジンには、クオードで使わなかったパーツでシルエットらしく。
スパッドでもそうだったけど、開けて見せる展示をしない自分みたいな人間には、臓物パーツはこういう使い途しか無いね。