これを買ったのは中国地方の高速道路で高校生によるバスジャックがあったGWでした。ちょうどその時夫婦で山陰山陽&門司少々の旅行をしていました。松江で泊まって津和野でC57を見て、立ち寄った山口市の模型屋さんにこのエコノミーのコッペルがありました。旅行で気分が良かったのかヨメが、「もう手に入らないなら買っとけば・・」と珍しいことをいうので衝動買いしました。その晩は下関に泊まり、夜は地元の小さなお寿司屋さんでお勘定以上のご馳走を頂きました。手土産を持ってまた伺わなければと思い続けて何年経ったんでしょうか。翌日は少しだけ九州に上陸して門司のベイサイドを散策しました。その後高速道路に乗ってその日の宿泊先神戸に向かったのですが、切り通しの底を走る高速の両サイドや高速をまたぐ陸橋にギャラリーがいっぱいです。CDばかり聞いていたので神戸でニュースを見るまで気づかなかったのですが、その頃は我々のうしろ数キロ付近を乗っ取られたバスが走行していて、既に高速入り口は閉鎖されTVで日本中の人々が中継を見てたんですね。たまたまボンネットバスを追い抜いたのでそれの見物の人々なのかなと車中では話してました。のんきな話です。今から思えばSAは進入禁止にしてたし、おかしなことがあったのですが、気づきませんでした。それから数年。これも2009年に完成しました。
エコーの前照灯、シリンダーへの蒸気の管、手すり、非公式側のスロットルみたいな配管を追加しました。
動力は樹脂のツメでモーターを固定するのですが、ウォームのギャップをうまく調整できなかったのでツメを切り取り、真鍮板で取り付け板を作ってやっと走るようになりました。その直前にはナミキのコアレスモーターでシルキーラン、という構想でM6.5だかいう特殊な径のタップを買って付けてみましたが、コアレスはスラスト方向の強度がなく、ウォームを直付けすると遊びが大きくて(1mm近くシャフトが飛び出す)、やはり噛み合いが取れず断念しました。高価だったので、エポキシで固着したウォームをなんとか外して次回はピニオン連動で使おうと思います。
色はナローらしく(?)メルヘンにしたくて手元にあったMrカラーで、上半分がメッサーシュミットの緑(RLM82)、下半分は赤(RML23)です。欧州の色彩はアジアの原色と違い独特のニュアンスがあって気に入ってます。
塗料はこれを作った時の残りですね。コッペルは茶系のウエザリングをしたのとホワイトバランスで同じ色に見えませんけど。1号機ですが、自分のラッキーナンバーと信じている6号を付けました。