模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

2000馬力級双発爆撃機日米競演の巻

2018年06月11日 | 四式重爆

セリカと同時進行していた、うちのフライングドラゴン=飛龍4式重爆も完成しました。
B-26が今年の6作目で、これが7作目です。
なんとか月いちをキープ中です。

ウエザリングカラーのマルチグレイにブルーを少々混ぜたものでウオッシングしました。
このマルチグレイは、下面の明灰白色のような明度の高い色には黒っぽく発色し、上面の暗褐色には白っぽく発色します。

格好いいなあ。九七重爆、一式陸攻の単純進化系という感じで、画期的な変化は感じられないですね。
本来は地上部隊へ空から協力、援助するのが主目的の、小規模な戦術的運用を主眼に置いた機体ですね。
米軍なら、B(ボマー)じゃなくてA(攻撃機)に分類されてしまうんじゃないでしょうか。
重爆撃機と言っても、搭載量もB-26の半分以下です。
艦攻だって魚雷なら積めますからね。

後半飽きちゃったので、排気煙の汚れや、ハゲチョロも今回はしませんでした。
部隊にピカピカの新機種が配属された、って感じ。
バランス的には水平尾翼が比較的小さく感じました。
前にも書いたけど、こんな部隊マークの飛龍は史実にはないのでご注意。
余りのデカールを貼っただけの、フィクションです。

米軍はもうこの頃には、側面の銃座のブリスターを止めてるんですね。
B17の側面銃座は機体表面とツライチのガラスです。
これのブリスター涙滴覆いは撃つときは、外して機内に仕舞うっていう面倒な運用です。

張り線はカステンのリギング線を両側ヒートンで固定。
枝線の分岐にある白い碍子のようなのは、瞬着を付けてタミヤの促進剤を塗り、白化させたもの。

大きな発動機の先端を絞って、強制ファンを付ける手法は雷電と同じですね。
三菱の社風なのかな。この会社は、紡錘形信仰が強い気がします。

マローダーは前輪式なのも新しいし、神経質に細かいことを気にしないで、武骨で丈夫で、パワーでブイブイ言わせちゃう感じがアメリカ的でかっこいい。
遠くまでゆっくり行って、多くの爆弾を落とすことと、速く機敏に動いて近距離を反復攻撃することの、両方を求めると、昔の二枚目俳優というか、ちょっとカッコいいけど時代遅れ、みたいなこんな機体になっちゃうんですかね。
優等生で良い子なんですが、魅力に欠ける感じ。もう少しアクがあるくらいが好きかな、男の子ならね。
女の子は清純な正統派が好みですけど。

2機同時に作ったので、色々違いが面白かったです。

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基本塗装おしまい

2018年06月03日 | 四式重爆

キットの出来も悪くなく、改造も何もしないのでサクサク進んだ飛龍君。

背中の銃塔が後付けできないので、胴体貼り合せの前にクリアパーツを塗ってから組み込み、接着線を処理しました。
日の丸と敵味方識別帯は隠ぺい力が弱いので、サフ色の上から上面色の前に塗ります。

日の丸はクレオスのモンザレッド、橙黄色はガイアです。
これをマスキング。
ジャーマングレイでパネルラインに線を吹いておきます。

茶系と緑系を混ぜて作った、陸軍後期用のテキトー褐色を塗ります。
オリーブドラブにかなり近いです。
尾翼の戦隊マークは、1/48疾風用に買った、エアロマスターデカールの余りを貼りました。
疾風は47戦隊にしたので、51戦隊が残ってました。
初めて買ったサードパーティのデカールですが、15年以上も前の物なのに白色もまったく退色しておらず、高いだけのことはありますね。
キット付属のマークは地味だったので、爆撃機にはやや小さいですが捨てるのはもったいないので、この機会に使っちゃいましょう。
本当は戦闘機部隊のものですが、これはスケールモデルではなく、飛龍のキットを流用した私的キャラクターモデルなので、問題ありません。
結構似合ってる、と気に入ってます。

あとはフィルターして、小物を付ければ完成かな。

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梅雨が来てしまう

2018年05月20日 | 四式重爆

今週末、この地方は大陸からの冷たい乾いた大気に覆われていたようで、朝晩は10℃近くまで気温が下がりました。
湿度も40%を切るほどで非常に過ごしやすい。

やはりカッコウが鳴いたのは、先週のたった1日だけでした。
翌日からはホトトギスが喧しく鳴き、爽やかな高原のリゾートが、1日でただの山里に戻ってしまってガッカリ。

月曜日休んで、日曜日に釣行の計画をしていましたが、雨は降らないものの、波と風が強いので中止にしました。
6月になるとイカメタルに行くことが多くなるので、その前に魚を釣っておきたかったが残念。
乾燥しているから塗装に好適だ!
と諦めましょう。

マローダーが思いの外、上手にできたので、モチベーションアップでうちのドラゴンである飛龍に戻りました。

逃避の原因であるマスキング。
しかし始めるとハマってしまい、半日休憩なしで貼り終えました。
これはバードマンのですが、マスキングシート無しだったら丸1日掛かるでしょうから、¥1000近くしても損した気はしません。
1/72は、隅Rをごまかせるので1/48よりも楽な気がします。
エアのB-17には用意してないけど、大丈夫かな。

マスキングしてキャノピーの塗装が済まないと、背中の銃塔を挟んで胴体貼り合せができないのです。
映えない画像ばかりですが、下面をC35明灰白色で吹きます。

昨年から海軍機が続いていたので、在庫の明灰白色が残り少しになっていました。
節約のため、グレイ系の似た色を吹いて、上から薄めた明灰白色を吹く、貧乏くさい作戦にします。
在庫を物色して、ピンチヒッターに選んだのはこの子。

お城模型の石垣用の色のようです。

ファントムグレイ、瓦色、石垣色など、無彩色に近いグレイは、使うあてがなくても明度調整やサフ代わりに常備しています。
しかし、MRカラーにこういう設定があるということは、石垣の石の色をビン生で塗る人が、世の中にはきっといるんですね。

石垣色はC35よりも青みが少なく、明度がやや高いものの、この2色でパネル毎に塗り分けても成立するくらいの近似色でした。

この後、黄橙色と日の丸を先に吹きます。
上面色は茶褐色の指示ですが、あまり好きな色ではないので、新司偵の時に作った茶色っぽい緑と言うかオリーブドラブみたいな色と言うか、自家調色の色を塗ります。
魚雷を搭載する場合は、腹の扉を開けなければならないのですが、シェイプが乱れるので魚雷は止めました。
電探アンテナも、金属線で作り直すのが面倒なので付けません。
そうするとハセガワが設定した塗装図やデカールと全然合わなくなるので、ジャンクからテキトーなデカールを探して貼っちゃいます。
折角の陸軍機なので、尾翼のマークは数字だけじゃつまらないですから。

乾燥待ちの合間に並行してパチパチ組んでたら、ここまでできたのがこれ。

昨年のタミヤフェアで衝動買いしたイタリアの装甲車。多分イタレリ製。
無改造で基本塗装まで済みました。
アンテナは使用するとき、傘のように展開するヤツなんだろうけど、金属に置き換えもせずそのまま。
軟質素材のタイヤは溶けないやつなのかな。
デカール貼って汚せば出来上がり。
ドイツや日本、その他のどこの国とも違うデザインですね。


もうひとつの並行製作品であるセリカも、何度かサフを吹いて確認しながら、車体の粗取りと面の調整が済み、白で下地色を統一しました。
黄色なんて色は初めて塗るので、下地の色が響きそうだから慎重に進めてます。

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マローダーできた

2018年05月13日 | 四式重爆

人間ドックは午前中に帰れる予定だったので、午後から家の空調の工事に来てもらいました。
高気密住宅なので24時間換気が望ましいのですが、最近ダクトファンが大きな音を出して五月蠅いので止めていました。
交換して外した古い換気扇を触らせてもらいました。
羽根を、軽く手で回すだけでブーンって音がするくらい軸受けが摩耗してブレていました。
交換したら、回っているのがわからない位に静かになりました。
もともとその箇所から音が出るまでは、メインのロスナイ以外の場所にファンがあることを知らなかったほどだったので、元に戻ったということです。
20年も過ぎたので、色々なところが壊れてきますね。

B-26マローダーは一応完成となりました。パチパチパチ!
画像でチェックして、直すところがなければですが。

キットの出来があんまりひどいので、ぶん投げていましたが、雑でもなんでも作ってみるもんですね。
うまく作ろうなんて考えず、これ以上マイナスはない、と考えて手を動かせば、こんなキットでも完成するし、子供のように作るのは、なんだか自由で楽しかったです。

このキットのデカールは、写真の残っている有名な特定個体のもので、実物の塗り分けは下面が無塗装ジュラルミンのようです。
キットの組説の通り、「F」をやや上にオフセットさせて貼りましたが、組説が当てになりません。
日本のキットなら組説の図を見れば、パネルラインとモールドの位置関係で、デカールを貼る位置が正確にわかりますが、このキットなんかまったく一致しません。
なので、かなりテキトーです。でもフィクションなので構わないのです。

お姉ちゃんのノーズアートのデカール貼るのは初めてです。
初めてのお相手は、もう少し美人の方が良かった。
このデカール絵心が無さ過ぎ。
黙ってれば、なんちゃってダブルワスプにも気づかれない?

「Hard to get」を大分の女性モデラーさんは「高嶺の花」と上手に訳されていた。
「入手困難」とか「俺には無理」って意味にもとれるが、命を懸ける機体にそんなネガティブなことは書かないね。
敵戦闘機なら撃退できるかもしれないが、相手が高射砲じゃ運まかせ、ツキが大事ですもんね。

世傑B-26には、高射砲がヒットして墜落する瞬間のショッキングな写真が何枚も載っています。
高射砲なんか威嚇にしかならないと思っていたが、ドイツの88mmは当たるんですねえ。おそろしい。
昔読んだ松本零士の戦場マンガに、モスキートだったかが2機並んで飛んでいたら、突然片方を高射砲弾が貫いて、下に88mmがあるぞ、ってシーンがあったけど、本当なんだねえ。

画像処理の色調整で緑を減らして、赤を増やしたが、もう少し緑を減らしてもいい感じ。
コーションレターはほとんどありませんが、パイロットは誰々、コパイは誰々というデカールはご丁寧に両側ついてました。
キャノピーの下の赤い文字の小さなやつ。


ノーズアートは左右で違います。
キャノピーの枠は筆で描きました。何年ぶりだろう。
デカールは硬くて、最初はどうなることかと心配しましたが、大事に使っているモデラーズの軟化剤で密着できました。

デカールの上からつや消しクリアを吹いた。飛行機につや消しを吹いた覚えがないですねえ。
接着線の処理で消えてしまったリベットはそのままですが、全然気になりませんね。
消えたリベットは復活させなきゃだめだと、思い込んでました。

尾部銃座のクリアパーツが曇ったのは誤算だったけど、気にしない。
尾翼の白三角を横切るラダーの線は、コピックマーカーで。

今回、オリーブドラブという色の特徴が、いろいろわかって勉強になりました。
想像よりも隠ぺい力が弱いとか。
フィルターは上面はウエザリングカラーのグリーンとブラウンをムラに掛けました。下面は濃い目のグレイ。
上の画像だと、手前の左翼はグリーンを強めに残し、右の外翼や垂直尾翼ははブラウンを強くしました。
そのどちらでもオリーブドラブは破綻してないところがおもしろい。
けっこうムラムラに汚しましたが、オリーブドラブはしっかり受け止める包容力がありますなあ。
このオリーブドラブ経験は、B-17の時に役に立つはず。


この角度から見ると、日本の爆撃機とも似てますね。

プロペラの羽根の形状とかもおかしいですが、そのまま。

スピナーは円錐に尖がっていたので、さすがに丸めました。
アンテナはプラ棒から削り出し。両翼のピトー管は0.5mm真鍮線です。
さすがに子供でも、これくらいはするよ。
今更、プロペラ回転すれば良かったなんて思ってしまいます。

画像を見た感じでは付け忘れもなさそうなので、完成です。
思った以上に、記憶に残る作品になりました。
銘板はまた何かの折に。

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けっこう寒いです

2018年05月05日 | 四式重爆

今夜もこたつのスイッチを入れるほどでした。ジジイだから?
天気予報では、昼間30℃を超える地方もあると言ってたのにね。
こんなにどこも行かず、ダラダラ目的もなく過ごすGWも珍しいです。

士の字になったB-26をけっこう好いじゃん!って眺めてたんですよ。
そしたら、エンジンナセルになんか違和感が。
このカウリング下部の形状、なんか変だと気づきました。

省略するのはするのは構わないけど、違う形状にするのはダメでしょう。
上部の2個のエアインテイクはわざわざ金型を分割して、あんなヒケをだしてジャガイモにしてまで表現したのに、下部はこれでいいという設計思想が理解できません。予算が尽きたのか。
早速、世傑で確認したらホラ、全然違うじゃん。穴明いてるし。
インテイクの分だけあごが出てるし。

F6Fヘルキャットと同じエンジンなんだから、インテイクとかの造作も似てるはずですよね。
テキトーモデリングでもさすがにこれは看過できなかったので、図面のない工作は初めてだけどやってみました。
元のカウリングの開口部が真円だったら、下にあごを付け足してましたが、上下に長円という中途半端な形状だったので、内側にインテイクを足すことにしました。
できたもの画像と現物を並べると全然違いますなあ・・・ヘルキャットを意識し過ぎか。
もう少し横幅が狭い。

まあ、なんちゃってダブルワスプということで。

t1.0のプラバンを18mmの棒に糸でグルグルに巻き付けて、お湯をかけて曲げました。
元の壁だけよりはましということで。
塗装しても、足したブラバンと内壁との段差が目立つので、パテでも盛ってなだらかにしましょう。

デカールが使えるかどうかわかりませんが、塗装図では下面が無塗装シルバーです。
こんなヒケだらけで、表面状態のバレやすいシルバーなんか塗りたくないので、オリーブドラブとニュートラルグレイという旧式な標準塗装にします。
塗り分けとデカールの一致しないデタラメモデルです。
下面色のニュートラルグレイという色を持ってなかったので、今回このために買いました。
いかに今まで作ってきたもののジャンルが、狭いかと言うことですね。。


ヒケが目立つのでつや消し仕上げにして、きついウオッシングもして、ドロドロの汚い機体にするつもりです。
ボツボツリベットなので、AFV風が似合うと思いまして。
一度やってみたかったんです。


飛行状態ですが、固定方法を考えずに進めてしまったので、機内に磁石等を仕込むのを忘れました。
なので、クラキンさん方式=機体に直接ネジ止めです。

ベースは10年以上前に試作でピアノ仕上げ(光沢)の真似事をして失敗したものが、ガタクタ箱に捨ててあったのでそれを使用。
適切な木材の選択とか、有効な目止め剤の使用とか、生地の仕上げ方法とかのノウハウも無しに、光沢仕上げなんかできるわけない、というのを実感するためのトライであったと、hisota史の研究者なら言うでしょう。
何を載せるか決めないで作っているので、煙草箱程度の中途半端な大きさで、こういう使い方しかできません。

それにユニバーサルアームでリフトです。
世傑によると、マローダーはF4Uコルセアと模擬空戦して、逃げ切って引き分けにしたこともあるほど運動性が良かったと書いてありました。
高翼面荷重なので宙返りは無理でしょうが、エンジンパワーに余裕があるし、ロール率も良さそうなシルエットで、空荷ならキビキビした機動をするかもしれませんね。
この自在アームならバンクも容易にできるので、動きのある展示ができます。

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