セリカと同時進行していた、うちのフライングドラゴン=飛龍4式重爆も完成しました。
B-26が今年の6作目で、これが7作目です。
なんとか月いちをキープ中です。
ウエザリングカラーのマルチグレイにブルーを少々混ぜたものでウオッシングしました。
このマルチグレイは、下面の明灰白色のような明度の高い色には黒っぽく発色し、上面の暗褐色には白っぽく発色します。
格好いいなあ。九七重爆、一式陸攻の単純進化系という感じで、画期的な変化は感じられないですね。
本来は地上部隊へ空から協力、援助するのが主目的の、小規模な戦術的運用を主眼に置いた機体ですね。
米軍なら、B(ボマー)じゃなくてA(攻撃機)に分類されてしまうんじゃないでしょうか。
重爆撃機と言っても、搭載量もB-26の半分以下です。
艦攻だって魚雷なら積めますからね。
後半飽きちゃったので、排気煙の汚れや、ハゲチョロも今回はしませんでした。
部隊にピカピカの新機種が配属された、って感じ。
バランス的には水平尾翼が比較的小さく感じました。
前にも書いたけど、こんな部隊マークの飛龍は史実にはないのでご注意。
余りのデカールを貼っただけの、フィクションです。
米軍はもうこの頃には、側面の銃座のブリスターを止めてるんですね。
B17の側面銃座は機体表面とツライチのガラスです。
これのブリスター涙滴覆いは撃つときは、外して機内に仕舞うっていう面倒な運用です。
張り線はカステンのリギング線を両側ヒートンで固定。
枝線の分岐にある白い碍子のようなのは、瞬着を付けてタミヤの促進剤を塗り、白化させたもの。
大きな発動機の先端を絞って、強制ファンを付ける手法は雷電と同じですね。
三菱の社風なのかな。この会社は、紡錘形信仰が強い気がします。
マローダーは前輪式なのも新しいし、神経質に細かいことを気にしないで、武骨で丈夫で、パワーでブイブイ言わせちゃう感じがアメリカ的でかっこいい。
遠くまでゆっくり行って、多くの爆弾を落とすことと、速く機敏に動いて近距離を反復攻撃することの、両方を求めると、昔の二枚目俳優というか、ちょっとカッコいいけど時代遅れ、みたいなこんな機体になっちゃうんですかね。
優等生で良い子なんですが、魅力に欠ける感じ。もう少しアクがあるくらいが好きかな、男の子ならね。
女の子は清純な正統派が好みですけど。
2機同時に作ったので、色々違いが面白かったです。