越前海岸の沖に玄達瀬という瀬があります。本土から30kmも沖の海底が盛り上がっていて水深20m位の浅場の瀬になっています。
多くの魚の集まる昔からの好漁場で、漁師が優先なのですが夏の2カ月ほどだけ遊漁船にも開放されるので行ってきました。
玄達釣行は2011年に初めて行ってから12年間で5回ほどしか行っていませんが、今年は運だめしにどうしても行ってみたくて同行者無しで強行しました。
日曜日なので月曜日を有給休暇にして、土曜日の午後にゆっくりと出発しました。
仲間と同行の時の三国港までのルートは、中央道小牧経由で名神高速、北陸道で300Km3.5時間コースですが、今回は一人なので下道を下呂、郡上八幡、九頭竜湖、勝山経由で200Km5時間コースを試してみました。
昼間だと山岳コースの景色も楽しめて、高速のように退屈ではないので時間に余裕があるなら悪くはないなと思いました。
自宅で宵の口の20時や21時に寝て、深夜1時に起きるのが苦手です。
興奮して寝付けなくて焦るし、寝たと思ったらすぐ起きるのも非常につらい。
熟睡できなくても車中泊の方が、帰り道の身体が楽な気がします。
夕食を買い込み、港に到着。無事到着に感謝して乾杯。
缶ビールでもコップで呑む方が美味いですな。
日没は19時過ぎ。日が長い時期です。
車中泊なので呑んですぐ寝てしまいます。
寝ながら読むつもりでヘッドライトと本も用意しましたが、すぐ意識がなくなりました。
ここのところ朝まずめにはジアイが無く、夕まずめ狙いにするために船長判断で6:30と遅い出船になりました。
早朝から出る他船の客の車が通るので何度か目が覚めましたが、朝眠いのを起きて走って来るよりもゆっくりできます。
さて出港、ベタ凪です。
最初のひと流し目で私が船内初ヒット。
沖メバルの赤ちゃんを釣ってボーズ逃れでひと安心の乾杯。
缶ビールではなく、海面をよく見てください。
この油を流したようなのっぺりした海面の時は、私の少ない経験でも良い思いをしたことが一度もありません。
船長も午後に潮が変わるまでは全然ダメだよ、とエンジンを切ってドテラで流しながら魚探までOFFにするほど。
確かにまったく釣れません。お昼寝タイムです。
お昼まではこんな感じで、外道の根魚がポツポツとたまに掛かる程度。根魚狙いは条例違反なので、間違って掛かってもリリースしますが、スレで掛かりどころが悪かったり、リリースしても浮いてしまってダメなものは持ち帰りました。
船内半分以上がボーズ状態です。
15時を過ぎて他の船が帰港した後に船長の読み通りジアイが訪れましたが、私は唯一の当たりを巻き上げ途中で痛恨のフックアウト。
完敗でございました。
プラモデルも作らないし、釣りもこんなんじゃブログ止めた方がましだなあ、と思い始めてます。
竿頭の常連さんは釣るのは好きだけど、魚は食べないというので、ヒラマサ65cmとカサゴ35cmをお土産に頂きました。
真ん中の小さいメバルが唯一私の釣ったやつです。
もってねえ奴は、還暦過ぎてもなんにも変わんねえなと現実を認識しました。
今年になってもう有給休暇を13日も消化しましたが、それでももっと休んで釣りに行こうと考えてます。どうせ今期で定年ですから。
ボーっとしてると、いつ死んでもおかしくない歳にすぐなってしまう気がしてきましたのでね。
遊び倒してやる、と思ってます。
こんなんじゃ明日会社行きたくないな。
埼玉の家が近所で、小学校入学の時から別の高校に入るまでずっと一緒に登校していた正樹ちゃんが、60歳の誕生日プレゼントを送ってくれました。
贈ってくれたのは、なんとプラモデル。
私が大学卒業間近に免許を取って最初に買ったセリカのです。
モデルは2000GTですが、私の乗っていた1600GTVというグレードと外観はほぼ一緒ということ。
隣の蕨市にある有井製作所製。金型を開発したのは別のメーカーだった気がしますけど。
彼とはよく自転車で浦和の調宮神社そばの旭堂まで鉄道模型やプラモデルを見に行っていました。
模型屋2軒と切手屋、本の須原屋を巡るのが当時の定番コース。
自分の車の写真を1枚も撮っていなかったので、どんなホイールだったとか正確に覚えていません。
それとその当時の実車のカタログを古本屋で見つけて付録で付けてくれました。
プラモデル本体よりも高いんじゃないかな。
初代のセリカはヒットしましたが、この2代目は排ガス規制でパワーが落ちて不人気だったそうです。
中学校の頃に売り出され、それが10年落ちでボロボロになっていたのを社会人1年生の年に彼の仲介で買ったのでした。
確か値段は15,000円だったと思います。
しかしナンバー取得と整備に20万円ほど掛かって初回のボーナスが消えたような。
都内走行中にオルタネーターが壊れてバッテリーがあがり突然立ち往生。
埼玉から正樹ちゃんに救援に来てもらって、国道17号を牽引されて帰ったこともありました。
壊れたオルタネーターは、戸田の解体屋にあった廃車のカリーナから外したものと交換してエンジンは掛かるようになりましたが、仕様が少し違ったのか今度はキーをオフにしても2T-GEUエンジンが止まらなくなってしまい、わざとエンストさせて止めなくてはならなくなったり。
この車で経験したいろいろな出来事を思い出してしまいました。良い思い出よりは若気の至りの恥ずかしいことばかり・・・
それと同梱されていたのは、オークションで落札したという生まれ故郷、国鉄宮津線ゆかりの鉄道グッズです。
多分駅のホームの軒下にぶら下がっていた、列車の乗車位置を示す札だと思います。
文殊というのは大阪と天橋立を結んでいた電車特急のようです。
平成の列車はあんまり詳しくありません。
さっそく、物置のインテリアとして飾りました。
正樹ちゃん、ありがとう。
今年は予約した釣り船が、天候不良でもう2回も出船中止になっています。
モってない奴というのはこういうものなのでしょう。両日共にソロ釣行だったので、誰のせいにもできません。
三度目の正直で、梅雨入り直後で台風が迫っている状況にも関わらず、金曜日に出船できました。
今回もソロ釣行。かなり前でないと予約ができない敦賀港の人気船が金曜日なのに空いていたので予約しました。
半夜のイカメタル専用船です。
半日休暇でお昼に会社を出ましたが、その後大雨による避難指示が出されて14時過ぎには従業員全員帰宅となったようです。ちょっと損した気分。
炭水化物を摂ると運転が眠いので、プレーンヨーグルトと竹輪とアミノサプリでお昼。
アミノサプリは個人的に身体に合っているようで、コーヒーを飲むよりも活力が出て眠気覚ましになります。
家を出た頃からひどい雨の降り方で、高速道路が閉鎖しないことを祈るほど。
当日の12時の天気図がこちら。
中央道、名神高速道と、列島中央に伸びる梅雨前線を縫うように西進しました。一番ひどい時に通ったみたい。
路面は数センチほど冠水している個所が半分くらいありました。
追い越し車線を走ると対向車の撥ね上げる水しぶきで視界がなくなるのが怖い。
100km/h以下で慎重に向かいましたが、平日でプロドライバーばかりのせいか事故が起きそうな感じはありませんでした。
16:30集合のところ早めの15時過ぎに着いて、無事到着の祝杯にビールを飲みながら鶏唐揚げとサラダのおやつ。
予定通りに出船しましたが、雨は弱いものの止まずにこんな状況。
出発準備からレインウエアを着てのスタートです。
湾内は流入河川の濁流の影響か、かなり濁っていました。
沖まで走って小雨の中で釣り開始。
アンカーを入れましたが、2枚潮がひどいので25号という重めの指示。
薄暮の早い時間19時に1ハイ目を上げて気が楽になりましたが、その後が続かず21時の時点でわずか3バイ。
21時頃に雨が上がりました。その頃の天気図がこれ。
前線が南下したので日本海側の雨は止み、台風のウネリも届かないので、予想通りほぼ凪状態になりました。
雨の日のイカは活性が良い、とこちらでは言われています。
特に2日は月齢13.5なので、晴れていると明るい月灯りで苦戦が予想されます。
雨のおかげかイカが上ずっていましたが、まとまらずに広範囲に散り群れが薄いのでヒットが続きません。
重いスッテを付けて80mの底でポツポツと確実に拾うか、軽いスッテで10~30mに浮いてきたのを取るかの選択になりました。
結果はなんとかツ抜け。
ムギイカの混ざった人もいましたが、私は10ハイ全部ケンサキイカでした。
後半の2時間だけで7ハイとスパートを掛けましたが、まだまだ。
竿頭は31ハイなので、下手クソってことですな。
最長は胴長30cmほど。
まだ身が透明なのがいるのが見えます。真水が付くと身が白くふやけてしまうので、カゴが氷や水に浸からないように持ち帰っています。
帰りにアミノサプリをもう1本飲んで3時過ぎに帰宅しましたが、自宅周辺はかなり降ったようで中央道が災害で通行止めになっており、一般国道に降ろされて余計疲れました。
50歳代最後の釣行となる今回も、ソコソコというレベルの自分らしい結果でした。