梅雨も明けていないのにいきなり暑くなりました。
夜になっても室内の温度が下がらないので、全館空調の冷房を今年初めて24時間運転しました。
埼玉の幼なじみが、昨年の誕生日に贈ってくれた2代目セリカのプラモデルが手つかずで一年経ってしまいました。
自分が乗っていたセリカとはなんか形状のイメージが違うように思うのですが、どうしてそう感じるか確認してみることにしました。
キットと一緒にその当時のカタログも送ってくれたので、諸元表にあった小さなイラストを1/24にして真横から撮影したキットのボディと比べてみました。
ドア後端の位置を基準に並べてみました。
キットは1/24となっていますが、シャーシが他のキットと共通ということで10%ほどホイールベースが長くなっています。
別にスケールモデルにこだわっているわけではないので1/22でも構わないのですが、10%大きいのならばすべての箇所がX10%でないと似てなくなってしまいます。
パッと見た目キャビンが平べったくて、窓から下が分厚くガッチリしているように見えます。
カタログのイラストもあんまり正確でなさそうなので、あらためてネットから実車の真横に近い画像を拾ってきました。
今度は1/24であわせるのではなく、ホイールベースが同サイズになるように拡縮してバランスの違いをみてみました。
ボディ下部のパネルラインから屋根の上端まではほぼ同寸なのに、窓が小さいことがわかります。
実物の窓はもっとボディ下部まで広がっていてグラッシーなんです。ドアの上下巾では実物で8cmほどの差があります。
それに引きずられてタイヤハウスが上下におよそ8cm拡大しており、これにスケールの1/24のタイヤを付けるとかなりバランスが悪いように思えます。
窓を削って拡大しタイヤハウスを小さくするのは大工事になり腕が伴わないので、キャビンが低いのは我慢してスケールオーバーのタイヤを付けてごまかそうと思います。
同梱のタイヤはハセガワのセリカとほぼ同サイズだったので、そのままつけるとタイヤハウスがスカスカになりそうです。
顔も似てないのですが、原因はヘッドライトが小さいこと。
実物はこんなにギョロ目です。
丸いライトが2個四角い枠に囲まれていますが、キットは成型の都合からか枠(ベゼル)の板厚が厚いせいで枠内の面積が狭くなります。
そこに2個押し込もうとすると径を小さくせざるを得ないのでしょう。
ハセガワのセリカLBのヘッドライトレンズは5.6mm径ですがこのキットのレンズクリアパーツは径4.3mmほど。
ハセガワのはライトのリム外周の金属部分がクリアパーツと一体で表現されており、このキットはべゼル側にリムが表現されているので小さいのは当然なのですが小さすぎ。
キットの穴を拡大してリム部まで削り取って、ハセガワのレンズが入ればよいのですが枠に干渉して無理そうです。
フロントグリルを残して、ライト部の枠を薄いプラ板で作り直せば大きいギョロ目にできそうです。
妄想が広がりますが、今日のところは一旦箱に戻してもう少し熟成させることにします。
プラモデルの化粧箱には多くの場合、キットの完成した状態がイラストで描いてあります。
箱は製作中、未使用のランナーとパーツ入れに使っていますが、完成後は捨てられる運命です。
しかし美しいイラストを捨ててしまうのはもったいないので、一部の気に入った箱画はイラスト部分だけ切り取って手元に残してあります。
ハセガワの箱画やスケビのオトアビ(車と飛行機の両方が描かれているオート&アビエーション)という記事のイラストを描かれていた和田隆良画伯が先月お亡くなりになったとのこと。
熊本の趣味人師匠も追悼の記事をアップされていました。
和田さんはX(旧ツイッター)に亡くなる直前までポストされていたので、本当に信じられませんでした。
最初は同姓の別人かフェイクポストかと思ったほど。
高齢で引退された方の逝去も残念ですが、これからも新しい作品をまだまだ創出されるであろう若い現役の作家さんが亡くなるのは本当に残念でなりません。
私のような他人が言うまでもなく、ご本人やご家族が一番ご無念なのは間違いないでしょうけれども。
ご冥福をお祈り申し上げます。
切り抜いた自分の箱画コレクションは誰がお描きになったモノか確認してみました。
手持ちの飛行機の画はすべて小池繁夫画伯のものでした。
車は3枚で、このうち和田さんの署名があるものは2枚ありました。
ブルーバードと2000GTには署名がありましたが、セリカの画には署名が見つけられませんでした。
未組立の117クーペ、ギャランGTO、セリカLBの箱画には別の方の署名があり、最近の車のキットは和田さんではないようでした。
以前、下田信夫さんが亡くなられた後にイラスト集がいくつが出版されましたが、和田さんのこれら箱画やオトアビをまとめた書籍が出版されたら購入したいと思っています。
1月2日は新聞休刊日だったので朝刊の配達がありませんでしたが、翌3日の朝刊一面はこんなに悲しいものでした。
これより悪い正月はきっとないだろうから、画像で残しておこうと思いました。
羽田空港の事故は、第一報を聞いたときはテロでも起こったのかと思いました。
元日から勤務し殉職された方は本当にお気の毒でした。
元日の夕方、大津波警報が出されNHKの女性アナウンサーが、津波から逃げるように強い口調で放送していたのが忘れられません。
カマロが足掛け3年目に完成しました。
いずれ屋外で一眼で撮影するとして、まずはコンパクトカメラで久々の完成ショット。
レベル1/25 カマロ1969イエンコのキットは、2021年の夏に購入しすぐに製作開始しました。
21年の年末までにボディとウインドウモールを塗装して磨きまで済んでいるので、ほぼ9割ほどの進捗状態で永い眠りについたようです。
21年の晩秋に義父が他界。その火葬場からマイクロバスでの帰り道、実車のカマロとすれ違った時は奇跡かと思いました。
人生最悪の2022年と回復途上の2023年には、ひとつもプラモデルを完成品させることができませんでした。
後輪だけアオシマのアメリカンSSというタイヤに付け替えるとこんな感じになります。
本格ドラッグレーサーほどではなく、やややんちゃな公道走行可能な車という感じをねらって、アメリカンSSがタイヤハウスに収まるようにトレッド幅を詰め、オフセットを調整してハブとの取り付け方をノーマルと同じ径のダボホゾに改造しました。
シャーシ側はディスクブレーキを追加しただけでいじっていないので、ノーマルタイヤも装着可能です。
ピットマルチ2という剥がせる接着剤で止めてあるだけなので、すぐに交換できます。
ノーマルタイヤではこんな感じ。シャーシを接着する際、かなり前詰めにしたのですが、もう少し前でも良さそうです。
ライターの北澤さんのブログをかなり参考にさせて頂きました。
ファイヤーウォールがボディに当たってシャーシが正しい位置に付かない、とブログに書かれていたので、ボンネットを開かなくしてファイアーウォールを付けなかったのですが、他の箇所も削らないとこれ以上前には付きません。
このキットはホイールとバンパーのメッキ塗装がイマイチ光沢が出ず失敗したと思っていたのですが、画像で拡大してやっと理由がわかりました。
パーツの表面がザラザラです。
メッキパーツのメッキを剥離したとき成型色が白だったせいか気づかなかったのですが、こんなに表面が荒れていたのですね。
国産メーカーならこんなひどい成型はありえませんが、海外のものは確認が必要だと勉強になりました。
サイドマーカーはデカールだったので、ボディの凸モールドをシルバーに塗ってクリアレッドの小片を貼っています。
キットのノーマルホイールは内側がフタ状になっていて抜けていないのですが、貫通させて他のキットの余剰パーツからディスクブレーキを付けました。
アオシマのアメリカンSSのFirestoneのレターは何度も交換して遊んでいるうちに剥がれてきました。
ドアハンドルは板状のモールドでとてもハンドルに見えなかったので、キーホールのモールドと共に削り取ってプラ棒から削り出して交換しました。
削る前に小さい穴を目印に明けておきました。
なので位置は間違っていないはずですが、なんか違うような。
キーホールはデカールの径が1.5mmだったので、それに合わせてアルミ板を抜いたのですが、なんか大きいような気がします。
実車のフロントグリルは個体によってベゼルの中全体が真っ黒だったり、縁のみメッキだったり色々なのですが、こいつはボディを黄色にしたので、もう少し黒が多い方が精悍で良いのではと思いました。
コンデジの露出優先モードで最大のf8まで絞っても奥の方まではピントが合いません。
1月中に今年最初の完成品ができるなんて久しぶりだし、めでたいと思うことにします。
2024年は昭和99年なんですね。
正月早々の大地震で能登地方に大きな被害がでました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様にお見舞い申し上げます。
ヒラマサを釣ったのも9Kgのアラを釣ったのも輪島港の遊漁船でした。
震災前は岸壁からステップを3段上がって舳から乗り込んでいましたが、震災後は岸壁から1m以上も下にロープで降りるほど陸が隆起して海面が下がっているようです。
若船長がインスタグラムで状況を伝えていました。
早く復興して元の活気ある輪島にもどられることを願っています。
昨年末に金沢で呑み歩いていましたが、あの大雪と地震が重なっていれば被害もさらに大きくなっていたでしょうし、自分たちも帰宅困難になっていたと思います。
さて、ブログの更新はサボっていましたが、平日もコツコツと工作の手は動かしていました。
100均の塩ビ板を絞ったフロントウインドウは、接着する直前に傷があることに気づいたので、金沢で買ったばかりの塩ビ板で再度作り直しました。
1mm幅の細切り両面テープで止めてから、UV硬化タイプのアロンアルファの点付で完全固定します。
普通の瞬間接着剤をこんな盛り方したらクリアパーツはすぐに白化してしまいますが、付属のUVライトを数秒照らすだけで即硬化するので曇りません。
エポキシ接着剤よりも低粘度なので流し過ぎないように注意が必要です。私はこんなに盛るつもりではありませんでした。
付属のUVライトの波長は不明です。手持ちのUVライトでも試したところ硬化はしましたが、表面にややべたつきが残る感じでした。
せっかくガラスをヒートプレス品に置き換えても、ボディの窓枠が肉厚なのでツライチにならず奥まってしまい実感的でありません。
窓枠の内側を段落としに加工して、ガラスが嵌まるようにした方が良さそうです。
ガラスが入ったので、ボディとシャーシを合体しエポキシ接着剤でガッチリ接着しました。
外装の小物を作りながら貼る、神経を使うけど楽しい工程です。
キーホールはキットはデカールでの表現だったので、ダイソーで買った糊付の0.3mm厚アルミ板をポンチで抜いた丸い小片を貼りました。
アマゾンで安価な中華製ポンチセットを以前買いました。2mmとか3mmとか以外の中途半端な径が欲しかったので。
その1.5mmの内径をドリルでさらい、外径を研いでシャープにして使います。いい加減な熱処理のナマクラなので追加工できるのが良いところ。
アルミや樹脂を数個抜くだけなら十分です。
ポイントはポンチに嵌まったワークの取り出しです。
裏の穴から突き出すのですが、固く嵌まっているので尖がった物で押すとワークの表面が傷ついてしまいます。
今回は1.2mmのプラ丸棒の先端を磨いて仕上げた棒で突き出しました。
本物のテールライトは、赤いカバーの外周がメッキで縁取られているのですが、キットではボディ側にメッキの表現をします。
ガンダム用のメッキシルバーペンをマスキングして筆塗りしました。
ワイパーはボディにモールド表現されているのを削り取っていたので、随分前に買ったエッチングパーツを使用。
残っていたワイパーは右ハンドル用ばかりで曲げが逆だったので、アームを裏返して使用。
BSの旧車レストア番組でたまたま1969年製カマロをやっていたので観たら、もっと華奢で小さいのが付いていました。
あとはドアハンドルとサイドミラー、ナンバープレートを残すのみ。
来年年明けは1/8までお休みなので、かなり長い連休に突入しました。
何も予定がないのでゆっくりできそうです。
カマロのクリアパーツは全然クリアでなくて乳白色に濁っていました。
我慢できないほど曇ってます。
このキットは購入した当初タイヤが1個も入ってなくて、欠品メーカークレームだったのですが、タイヤを送ってもらった後にこのガラスのNGに気づいたので、2度ももんくを言うのも気が引けてプラ板に替えりゃいいやと軽く考えていたのです。
なのでタミヤのt0.2プラ板で置き換えようと切り出して嵌めてみたのですが、中央部は緩いカーブなので良いのですが、両サイドは曲率が小さく変化しているので細切り両面テープの粘着力では弾力ですぐ浮いてしまい固定できません。
その上、強く押さえていると透明スチロール板はすぐ白化してしまい2枚ボツになりました。
いつもやっている両面テープで固定して、要所要所にエポキシ接着剤点付で止める工法が使えません。
代案として速乾接着剤で止める工法と塩ビ板を絞る工法を試してみることにしました。
まずは絞りから。
傷なら磨けば良いですが、樹脂自体が濁っているのは直らないと思ったので、パーツにパテを詰めてそのまま型に使います。
ストックしてあった100均のカードケースを4等分して8回分の硬質塩ビ板が取れました。
どの程度暖めたら良いのかわかりません。ヒートガンで煽ると数秒でトロっとして、さらに煽ると収縮するのかやや張りがでる感じです。
あとで達人のK君に聞いてみたら、トロっとしてすぐに絞らないと深く絞れないということでした。
フロントウインドウ程度の深さなので、時間が長くても何とかなっただけのようです。
1枚目から形はまあまあできたのですが、表面にブツブツができたり厚さに歪みがあり上手くできず失敗続きです。
6枚目くらいでもしやと思い、型の表面を#800のペーパーに当て木をして擦ってみたら均一にすりガラスになりません。
濁っているだけじゃなくてヒケていて、まるで面が出ていませんでした。
#800で面を出してから、#1500#4000と傷を消してコンパウンドまで掛けてピカピカに磨きました。
そしたら最後の8枚目で満足のいくものが得られました。
もう1案の瞬間接着剤で止める工法用に買ったこれが無駄になりました。
クリアパーツに瞬間接着剤は白化が心配なので、以前K君が褒めていたUV接着剤ボンディックを買おうかと思いネットで検索したらヒットした瞬間接着剤です。光を当ててすぐに固まるので白化しないということでした。
それとサイドマーカーがボディの凸モールドにデカールを貼るという仕様でした。
ドアノブとキー孔は凸モールドを削り落としてパーツを作って塗装後に貼るようにしましたが、サイドマーカーは気づきませんでした。
ボディ塗装も終えているので今更どうしようもなく、凸モールドをシルバーで塗った上に橙と赤のプラ小片を貼ることにします。
材料はストックの色付き古ランナー。パラソルチョコレートの棒が取ってあったはずなんですが見当たりません。
ナンバータグを切り取り、SUSの字消し板をスペーサーにしてヤスって薄板にします。
字消し板は実測t0.11位だったのですが、固定している両面テープが沈むせいかやや厚くなりました。
薄くしたら色まで薄くなってしまったのでコピックの橙と赤で塗りました。色付きのランナー使った意味ねえな。
金沢に行っている間にクリスマスプレゼントが2つ届いていました。
鉄ちゃんから空軍機のカレンダーです。毎年ありがとうございます。
もうひとつは遅れていた1/12CB750Kです。
まずはカマロとアベンジャーを完成させなきゃね。