MC205ベルトロの黄土色はこんな感じにしました。柿色というか、箱絵に近い色調です。
橙黄色とRLM79サンディブラウンを、ほぼ同量にして、かなり黄色にふりました。
イタリア機の迷彩には、ドイツ戦車のダークイエローのようなうす黄色と、ヘーゼルナッツブラウンという茶色の2種類があったようで、ヘーゼルの方の近似色がRLM79ということのようです。
私の場合、それが頭の中でごっちゃになっているのでしょう。昔の小池さんのカレンダーのマッキの色(ヘーゼルじゃない方)の印象が強くてね。
ピーマン緑は、クレオスのドイツ戦車色セット水性のオリーブグリーンビン生です。
原寸大に拡大コピーした塗装図を傍らに置き、1個1個形と位置を確かめながら、リターダーで薄めて手描きしました。
ところが、この塗装図がかなりいい加減で、平面図と側面図の模様がつながりません。
途中で気づいたので、後半はアドリブの辻褄合わせの連続で冷や汗ものでした。
まあバランス的にはこんなもんでまあまあかな、と思ってます。
久々の大面積筆塗りでしたが、水性アクリルは隠ぺい力も発色も優秀で、下地の油性が溶け出さないので安心して作業できました。
リターダーがなかった頃は扱いにくい印象しかなかったですがね。
薄めに全部を一気に描き、乾燥後、修正上描きの2回目で発色は十分。これ以上ネチネチやると太くなる一方なのでOKとしました。
エアブラシでなぞってぼかす予定でしたが、手描きのいかにも筆で描きました感がいい味だと思ったので、今回はそれを活かします。
ただ地色の黄土色と緑の段差が
あるので、均す必要がありそうです。
スピナーを白で塗るついでに胴の帯も塗装。白にスカイを20%でもこんなに白い。
グロスのクリアを厚めに吹いて、段差消しとデカールに備えます。
どうも7~8年寝かしてあったようですが、マスキングテープはまったく問題ありませんでした。
一方、劣化していたのはマスキングゾルで、ガリガリに貼り付いており除去するのにひと苦労でした。樹脂の柔軟性を保つ可塑剤が気化してしまい、固まったものと想像します。通常はマスキングして放っておいても1ヶ月以内でしょうからね。
ゴールが見えてきました。
P51は竣工写真がまだですが、出しておくと壊すので展示予定の場所へ格納。
名付けて「連合軍水冷機の小部屋」。
アリソン&マーリンつながりとも呼べるかな。
飛行姿勢の作品を混ぜると、上下方向のスペースも有効に使えて、詰め込めます。
ゼロ戦ハヤトの時代から、敵機は鼻が尖がって鮫口のやつ、と刷り込まれており、自分的にはその筆頭がP40です。
このP40は確かアカデミー。後期の型よりも、ずんぐりの初期型の方が好きなのでチョイス。
実機をよく知らないので、こだわらず素組みしたらストレス無くあっという間にできた覚えが。
次の課題キットを仕掛品から発掘しました。
マッキMC205。ハセガワ1/48です。
第2次大戦最良の戦闘機と言われるムスタングのあとだけど、頑張れベルトロ。
仕掛品活用がすぐ完成するのに味をしめましてね。
下面色と迷彩1色目が塗装済。既に士の字直前。
工程末期のマッキです。
確か、キット指定のRML79サンドイエローが、なんかイメージと違うと思いつつも塗ってみたらやっぱおかしい。
それで投げ出したはず。
個人的な感想ですが、最近のMrカラーの茶系は、マホガニーもダークアースも、ピンク掛かったような、赤白濁りしているように感じて好きな色調ではありません。
マホガニーなんてレベルカラー時代のを大事に使ってるくらいです。これはすっきりとした、深みのある良いこげ茶色です。
このサンドイエローも同じく変な色なので、テキトーに好みの黄土色を作って、オーバースプレーすることから始めます。
迷彩の2色目は緑でピーマン輪切り迷彩です。
どうしましょうピーマン。子供にはピーマン残すな!と言ってるけど残しそう・・・
筆で下書きして0.2mmのブラシでぼかすか。水性でやればやり直せるし。隠ぺい力強いし。
シアン中。
1ヶ月ぶりの本業でした。
先週は、趣味の資金調達のための会社を、風邪で半分も休んじゃいました。
「風邪が完全に治ってないのに、釣りなんか止めといたほうがいいんじゃないの?また月曜日休むんじゃないの」と、家人の暖かい声援を受けながらの釣行です。
敦賀のいつもの船です。
予想よりも天候が良く、気温も上昇したので、最初のポイントに移動する間にえびす様に大漁祈願。極楽気分です。
例年のこの時期は玄達瀬遠征なのですが、今年は仲間9名中、玄達参加は6名。
私も入れて3名は、青物・大物より、五目ジギングというか、おかず漁師というか、根魚や鯛などの方が良いのでこちらにしました。
最初のポイントは、まずはハマチで確実にお土産確保、という船長の計算でしょう。
所々小さなナブラができてたので、水面に浮くトップウォータープラグを投げたら、すぐにバシャっと出てハマチゲット。魚のバイトする瞬間が見えるので、ドライフライのようでエキサイティング。
前回あんなに大量に捨てたハマチだけど、1尾目なので取り敢えずキープ。
これが釣りを始めて30分過ぎの出来事。早々にBOSE回避してひと安心。
しかしあとが続かない。
ハマチが沢山いて、この食い気なら、ひと流しで船内10名全員ゲット、というのが珍しくないけど、そのポイントで私以外は1尾のみ。
私もトップウォーターからジギングに切り替えたら、まったく当たりなし。
その後は、16時まで7時間、船長は色々なポイントを巡ってくれますが、単発でポツポツと、レンコダイ、クロソイ、キジハタ、シーバスと釣れるものの時合らしい時合がない。
私もジグ以外に、インチク、ワームなど手当たり次第に試してみましたが、最初のハマチ以外は外道の巨エソのみ。
当たり自体がありません。
ハマチ写真のバックの海を見ればわかるようにベタ凪で、潮が効いてる感がなく、魚全体の活性が低い感じ。ハマチのナブラはベイトがジグとはあわない何かだったのでしょう。
残念な本業の結果でした。
夏の風邪をナメちゃいけませんな。月水と会社を休み、今日木曜日は出勤したものの、耐え切れずに午後半休にしました。今日明日で直さないと週末の予定に影響しますので。
鼻にティッシュを突っ込んでこれを書いてます。歳のせいか免疫力とか落ちてんのね。きっと。
P51のキットには4種の機体が再現できるようにデカールが用意されてました。私は単に見た目だけでこのCパターンにしました。
付属のデカールは少々硬いものの、印刷の精度がものすごく良く(片隅にカルトグラフ製と書いてありました)キャノピーに貼ったパイロット名のキャプテンイエガーが読めます。
まずキャプテンを調べてみました。
日本の階級は、将佐尉曹兵に大中小や1等2等と付けるだけのシンプルな成り立ちですが、海外の場合は古くからの経緯で、役職(師団長とか中隊長とか)と階級名がごっちゃになって成立してるそうです。
なので、海軍でキャプテンといえば艦長(大型艦のね)ですよね、海軍でキャプテンの階級は大佐です。
イエガーさんの陸軍航空隊でキャプテンは飛行隊長クラスなんでしょうか、大尉なんです。
剣道部でキャプテンといえば大将ですけどね。
で、家賀大尉ですが、調べると超有名人で、戦後も軍人を続け、初めて音速を超えた人物と歴史に刻まれた人なんですって。
その音速を超えた時の機体にもこのP51と同じく、愛妻のニックネームのグラマラスグレンって書いてるんです。
テキトーに選んだのに、こんなに有名人じゃでたらめな改造もできんね。
スケールモデルって地雷だらけ!
で、うちの家賀大尉ですが、ネットで1/6のお人形(GIジョーみたいなね。バド君っていいます。この人も有名人みたいね)の写真を見つけ、印刷して服装のお手本(後ろの写真ね)にして塗りました。
2.7倍の拡大鏡と¥1000以上する勝負面相筆とを使いじっくりと丁寧に塗って、今までのお人形さんではベストのでき(本人比)。
まあまあかな、もう、やればできる子なんだから、と思ってました。
しかし、さっき早退してから、早速マクロレンズで写してみると、右目パンダじゃん。
革ジャンのハイライトとシャドーもちぐはぐだし。
拡大鏡でも気づかなかったなあ。修正するか。
昔はキレるやつといえば、頭の回転の良い優秀な人物を指しましたが、今や忍耐力の無いちょっと精神的にアレな方を指すんですからね、言葉も変化するんですね。
まあ「ヤバイ」をVeryGoodという意味で使うのには、もっと馴染めませんがね。
切れると言えば、ナイフでしょ。
以前は折る刃系カッターを主に使用してましたが、最近はデザインナイフ系の使用頻度が増してます。
なんと先週、Kくんにお誕生日プレゼントを頂いちゃいました。
右端から6本目までが、頂いた職人入魂のナイフです。
左から3本目の黄色いやつがオリジナルで売っているオル社の樹脂製のものですが、それを忠実に金属化。
アルミ丸棒から旋盤で削り出し、梨地カラーアルマイトで仕上げたものです。プロの仕事です。
オリジナルに比べて、ローレットのネジがキチッと締まる。軸部のタワミが無く剛性感がある。それに適度な重さがあいまってまったく使用感が違います。
一旦使い始めたら、こればっかりになってしまいました。
刃の種類よりもホルダーの方が既に多いです。本来はコレクターズアイテムとして、使わずに大事にしまっとくもんなのかな。 世界に何本も無い貴重品ですから。
P51はほとんど素組みでほぼ完成。
機銃のパイプ化と、脚の緩衝器のメタルック貼り、翼端灯の透明化(貼り合わせが下手で元のモールド使えず)、照準器ガラスの薄々プラ板化の4点のみ。
自然光で撮影実験。色は自然だけどコントラスト強ええ。
ほぼ完成というのは、キャノピーのバックミラーと主翼下の着陸ライトが見当たらないんです。
塗ったのは覚えてるんだけど。パチンと飛ばした覚えもないし。
子供には机の上を片付けろ、というくせにパパの机はもっとすごいので出てきません。
捜すのをやめたとき、見つかることもよくある話、と井上君が言うので、パイロットでも養成しながら出てくるのを待ちましょう。別に無くても、どうでもいい部品だから凹まないけどね。
着陸ライトが脚庫に付いてないとムスタングとは認めない!って人いたら手を挙げて。ほらあ、4人位しかいないじゃん。いらんイランイラク。
しかし、かっこいいなあP51。大スターのオーラにはかなわないな。