3/23から2泊3日で仙台にお仕事(取引先震災お見舞い)で行ってきました。
鉄道が不通なので車で、新潟胎内から小国、山形経由で宮城に入る、我が家がよく使う夏休みの東北旅行ルートの応用で行きました。
東北道も当時不通で、R4号北上はもっと障害が多いと考えたからです。新潟まではガソリンをはじめ物資は豊富でスタンド、コンビニ両方問題(制限)なし。普通の日本の日常なので油断しました。山形県境を越え長井のコンビニで唖然。棚はスカスカおにぎりもありません。ガソリンスタンドも大行列です。夕方に山形市に着き翌日の仙台訪問の基地としました。しかしホテルなのにお湯が出ません。翌日仙台に向かうとさらに物不足は悪化。ガソリン状況はTVで見て知ってはいても、全然動かない数Kmつづく給油待ちの車列を目の当たりにすると、気の毒でなりません。あの人たちの邪魔をしないで済んだだけでもプリウス作戦成功です。コンビニは開いてるところが1軒もありません。スーパーでさえ駐車場で青空営業に行列です。
想像したよりも取引先の被害は少なく、打ち合わせは短時間に済みました。今回の震災では、よほど地盤の脆弱なところでない限り、津波の被害さえなければ直接的なひどい目に逢わないで済んだようです。その後の物資窮乏は別ですが。
喜ばれたお土産は煙草でした。いまだに宮城の外れの方では1人1箱限定で売られているようです。生活必需品が優先で嗜好品は遅れるんでしょうね。
帰りは山形でなく新潟村上に1泊しました。山形の夜行った飲み屋は乾物しかないのに対し村上の飲み屋は別世界、最高でした。また行きたい良い店を開拓して大収穫です。
なんか現実のような夢の中の出来事のような。日常と非日常とがごちゃ混ぜで平衡感覚が狂うような経験でした。一面焼け野原であれば実感できるのでしょうが、見た目はそれほどの被害に見えないのに、ついこの間までのあたりまえがあたりまえでないという状況は変な感覚でした。
津波にあわなかった地区でこんなですから、海岸地帯の状況は言葉に言い尽くせないほど別格なのでしょう。