やっと出勤時の気温がマイナスでなくなり、車の暖気をしないでも出られるようになりました。
釣り船予約のお誘いなどもあって、アウトドアに気が向いて落ち着かなくなってきました。
しかし、久々に作業机に向かいプラモデルを作り始めると、これがまた楽しい。
釣り糸には滑りを向上させるために、シリコンのコーティング剤が吹いてあるので、釣り道具をいじった後はよーく手を洗ってからじゃないとプラモデルは触れません。
なので同じ部屋に置いてあっても、プラモの接着剤が乾く間にリールのライン交換とかはできないんですよ。
いちいち洗面所に降りて行って、石鹸で手を洗うのが面倒なんです。
RAF SE5Aは木部の塗装で止まってました。
まずは実物観察。
これは博物館のSE5Aの翼間支柱です。
戦車の車載工具、スコップの柄などと同じように広葉樹の棒のようで、木の肌だなと分かる目=流れはありますが、イメージよりも木目ははっきりしていません。
木材を積層接着してあるとか、年輪を横断するようにカットするような使い方をしなければ、スギの板材のような木目は見えないのかもしれません。
棒のまま使うと木目が無くても、下のプロペラのように彫り込めば木目が出てくるようです。
それとも木材の種類が違うのかも。これは積層のようにも見えないので。
ということで、プロペラは木目を描いて、支柱はニスのムラで誤魔化すことにします。
使うのは模型用文具のこの方々。木目を描くために買い込んだ、すべて茶系のラインナップです。
画材屋と結託したんだろうなと推察するのですが、一時期スケビの記事で盛んにコピックというアルコール系のフェルトペンを使っていました。
釣られて買ったのですが、模型用の塗料を溶かすので使いにくいのです。
Mrカラー→水性→エナメルという、安心の塗り重ねをぶち壊しにしてしまうので。
今では赤と青を翼端灯に使うくらいです。クリア系なので。
一番下は舶来のドイツ製色鉛筆。これも模型誌に釣られたもの。
描いた後に水を塗ると水彩画になるという代物です。
つまり全部釣られて買ったものの、お蔵入りしていたやつらが逆襲を始めようというわけです。
ベージュのベース色にエロ鉛筆やコピックで描いて、クリア塗料でオーバーコートします。
この間、ガイアのクリアブラウンがツイッタで話題になっていましたが、溶剤系なのでこういう使い方には向かない。
クリアオレンジでは薄すぎると感じたので、クリアレッドとスモーク(クリアブラックと考えて明度を落とす)を足して、いかにも濃いニス色というお約束の記号的な色に調色しました。
プロペラがピンボケですが、クリアを吹いたら、木目はエロ鉛筆の線のみ残ってコピックの線は溶けて消えました。
支柱両端の金属カバーもセミグロスブラックで筆塗り。
操縦策のプーリー点検三角窓を、一番目立たない主翼下面で試作。
四角や丸に比べて三角窓は、切り出しとサイズ調整が難しいです。
小さくし過ぎで、沈んじゃいました。
透明プラ板を水性クリアではめ込み接着したけど、目立ちませんなあ。
ここのプーリーは省略したけど、他は表現してみようかな。
下の子の受験も終わり合格発表はまだですが、クラスの仲間が集まって子供たちだけで食事会をするというので、夫婦だけで晩ご飯。
送り迎えは嫁の担当に決まって、運転手はできたので、土曜の晩は久々に外食にしました。
焼肉屋でデートしているカップルはできている、という定説があるそうです。
その通りです。
家が山の中にあって、歩いて行ける店はコンビニすらないので、外食は必ず車で出掛けることになります。
そのため、どちらかが呑めないことになってケンカになるので、夕飯の外食は旅行に行ったときだけのお楽しみでした。
前回の焼肉屋デートは、まだ長女がおなかにいた20年ほど前まで遡ります。
妊婦が発作的に、あれが食べたいと訴えることがありますが、その時は焼肉だったので、アルコール禁止の妊婦が自動的に運転手で即決でした。
信州流のお店だったので、生ラムロースを2人前。
他にタン塩、牛ロース、白菜キムチを各一人前。
2人でちょうど半分こにして、たったこれだけ。
パパは生ビール中ジョッキ2杯。赤ワイン1杯。
¥6000弱。もう量は食えません。歳ですから。
久々においしかった。
良い肉を買ってきても、家でやるより焼肉屋の方が旨く感じるのは、ロースターのせいかタレのせいか。
これからこういうふたりご飯が増えていくんでしょうね。
食い物の好みだけは相性がいいので良かった。
桜の開花が今年は早いということです。
そう言われてみれば今冬は、寒波が来たと言ってもそれほど長くは続かず、雪もこの地方では5cm程度しか降らなかったので、比較的過ごしやすかった気がします。
良く釣りに行く福井の方では数年来の大雪ということでしたが、地域差もあったんですね。
さすがにこの先もう雪は降らないので、土曜日に2台のタイヤを冬用から交換しました。
さっきgooさんが、昨年は3/15に交換したと教えてくれました。ほぼ同じ。
2台も替えると、長男に手伝わせたとはいえ体力的にかなり堪えましたわ。
数年前まで何でもなかったのに、急激に歳をとったようです。運動不足もあるな。
この分だと、ジギングのような激しい釣りはあと数年しかできないのかも、と思うと悲しい。
そう言えば今冬は風邪もひきませんでした。マスクして気をつけていれば、感染力の低い風邪程度なら、ひかないってことなんでしょうね。
つまり、今まで50年以上もの間、いかに他人のツバを飲んで生きてきたのか、ということ。感染るってことはそういうことだとわかりました。
コロナが去っても、飲食店員はマスク必須というルールになって欲しいです。感染防止だけじゃなくてね。
デカい声で、「いらっしゃいませー」って叫ぶラーメン屋にはもう行きたくない。
タイヤ交換で疲れたのか、週末は土日共にダラダラ過ごしました。
買い出しに行ってアマモを買ったので、それを読んでゴロゴロしてました。
在庫に88mm砲とM3戦車があります。
うちのは両方ともタミヤですが、その両方のタミヤ以外の作例が載っているので、じっくり観察です。
まだパラパラとしか見てませんが、ロンメルのハーフトラックの作例が勉強になりました。
スポンジチッピングだと思うのですが、塗装剥がれの粒がかなり細かく繊細でした。
自分がやるともう少し雑です。
アップでみてもオーバースケールじゃない。
こういう読み方ができるのも、カッコいい雰囲気重視の画像が多いスケビではなく、どアップの順光の画像が多いアマモならではかも。
ロンメルが88mmで戦車を撃退したっていうのは史実でしょうが、戦車を対空砲弾や榴弾では仕留められないので、対戦車用の徹甲弾がちゃんと用意されていた。彼のとっさのアイデアってわけではないんですね。
名前はFLAKでも、PAKでもある野戦両用砲っていうんでしょうか。
このキットは砂漠仕様じゃないですが。
翼と胴体と主脚などのグループ毎に並行して製作しつつ、同じ色はなるべくまとめて塗装するなど、工程順をイメージしながら進めます。
そうすると、士の字に合体させた日のように、家の上棟式に匹敵するような派手なイベントの日もありますが、どうしても小さなパーツばっかりを処理する地味な日というのができてしまいます。
今週の土曜日がそれでございました。
蛇の目の手描き修正をシラフの月曜日に済ませ、水曜日の帰宅直後「先にお風呂ですか?お食事になさいます?」と妻に問われ、「いやクリア吹きが先だ」と答え2階に駆け上がりました。
塗膜厚を稼ぐために、普通のクリアをデカールの外周を狙って部分的にドバっと吹きました。
デカール軟化剤が効かないくらい強情な東欧の厚デカールなので、砂吹きしなくてもびくともしません。
ドライブースにぶち込んで風呂に入り、ディナーは全員の入浴後なので、風呂上りにスムースクリアを吹いてつや消しに戻しました。
この晩は盛大に吞めました。
さて土曜日。
上の主翼を接着するのが、もっとも重要で困難な工程だと想定しています。
また2枚とも翼を付けてしまうと、細々した部品を付けづらく、先に付けてしまうとリギングの時に触れて取れそうです。
まず、風防の目の前にある望遠鏡(?)です。
キット(左)は乱暴で合理的な表現なので、実物のように脚部は真鍮線に替えて、鏡筒は1mmのプラ丸棒。
両端には1mmX1.2mmの高級薄肉真鍮パイプ(100mmで¥300)を嵌めました。
まさにキセル。入口と出口にはカネを使ってる、ってやつね。
全体を黒く塗ってから、金属部だけシンナーで拭けば、ほらカワイイ!
リギングが終わってから付けるの。
艶消しクリアを吹いたら、胴体と下翼の付け根付近は吹き返しで荒れました。
翼端方向から吹かずに、前後方向に吹けば軽減されるので、緑の時はそうしましたが、クリアは無神経に吹いたから少々白化しました。
この画像ですと今日の作業は、ヘッドレストとコクピット周囲の皮のレッドブラウン塗り、胴体先端のラジエーターを黒で塗ってフラットアルミでドライブラシ。
胴体には軽く、タミヤエナメルの黒と茶の墨入れ塗料を流しました。
縫い目部が目立つのはそのせい。
まだ付けいていないエンジン(シリンダーヘッド)、の接着部にそのままでは隙間があって、向こうが透けて見えるのでプラ板で塞いで黒く塗りました。
車輪とかプロペラとか。
プロペラや支柱の木部はタンをベースに塗って、茶色っぽい色で木目を描いて、クリアオレンジでニスっぽく塗る予定。
タイヤは黒ではなく濃いグレイだそうです。
天然ゴムに加硫して工業材料に用いる発見は明治時代に広まりましたが、カーボンブラックを添加してゴムを強化する技術の発明は1912年なので、WW1の頃だとそれほど普及してなかったのかもしれませんね。
だからタイヤがタイヤブラックでは塗れない。
タイヤが黒いのはカーボンを加えてるからなんだね。カルボナーラ。
木部はまずタンで塗っておいて、木目を大げさに描くか、どうしましょ。
先月で塾は終わったはずなのに、塾で自主勉するだと!
タワケめ!今更ジタバタしても遅いわ。みんな夏休みから真剣にやっとるんじゃ・・・。
なんてことは、思っても口にできず、月曜日からまさかのノンアルビール。
お陰で、デカールのリカバリーをやれました。
やったというだけですが。
まずは実物の確認をしました。
prtscnで取り込んで、CADに貼って採寸。
白縁外周の直径は、青の直径の105%でした。
マスキングテープをサークルカッターでカット。
青のまわりに0.8mmほど白縁が描けるように貼ります。
胴体のラウンデルにも白縁を描きます。
前方のマークは、もともとZの文字でしたが、機体を持つときに指に持っていかれました。
これも修正します。
たぶんファレフォとかシタデルのようなフィギュアを塗る塗料が、こういう場面では使い易いんでしょうな。
国産のは濃いと伸びが悪いし、薄めると隠ぺい力がないし、水性アクリルを使いこなすにはもう少し時間が掛かりそうです。
エナメルの方が上手く書ける気がしますが、この後の工程を考えると使えません。
こんなもんで許したるわ。エーン(号泣)
良く透けるデカールだったので、主翼のZも蛇の目の白丸も白縁塗った残りで塗りつぶしてやりました。
はみ出しはカーキグリーンで修正。
ガタガタなのも、拡大して見なきゃわかんないな。
この時代の実物だって手書きで、よれてたんじゃないだろうか。リアルってことよ。
作業スペースが25cm角くらいしかないな。
呑まなきゃ、作業もできて記事もアップできる。
さて次の10年。吞んで作らない人生を生きるのか、呑まずに作る人生にするのか。
真剣に考えるべきだろうか。