視力が合わなくなったから、眼鏡を作りたいだの、
腫れがひかないから、病院連れてけだの、
土曜日は運転手兼お財布担当で午前中が消えた。
巡潜乙型は、学研本がほぼ唯一の参考書となっている。
図面や実物写真も役に立つが、
このシリーズに必ず掲載されている、
大縮尺のフルスクラッチの模型が一番参考になる。
当時の写真は、はっきりしないうえに、
防諜上の都合で修正などがあるので、ほとんど参考にならない。
この潜水艦の号では、1/100木造フルスク作品と、
今作っているのと同じ、ニチモのイ-19キットを使った
作品が掲載されている。
このイ-19が結構手が入ってて、上手いんです。
到底そのレベルまでは届かないが、
簡単にできるそうなところは真似させてもらっている。
それが、例えばこことか。
この小さなマスト。
キットではL字の浮きモールドがあるだけの表現。
しかし、ここは後部マストからの架線を受ける箇所なので、
立体になっていないと、艦橋の外板に直かに線をつけなきゃなんない。
0.3mmの真鍮線を半田付け。
こういう3脚を作るときに、3本を半田付けする技術は無いので、
V+Iで作る。
すでに木甲板色を塗った床を、艦橋に組み込む前に
外板を塗ることになった。
さて、何色を塗ろうか。
クレオスの軍艦色(2)は深みがあって結構好きな色なのだが、
模型映えや、あとのウエザリングを考慮すると、
少々暗すぎるように思う。
模型の色は実物の色よりも、明るめが好きなこともある。
一般的にグレーの塗料は、攪拌する前にビンの底を見ると、
白と黒以外の色が混ぜてあるのを確認できる。
しかし、海軍の決めた軍艦色というのは、
白と黒を3:1で混ぜた灰色にしなさいという、
無彩色だけのシンプルなものだったらしい。
さらにネットで検索してみると、
横須賀と呉が同じような明度で、マンセル5近似。
佐世保が一番濃くてマンセル4、
舞鶴が一番明るくマンセル5.5近似と書かれているサイトもあった。
色については、かなり出鱈目でも良いっぽいので、
軍艦色(2)に白をドボドボ入れて、N6くらいの感じにした。
駆逐艦を塗るために、クレオスの特色、舞鶴工廠色を
持ってたので、比べてみた。
前述のマンセル5.5よりも明るく、
自分の調色したN6近似よりも、さらに明るく見える。
舞鶴は明るい灰色、というのを誇張表現してるのかな。