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2007-10-10 | 心の体験的日記
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うっかり開けて、コリャなんだーとなる
したがって、たまにあるコメントは、大体削除しているので、
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写真 近隣の垣根のかざり

目撃証言

2007-10-10 | 認知心理学
事件から1年が経過し、新たな目撃情報を得るのは難しくなりつつある。

 それでも、「毎月1日に警察が来る。提供できる話がなくて申し訳ない」とこぼす住民がいるほどに、捜査本部は通学路周辺を重視する。

 記憶のメカニズムに詳しい東京成徳大の海保博之教授(認知心理学)は、「繰り返し聞くのは、記憶の活性化に有効だ。芋づる式に思い出すこともある」と、捜査本部の粘りを評価する。

 ただ、大人は知識に結びつけて物事を記憶するため、多くの量を長く記憶できる反面、自分の知識で“着色”したり、時間がたつと断片情報をつないだストーリーをつくったりする危険がある。一方、子供は、見たままを話す可能性が高いが、大人の期待に応えようとする本能があり、「変な車を見なかったかと聞けば、それに沿った答えしか話さなくなる」という。

(読売新聞、取材より)

写真 犯行とは無関係。私の車です

失敗文化

2007-10-10 | ヒューマンエラー
頭を柔らかくする(4)
失敗文化 失敗しながら生き生き生きる

■頭を柔らかくするポイント
1)失敗から学ぶ姿勢が大事
2)失敗しながら創造的に生きる
3)失敗を憎んで、失敗した人を憎まず
***
●失敗博物館  
インターネットのサイトに「sippai.com」というのがある。そこの記事の一つに、商品開発の失敗例をデータベースとして蓄積している「new product showcase & learning center」(ニューヨーク州)が紹介されている。六万五千ケースもの失敗商品が陳列されているらしい。たとえば、ニンニク入りシャンプーとか、成人用のベビーフードとか、トースターで焼ける卵とか、カフェイン含有量の多いコーラなどなど。  
さらに、同じサイトからの情報によると、科学技術庁(現文部科学省)のHPには、「失敗知識の活用研究会」の設置が公示されている。失敗学の構築をめざすという。  
いずれも、過去の失敗から学ぼうという意欲の現れである。

●がんばりも怠けも失敗を生む  「失敗したら責任は自分がとるから頑張れ」は、部下への励ましの常套句である。これには、能力一杯頑張れば失敗する可能性があることが含意されている。失敗の創造的な側面である。  
ところが、失敗は、怠けたため起こる可能性も同じくらいあるので、実際に失敗したときの評価が、励ましとは裏腹に、割れてしまうことがある。つまり、本当は頑張ったために起こった失敗なのに、怠けによる失敗と評価されて批判・叱責されてしまうことがある。もちろん、この逆もある。  
このあたりの評価は、世の中や組織の失敗文化、つまり、どんな失敗をどのようにみているかにかかっている。

●失敗を糧に生き生き生きる  
日本社会は一般に失敗に厳しい文化がある。これが品質管理や安全管理のようなところではプラスに機能する。  
しかし、商品開発やイベント企画などでは、これがしばしばネガティブに働く。「成人用ベビーフード」の類の発想は強く抑制されてしまう。自由闊達な発想をしなくなる(できなくなる)。  
これは、失敗がもたらす損失よりももっと大きな損失となってやがては返ってくる。  
失敗に強い文化(雰囲気)を作ることが大事になる。  
そのためには、リスク管理をきちんとしておく。つまり、失敗しても大丈夫なような仕掛けを作っておく。そうしないとどうしても、リスク回避志向になってしまうからである。  
さらに、失敗の当事者には寛容に、失敗そのものには厳しく対処する。「罪を憎んで人を憎まず」と同じである。  最後に、失敗にかかわる情報の共有である。失敗は隠すものではなく、お互いに共有することではじめて、世の中や組織にとっての資産価値のあるものになる。 ***本文61行

****************************
■クイズ「失敗は世の常、人の常」 次の指示に従って課題をよってみると、失敗が体験できる。
「実行エラー」 「お」という文字を出来るだけ速くたくさん書いてみる。
「想起失敗」 次の名称を思い出してみる。 ・小林よしのりによる宣言の名称 ・超整理法の著者のフルネーム ・長野県知事・田中康夫氏の小説に由来す る「---族」の名称
「思考エラー」 1日で倍に増える雑草がある。5週間で庭の半分を埋め尽くしてしまった。庭全体が埋め尽くされるまであとどれだけかかるか。

------ 説明  「実行エラー」では、ついうっかり「あ」や「す」を書いてしまったはずである。書字スリップという現象で、東北大学・仁平義明教授が見つけたものである。「できるだけ速く」という指示が注意の管理をおろそかにさせて、その隙をねらうかのように、似た文字を書いてしまう。  「想起失敗」では、まったく知らないために思い出せないケース、知っているのだが(既知感)今は思い出せないケース、一部分あるいは類似したものは思い出せるケース(喉まで出かかった現象)がある。 なお、解答は、ゴーマニズム、野口悠紀雄、なんとなくクリスタル族であるが、喉まで出かかった現象が体験できたであろうか。既知感があっても部分的にしか思い出せないのがくやしい。加齢とともに増える現象の一つである。  「思考エラー」では、10週間とか、あるいは指数関数あたりを持ち出してうんうんうなってという人もいたかもしれないが、正解は、あと1日である。線型(比例)思考をするほうが楽なためか、どうしてもその枠で考えてしまう。 *************************
■「あなたの失敗についてのイメージを測る」 失敗と聞いたとき、あなたが頭の中に浮かぶイメージを、次の形容詞のそれぞれについて、判定してみてほしい。図中の結果は、世間一般が抱くイメージを想定したものである。 形容詞対 SD尺度 ----- 説明  これはSD(Semantic Differencial)法と呼ばれている、イメージ計測の手法である。  大きく3つのカテゴリー「評価」「潜勢力」「活動性」に分けて計測する。  あなたの判定結果がどれほど、世間一般から離れたものになっているかが、新たな評価文化の創造にはポイントになる。 **************************
■誤りに強い人、弱い人 図は、「他人や自分の失敗にどれくらい厳しいか」と「失敗しやすいかどうか」とを組合わせて、人の類型化をしてみたものである。あなたはどの型であろうか。 失敗に関するタイプ分け ----- 説明  各象限の名称は、上がポジティブ、下がネガティブになっている。  この類型で言うなら、日本社会では、第2象限の「丁寧型」が好まれる。あらたな失敗文化を創造するというときは、これを「創造型」へと変えていく方向を想定している。ちなみに、アメリカ社会では「創造型」が好まれる。  社会全体、組織全体としては、第1象限の「てきぱき型」も第3象限の「じっくり型」も、一定の割合で存在することが必須である。ただし、多すぎると創造的な活動には阻害要因となる。一番危険なのは、いずれか一つの型だけの人になってしまうことである。

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