心の風景 認知的体験

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本を捨てる

2007-10-12 | 心の体験的日記
これまでも折にふれて捨ててきた
大きな本では、世界文学全集、日本文学全集、大江健三郎全集などは、
引っ越しを機会に捨てた
今は、捨てる前に風呂読書してから捨てるもの
ほかの本を探していて、こんな本、いらないというもの
など。
そうかというと、あれほど探していた本が、こんなところに
という本もあるからおかしい。

写真 自分の本も、そろそろ捨てようかなー
とは思っていない!!
縦型本棚に積んである

参照支援

2007-10-12 | わかりやすい表現
第3 参照支援

 マニュアルは、チュ−トリアル(導入用)以外は、最初から最後まで通して読まれることは想定していない。必要なときに必要な情報が得るために使われる。これを支援するのが、参照支援である。
 参照支援のための趣向については、マニュアルに限らず、文書一般でさまざまな工夫がなされているので、それらをそのまま使うことになる。たとえば、目次、索引、フッター/ヘッダー、扉、爪である。
 しかし、初心者用のマニュアルで参照を支援するには、さらに次のような指針に従う必要がある。
●指針3「目次で使う用語は、ユーザの意図、知識に配慮したものにする」
 ユーザの不満調査をすると、「目次から情報を探せない」がトップになる。その最も大きな理由としては、目次が馴染みのない用語で表示されているため、ユーザのしたいと思っている意図と照合しにくいことが挙げられる。「書き出し位置をそろえたい」という意図と、「タブ設定」とが対応していることがわからないのである。
例2は、目次の表示を、日常言葉とダブルにすることで、この点の解決をはかろうとしたものである。

例2 日常用語と専門用語とをダブルで表示した目次 別添

●指針4「マニュアルの構成をユーザのタスク志向にする」
 マニュアルの構成は、ともすると、機械/システムの説明になりがちである。しかし、ユーザは、それを道具として使ってタスク(仕事)をしたいのである。マニュアルはユーザが仕事をするのを助けるように構成されていなければならない。そうでないと、一つの仕事をするために、あちこちを参照し回らなければならない。そこで、ユーザのタスク(仕事)を志向した内容構成をすることになる。
 たとえば、小さいところでは、「F1キーを押すと電源がつく」ではなく、「電源を入れたい時には、F1キーを押す」とするのが、タスク志向の表現である。マニュアル全体の構成で言うなら、目次が「電源、各種の機能、出力仕様」のような表現で作られているのは機械/システム志向、「文字を表示させる」「印刷する」などの表現で作られているのがタスク志向ということになる。
 


写真 ロックシティにあった駄菓子屋さん
なつかしいねー

2007-10-12 | 認知心理学

究極の発想法を使う

******* ポイント
1)強い問題意識と解決への意欲を持つ
2)新鮮な体験をする
3)知的好奇心を絶やさない
************************

●勘は身につけることができるか  勘の良し悪しは天性による部分が大きいようには思う。しかし、「勘を磨く」という言い方もあるのだから、それなりの努力をすれば、勘も身につけることができるはずである。  さらに、「勘が冴(さ)える」とも言うのだから、持ち前の勘をうまく発揮できる状況とそうでない状況もあるように思う。勘を冴えさせる状況作りもありそうだ。まず、こちらのほうから考えてみる。

●勘を冴えさせる  勝負好きの人なら誰もが勝負勘なるものがあることを実感しているはずである。勝ちにつながる手がふっと浮かんでくるあの感触である。  その状況を分析してみると、3つの特徴が浮かんでくる。  一つは、強烈な目的意識と問題意識である。勝ちたい、そのためには状況の何が問題なのかを明確に意識している。  2つは、集中である。そのことにだけ心のすべてを集中している。  3つは、したがって、活発かつ焦点を絞った情報収集と情報処理が頭の中で起こっている。  勝負の時に限らず、こうした状況に自分を追い込むことが、持ち前の勘を発揮させることにつながるはずである。このあたりの感触をつかんでいただきたいと思い、クイズ1を用意してみた。暇と挑戦心のある方は是非。

●勘を磨く  では、どうしたら、勘は磨けるのであろうか。  勝負やパズルでは、解くべき問題がはっきりしている。しかし、日常の仕事では実はここが問題なのである。解くべき問題が何かがわからないのである。そもそも問題が存在することの意識さえないことがある。こんな日常では勘を磨く機会はまったくない。  日常から離れて新鮮な体験をすると、視界が広くなって、いつもの仕事についても、おもしろい問題意識が生まれてくるかもしれない。  あなたの体験の新鮮さをチェックするために、右頁に「感度の自己チェックリスト」を挙げてみた。こんなところから自分を変えてみるもの、間接的ではあるが、勘を磨くことになるはずである。  問題意識が強ければ強いほど、見るもの聞くことすべてが勘を触発してくれる。ヒントが外から内(頭)から押し寄せてくるような感じになればしめたものである。  情報化社会では情報はあふれかえっている。しかし、それは逆に、肝心の情報を隠してしまうノイズが多いことでもある。そこから今の自分の問題を解決する情報を拾い上げるには、漫然と情報とつきあっていてもだめである。強烈な問題意識と、新鮮な体験を求める知的好奇心が必須である。  

******本文60行
******クイズ1「勘の冴えを体験する」 次のパズルを考えてみよ。 「問題」 10円玉10個で作った次の3角形を、10円玉3個だけを動かして、逆の3角形にしてみよ。      10     10 10    10 10  10   別添   10 10 10 10 「解説」  問題状況は単純明解である。あとは解こうとする強い意思と集中である。  ヒントは、頂点の3つをどう動かすかである。このクイズはあの超ベストセラーでロングセラーの多湖輝著「頭の体操第2集」(光文社)からのものである。  なお、パズルには、この問題のように、勘によって解ける「洞察パズル」と、詰め将棋などのように論理的な詰めによって解ける「アルゴリズム・パズル」とがある。もちろん、洞察パズルのほうが勘を磨けることになる。
********************** ***
チェック「あなたの体験感度を診断する」 次の12項目について自己診断してみよ。 別添 「解説」  日経リサーチ(98年1月号)で公開しているものである。この自己診断尺度は、「体感重視」、「フットワークの良さ」、「連想促進」の3つのカテゴリーから構成されている。  こうした体験を生活の中に組み込むことが勘を磨く(高感度人間になる)ことにつながる。  同じ状況でも高感度人間(「はい」が9個以上)と低感度人間とでは体験の量も質も違う。それが、勘の陶冶の違いにもなる。

論理

2007-10-12 | 認知心理学

●人の推論は多彩
 現実世界では、形式論理だけでは、とてもではないが、生きていけない。
 なぜなら、一つには、現実世界は、その時その場で結論をただちに求めるからである。じっくりと時間をかけて論理的に考えてから、というのでは、現実のほうが先に進んでしまう。
 これに関連して2つには、現実世界の中での思考には、とりあえず結論を出してみてうまくいかなければ、もう一度考え直してみればよい、という簡便思考(ヒューリスティックス)方略が許されることが多いし、そのほうが結果としてはうまくいくことが多い。
 3つには、人が考えるときには、現実世界に関して蓄積されている膨大な知識を活用するほうが、形式論理よりはるかに認知的なコストが低いということがある。頭も横着なほうを好むのである。このあたりは、クイズ2で実感していただくことになる。
 とはいっても、だから形式論理は無用ということにはならない。人は、現実に制約されながらも、現実を越えて、さらに、現実を変える力も持っているからである。

写真 そばや一穂の天井 いまどき、こんな建築があるとはねー
ここのいけばなもすばらしいし、もちろん、そばも抜群

今日の大どじ

2007-10-12 | 心の体験的日記
9時半からの会議資料を少しあわて気味で作っていた
その過程で、あたかも夢遊病者のごとく、
ものすごく大事なファイルをごみ箱へ移動してしまった
「廃棄でよろしいですね」のメッセージにも
夢遊病者のごとく、「はい」と答えてしまった。

正気に返って、「あれ!!」と思ったときは、おそかりし。
検索をかけても、控えはない。
USBにはいっているものは、削除すると、ごみ箱からも消えてしまうらしい。
一日、あーあー、で過ごす。

原稿用紙にして10枚。
でも締め切りは、来年の9月だから、また元気になったら、
書くことにしよう。

マーフィーの法則
「順調に仕事が進んでいるときほど、バックアップを忘れる」