チェンジ・ブラインドネス(change blindness)変化盲
写真1->灰色の紙―>写真2の順に見せて、2枚の写真の違いを指摘させる。写真1と2は、全体は変化しないが、かなり大きな部分的な違いがあるが、その違いになかなか気がつかない。部分的な変化に対して人はかなり無頓着らしい。2枚の絵の違いを指摘するパズルが成り立つのも、人のこうした知覚特性があるからである。
1-うつ思考
自分は駄目な人間だ(自分否定)
周りは誰も自分のことを理解してくれない(他者否定)
もうお先真っ暗でどうしようもない(将来否定)
駄目だし3連発は、うつ病まっしぐら
(中尾睦宏)
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自分に厳しいのは悪いことではない。
甘い自己認識は、いずれ破たんする。
そうかといって、駄目だし3連発も困りもの。
ミスしたとき
仕事がうまくいかないとき
対人関係がストレスフルなとき
駄目だしの出番。
黙っていれば、3連発に負ける。
心が強ければ、いったんは負けてみる。そこで、事態を厳しく認識してみる。
やがて時間が、解決してくれる。
認知行動療法的には、こういうときのために、自己反駁をすすめる。
自己否定、他者否定、未来否定を否定する論理を展開せよという。
しかし、これができるのは、はやり、心が強いときである。
否定3連発の威力は強力なので、心もやられてしまう。そんな強固な反駁はできない。
助けになるのは、家族や仲間である。家庭、職場の心理的な環境を普段から、整えておくことである。
場合によっては、カウンセラーによる支援もありである。