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●●自信」気持ちを元気にするキーワード」長期連載

2013-05-17 | ポジティブ心理学
気晴らし 4-28
義憤4-29
休息 5-2

元気グッズ 5-5
元気づけ習慣 5-7


幸福感 5-9


散歩 5-11


自己実現 5-14
自信
自信「気持ちを元気に
自信は元気のブースター装置
●子どもはいつも自信満々
 子どもは、生まれるとすぐに、自分がどれくらい有能なのかを確認する作業をします。まず、泣いてみる。すると、周りが関心を寄せることを確認する。だだをこねてみる。すると、周りがご機嫌をとってくれる。しめしめ、我は万能なりと自信を持ちます。
でも、3歳くらいになるとだんだん、世の中そんなに甘くないことを実感させられます。それでも、あきらめきれなくて、その辛さ?をアニメや物語などの空想の世界で満たそうとします。現実世界での万能感の制約と、それを補償するかのような仮想世界での万能感の満足との適度のバランスを経験することが後の自信の形成に大事らしいのです。
なかなかおもしろいし、なるほどとうなずかせるところのある話ですね。
こういう類の話は、精神分析に端を発しています。ただ、だからどうなんだ、という話でもあります。子育てにはそれなりに有効だとは思いますが、大人になってしまった人にとって、そんなことを言われてもねーとなりますから。
さて、その自信について、今回は、取り上げます。
●自信のある人、ない人
 精神分析的な話はさておくとして、世の中には、自信まんまんで生きている元気な人がいる一方では、逆に、おどおどびくびくしながら生きている人もいます。あるいは、あるときは、自信に溢れ、あるときは失意に打ちひしがれこともあります。
いずれにしても、自信は、心元気で生きていく上で大切です。心元気の源といってもよいかもしれません。
その自信には、次の3種類がありそうです。
①過去の業績に裏打ちされた自信
功なり名を遂げた人がみえる、やや鼻につくようなところのある自信です。でも、本人にとっては、それは強い自信になります。たとえば、高い学歴、あるいは、有名大学卒ですね。

②困難なことでもやりとげられる自信
実力のある人がみせる自信です。未来にむけての挑戦を支える自信です。たとえば、起業家魂の根底にある自信ですね。
さらに、締め切りぎりぎりの仕事が好きな人も、絶対にできる自信が多いようです。しかも、そのほうが仕事の質がよいことも自覚しています。

③どんな逆境にもめげない自信
②の自信と区別できないところもありますが、過去の逆境体験の中で培われた自信です。貧乏体験、病気体験などが生み出すものですね。ただ、これは、なかなか自分からすすんで逆境に中に飛び込むわけにはいきませんので、いかんともしがたいところがあります。
ただ、今の日本の若者、すこし逆境体験不足ですね。生まれてときからなんでもありの豊かな環境に育った世代、やはりやわな感じは否めませんね。
● 自信をつけるためのコツ
① これこそ自分というものを持つ
 上に挙げた3つの自信のいずれかを持つことですね。わかりやすいのは、そして、もっとも基本になるのは、①の学歴ですね。日本のような学歴社会では、とりわけ、この自信は馬鹿にはなりません。なにしろ、いい学歴は周りから陰に陽にポジティブ評価が与えられますから。
 その上で、②のこれこそ自分の実力が発揮できる領域といったものを持てればいうことなしです。いわば、エキスパートの自信ですね。
②自信の見せる化
 自信は自らの心の底から湧いてくる場合もありますが、周りからのポジティブな評価によっても強化されるところがあります。
 ですから、自信があることを周りに見せることも必要です。もの言い、姿勢、姿形から入ることもあってよしです。
 化粧美人の皆さん、自信に溢れているようにみえませんか。背筋を伸ばし、笑顔さえ浮かべながら堂々とあるく姿。周りは圧倒されます。自信の見せる化を具現化してくれています。
 すべてにわたって自信を見せる必要はありません。姿形だけの美しさだけで、心のすべてがすばらしい、自信に溢れていると周りは判断してくれます。一つが優れているとほかも優れていると判断する傾向が人にはあるからです。ハロー効果といいます。
③うまくいった自分をほめる
 小さなことでも、自分で納得できたら自分をほめることです。その繰り返しがより大きな自信につながっていきます。できれば、大きな目標を意識して、それへ少しずつでも近づいている感覚が伴えば、いうことなしです。
●自信過剰は要注意
 自分大事、自己愛の強い人は、自信過剰になりがちです。これも、精神分析的分析ですが、子どもの頃に叱責ばかり、無視ばかりで十分な万能感を味わうことのできなかったことが、自分の内にこもって歪んだ万能感をもってしまった証だそうです。
それは、さておくとしても、自信も過剰になると困りものです。
チームワークを乱します。
誤った思い込みの世界に陥りやすくなります。
それに気づかせてくれる仕掛けが必要です。
自分でやるなら、内省、反省の習慣があります。
周りに遠慮容赦なくそれを指摘してくれる人がいれくれたら安心です。




褒める叱る、どっちがよいか

2013-05-17 | 教育
どっちの指導がいいのか

スポーツ指導で体罰が問題となった。
もう一つ、言葉使いも問題にしてもよいかも。

昨日、近隣の公園で少年野球の練習。
大人のコーチ、聞くに堪えない言葉で
子どもたちを指導している。

だらだらするな
もっと気合をいれろ
ぼんやりしてるんじゃない
などなど

これだと、体罰まであとほんのちょっとではないか
確かに、迫力はある
熱意もわかる
それで子どもも動く
指導効果はあると思う
だからこれでよいという考えもある

しかし、まったく逆の光景もみたことがある
テニススクールなどでは、お金を払っているからだろうか 笑い
丁寧な言葉使い
できないことよりできることをほめる指導
これは楽しい
しかし、甘さもある
指導効果も心配なところもある