●環境心理学(environmental psychology)
騒音、建築デザイン、過疎・過密などと人の心理との関係を研究する分野として古くから研究されてきたが、一九六○年代ごろから、生態学や比較行動学(ethology)の影響を受けて、新しい展開を遂げている。その背景には、環境概念の変化がある。その第一は、物理的環境だけでなく、社会的環境、さらには象徴的(記号的)環境をも問題とするようになってきたこと、第二は、環境を人に対立するものとしてとらえる考えから、人をその一部として組み込んだ環境という考えへの変化である。ニッチ(niche=生態的地位)の心理学ということばも使われる。