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老人性白内障]10年前の今日の記事

2019-07-07 | 健康・スポーツ心理学
右目全体に、たくさんの泡が飛びかっている
こりゃーなんじゃ
眼科医に飛び込む

老人性白内障です
緊急性はありません
視力がおちてこまるようなら
人工水晶体にすればよい
またおいで
交換は1日手術ですみます

でした
泡も消えました
こうしてどんどん機能不全の器官をかかえて
いくんだなー
わかった
こうなったら、とことん使ってそれから交換だー

「10年たった今、何事もなく、すごしています。」

「ミスに強くなる心の訓練」終わりに

2019-07-07 | 安全、安心、

終わりに

●竹やり精神主義から脱却しよう
 本書を読み終えて、
「よく見れば、ーー」(1章)
「しっかり覚えれば、ーー(2章)」
「慎重に考えれば、ーー」(3章)
「気持ちを穏やかにしてやれば、ーー」(4章)
「あわてないでやれば、ーー」(5章)
「きちんと話しを聞いていれば、ーー」(6章)
という話だったのか。結局は、
「自分がしっかりすれば、ーー」(序章)
という「竹やり精神主義」の話だったのか、との感想をもたれたとすれば、それは、あながち間違いではない。
 「しかし」とここで反論しないと、本書を上梓した価値はないことになる。
 心理学は、いかなる意味でも「竹やり」精神主義とは関係ない。サイエンスだからである。ヒューマンエラー、ヒューマンファクターズの心理学的な研究が地道に行われている。そして、事実も理論も豊富になってきている。
 ただ、サイエンスには表現に厳しいしきたり(方法論)がある。そのしきたりに従って、集積してきた事実と理論を論文として限られた専門家だけに向けて発信するだけである。
 本書では、それらのエッセンスを自分なりに消化して(換骨奪胎して)一つの物語として、心理学の素養のない方々にもわかってもらえるような「ミスの心理学」の話をしてみた。物語なら、心理学のしきたりに慣れない方々にもわかってもらえると思ったからであるし、提案もインパクトがあると思ったからである。
 やや筋書きに無理があったり、内容にこなれないところや言い過ぎのところがあったかもしれないが、お許しいただきたい。心理学的な無知がミスを誘発している現状を少しでも改善できればとの思いゆえである。