心の風景 認知的体験

癌闘病記
認知的体験
わかりやすい表現
ヒューマンエラー、安全
ポジティブマインド
大学教育
老人心理

夜の風景

2012-09-28 | 心の体験的日記
あまり夜出歩くことはない
でも昨日は、夜7時半からの外での会議
大学も、なんとグランドは、ナイター照明で
学生がサッカー、テニスをしていた
昼間のグランドの静さが嘘のように活発

それにしても夜間の運転は気を使う
それにCR-vのカーナビ
うそばっかりおしえる
まいった


先輩、逝去

2012-09-28 | 心の体験的日記
2歳上の先輩
大学に入ったとたん
研究グループに誘ってくれたのがはじめ
以後、所属はいったんは、離れたが、
また筑波大学で一緒

ありとあらゆること
公私にわたり
教えてもらった
ありがとうございました。


教育と研究「名言の心理学

2012-09-27 | 名言の心理学
2-教育と研究

教育と研究を分けるべきだと主張している人で、まともな研究をしている人をみたことない。
(芦田宏直)

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大学教員の主なミッションには、教育と研究がある。
もっとも、社会貢献こそミッションというマスコミ好みの東大教授も昨今目立つが。
それは、さておき、この2つのミッション。
並立が基本。
昔の日本の大学、そしても今もいわゆる中核大学では、研究のほうに軸足を置いていた。しかし、大学進学率が50%も超えると、「我が大学は、教育重視です」を標榜しないと学生の教育がままならないようになってきた。
そこででてきたのは、一つは、教育と研究の分離論である。
ある大学では、教育50、研究30、その他20の分割を教員採用の際に了解させているとのこと。
教育と研究の分離には、教える内容が研究内容と一致なくともよい、が前提になっている。
研究することによって陶冶される知的能力があれば、研究していることと教えることとがちがっても、それなりの教育は可能との楽観も、この名言の裏にはある。
大学教員には教員免許は不要だが、最近では、採用されるためには、博士号がないとまず採用してもらえない。しかし、一方では、入学してくる学生は、高校4年的である。高校の先生のような教育が必要なのだ。
博士号をもった教員とのギャップがますます大きくなってきている現状をどうすればよいかの、難しい課題に直面している。



枕新調

2012-09-27 | 心の体験的日記
偶然、にしかわ寝具店が開店していた
大枚はたいて買った枕がやや違和感がある
早速、入ってあれこれ説明を聞いてみた
身体計測などもしながらの丁寧な応対
思い切って買ってみた
なかなか快適

ついでに、腰によいというので
布団まで買ってしまった

かなりの大金をつかってしまったが
快適(と思うことにしている)

検索トップ10

2012-09-27 | Weblog

順位 検索キーワード 閲覧数
1 海保博之 9 PV
2 認知機能 7 PV
3 指差呼称 効果 6 PV
4 メタ認知能力 4 PV
5 受容的態度 3 PV
6 ウエイソン 3 PV
7 領域固有性 2 PV
8 認知的体験 2 PV
9 心理学検定特1級 2 PV
10 思い込み エラー



愛読感謝です

 ヒューマンエラーを防ぐためのマニュアル作り

2012-09-27 | ヒューマンエラー
    ヒューマンエラーを防ぐためのマニュアル作り
         ----認知心理学からの提案----

          

「概要」--------------------------------------------------------------------------------
 ヒューマンエラーを防ぐための仕掛けの一つとして、マニュアル(仕事の手順書)を位置づけたとき、マニュアル作りではどんなことに配慮すればよいかを考えてみる。まず、ヒューマンエラーを、「使命ー”計画・実行・評価サイクル”」の枠組で分類して、それぞれのエラーを防ぐためのマニュアル作りの指針を、認知心理学の立場から提案してみる。
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はじめに----マニュアルの5つの役割
 マニュアルには、仕事の手順書と、道具・器械の取扱説明書とがある。いずれも、次の5つの支援機能がある。なお、本講演では、手順書の意味である。

○操作支援 決められた操作が確実にできるようにする
○参照支援 必要な情報がどこにあるかを示す
○理解支援 操作の意味や目的がわかるようにする
○動機づけ支援 マニュアルを読んでみたいと思わせる
○学習・記憶支援 必要なことを覚えてもらったり、学んでもらう

**ppt 済み

第1 使命ー「計画・実行・評価のサイクル」の枠組で多彩な
   ヒューマンエラーを分類する

○やってはいけないことをしてしまう
 「使命の取り違えエラー」
  例 ノルマを達成するために手順を無視して効率化をはかってひやり
○勝手な思い込みをしてしまう
 「思い込みエラー(ミステイク)」
  例 モニターの警報が鳴った。いつもの警報の不具合と思い込んでいつもの操    作をしたが、圧力が限界点に達してしまいひやり。
○やるべきことをしない/余計なことをしてしまう
 「うっかりミス」
  例 同僚と話をしながら、機械操作をしていたら、あやうく機械に巻き込まれ    そうになった。
○やるべきこと/やったことを確認しない
 「確認ミス」
  例 確認「行為」はしたものの、きちんとしなかったために、工具を置き忘れ    てしまいひやり。

******pp1 pdsの枠組 済み

第2 使命の取り違えをさせないためのマニュアル作り
 人はエラー、事故を起こさないことを目標に生きているわけではない。安全という制約(上位の使命)の中で仕事上の目標を達成することになる。ところが、しばしば、仕事上の目標が安全の制約をはみ出てしまったり、両者が葛藤したりすることがある。それが事故を発生させることにもなる。

****ppt 済み

指針1-1「使命(mission)を明確に書く」
指針1-2「そうする(how)のはなぜ(why)を書く」
   *慣れると、whyは意識から消えてしまいがち
   例 T社のミッション・ステートメントの例 
        ***ppt 未決
指針1-3「適度の具体表現で書く」
   例 「安全第一」では抽象的、「手順書通りに」
指針1-4「目標の葛藤の発生を防ぐために、安全の下に仕事のミッションを書く」
   例 「速く、確実に」は危険

第3 思い込みエラーをさせないためのマニュアル作り
 状況の中にある顕著な手がかりだけに基づいて、その時その場で活性化している知識だけが使われてしまい、思い込みエラーを起こさせることがある。          とりわけ、即応を要求されたり、状況の激変のために、何が何やらわけがわからなくなってしまうような事態では、その時その場で目立つ限定された手がかりだけに基づいて駆動された知識だけを使って状況の解釈モデル(メンタルモデル)を構築しがちである。それが状況とのかかわりにふさわしくないとき思いこみエラーとなる。

****ppt  済み

指針3-1「目標をわかりやすく先に書く」
 例 大文字のTを逆さまに描いて、その上に三角形を描く
***ppt 済み 
指針3-2「妥当な状況認識を支援する書き方をする」
 例 こういう時は(what)、こういうことだから(why)、こうする(how)

第4 うっかりミスをさせないためのマニュアル作り
 うっかりミスのほとんどは、注意管理不全から起こる。人の注意資源には限界があるからである。また、注意資源の活用の仕方も、いつも適切であるとは限らないからである。注意管理のくせを知った上での最適化が必要となる。

指針4-1「マクロ化表現に注意」
 例「フロッピーをセットしてください」はだめ
指針4-2「1文1動作で書く」
 例 ppt 済み
指針4-3「操作の説明はビジュアル表現を使う」
 例 適当な紙について、次の操作をしてください。
    1)紙を半分に折ってください。   2)右隅をちぎってください。
    3)もう一度、半分に折ってください。 4)また、右隅をちぎってください。
    5)3と4を、もう一度くりかえす。 6)紙を広げる。
指針4-4「予想される危険、エラーは、あらかじめ書き、かつ、起こりそうなところにも書く」

第5 確認ミスをさせないためのマニュアル作り
 エラーをおかすのは人間である限りしかたがない。とすれば、エラーをしたかどうかを確認して、事故につながらないようにすればよいということになります。
 ところが困ったことに、確認という行為にも
○確認行為そのものを忘れる。とりわけ、確認行為が習慣化してしまっているときが怖い。ストーブの火を消したかどうかなどのように、実際にやったこととやったつもりとの区別ができなくなる(現実モニタリングの混乱)ことがある。
○確認そのものにミスが起こる
となると、確認忘れ、確認ミスは起こるという前提で、うっかりミスとおなじような仕掛けを作り込んでおくことをまず考えておく必要がある。

指針5-1「操作の結果を示す」
指針5-2「確認行為も、手順の一つに入れる」
 例「指さし呼称で確認すること」
指針5-3「参照しやすくする」
 例「目次、索引を充実させる」「本文中でも、メリハリをつける」

おわりに----マニュアルの理解支援機能を強化する

 エラーを防ぐには、マニュアル通りにすることが最低限の要件となる。しかし、現実世界では、想定外の事が起こる。そのとき、「マニュアル通り」に固執すると、事態をさらに悪化させてしまうことがある。
 それを防ぐためには、マニュアルに理解支援機能を作り込むことである。
 ・「いかに」に加えて、「なぜ」を書き込む
 ・知識の高度化をうながす情報を書き込む  

***ppt済み

 さらに、「想定外」を減らすための努力も必要となる。
 ・ベテラン、エキスパートがもっている暗黙の知識を可能な限り形式知化する
 ・マニュアルは現場で作る

***ppt すみ

海保のマニュアル関係の参考書

1)海保博之 2002「くたばれ、マニュアル! 書き手の錯覚、読み手の癇癪」新曜社
2)海保博之ら 1987「ユーザ・読み手の心をつかむ マニュアルの書き方」共立出版

海保のヒューマンエラー関係の参考書
1)海保博之・田辺文也 1996 「ワードマップ ヒューマン・エラー---誤りからみる人と社会の深層」新曜社 1900円  
2)海保博之 1999 「人はなぜ誤るのか---ヒューマンエラーの光と影」  福村出版 1800円
3)海保博之 2001 「失敗を”まあいいか”とする心の訓練」小学館文庫 500円
4)海保博之 ○2002年1月より8回連続 「ヒューマンエラー防止のための心理安全工学」 「働く人の安全と健康」に所収 中央労働災害防止協会
○2003年1月より「ヒヤリハットの心理学」を「安全衛生のひろば」(中災防)に連載



17 うまくいった時のことをリハーサルする[集中術 

2012-09-26 | Weblog

17 うまくいった時のことをリハーサルする

 人間の心に自然に浮かんでくるのは、うれしいこと、楽しいことである。たとえば、果物の名前を思いつくままにあげさせると、たいていは好きなものの方をたくさんあげるし、好きなものから順にあげることが知られている。これは、ポリアンナ原理(快原理)と呼ばれている。
 メンタル・リハーサルでも人間の記憶のこの特性を利用することになる。
 ホームランを打てた時の、あのバットの振り、腰の回転をまざまざと頭に描いてみるのである。ヤマが当たってスラスラと鉛筆が走ったあの試験の時の気持ちを思い出してみるのである。気持ちのいい思い出だけに誰でも簡単にできるし、訓練の効果もあがる。
 ところが、たとえば、試合や試験の前日、不安でどうしようもない時や、いらいらして眠れない時には、いつもなら簡単にできることがまったくできなくなってしまう。
 こんな時は、相当に意識的にやらないと、不安やいらいらのほうのリハーサルに負けてしまう。こちらも、かなりしつこいからである。失敗したらどうしよう、負けたらはずかしい、そして、失敗して母親に叱られた場面、自分が監督に頭を下げている場面ばかりがどうしても浮かんできてしまう。
 いわば、ネガティブ・リハーサルにポジティブ・リハーサルが負けてしまうのである。
 こうならないための方策として、こんなメンタル・リハーサルの習慣をつけてみたらどうであろうか〔バンドラー著 酒井訳『神経言語プログラミング』(東京図書)を参考〕。
 ネガティブな場面が頭に浮かんできたら、その場面をどんどん小さく暗くしていく。そして、それに関連するポジティプな場面の方を拡大し明るくしていくのである。
 試合や試験などここ一番での楽しい経験も必ず過去にあったはずである。その場面を意図的に、明るく大きくイメージする。悲しくなるほうは、忘れるのではなく、そのイメージを暗くして遠くに押しやるのである。
 イメージの世界は、自分で自在にコントロールできる。大きさや明るさだけでなく、色、コントラスト、スピード、鮮明度、視点の変更など、あたかも目の前の現実のまっただ中に自分がいるかのようにコントロールできる。
 頭の中だけでこれをやれる自信のない人は、たとえば目のつくところに、心地よい思い出につながる写真、記録、賞状などを配置しておくのも一計である。ネガティブ・イメージにとらわれそうになったら、目を向けて華やかなイメージの世界へ自分を導くのである。




心理学検定、特1、合格

2012-09-26 | 教育
東京成徳大学の臨床心理の3年生が
今年新設された特1クラスに合格した
1級合格は2年生のとき
特1は、統計やデータ解析、教育評価など
かなり難しい内容があるのだが、見事一発で合格した
すごい

新設【特1級について】
A領域の5科目、B領域の5科目の合計10科目のすべてに合格した場合、申請により特1級に認定されます。(すでに、1級、2級に合格した方に限る。申請料3000円)但し、第1回~第4回までに、1級または2級を取得された方は、第9回心理学検定受検までに、全科目合格すれば、特1級に認定されます。

新聞読みながらの更新

2012-09-26 | 心の体験的日記
xpきまぐれにつきあいながらブログの更新をしている
朝一がとりわけ気まぐれ
そんなときに本のぱらぱら読み
さらに、最近は、新聞読みも
これがちょうどよい
記事の切れ目で画面をながめながら作業
これがだいたい30分くらい
だんだんxpも自分の頭も快調になってくる
そこで仕事に切り替える
こんな書斎仕事が最近続く

横着グッズはなざかり

2012-09-26 | 心の体験的日記
その筆頭が健康器具
自分もいくつか買ったがほとんどいまは捨てるに捨てられず
部屋を占領している
最近は、自分は座ってるだけ
器具のほうが動いてくるなんてもある

さらに、食べ物ではサプリメント
面倒な食事も、これで簡略化できる
でも、その種類の多いこと
自分は、関節痛予防にヒアルロンサンを飲んでるだけ
いや、養命酒も

横着は健康の敵
からだを動かし野菜をたくさん食べて
前向きに生きる
を心がけている


 なぜ、人は、マニュアルがわかりにくいと言うのか

2012-09-26 | わかりやすい表現
 わかりやすいマニュアルを考える 「くたばれ、マニュアル」より

   なぜ、人は、マニュアルがわかりにくいと言うのか

   

概要*************************************************************** マニュアルがわかりにくいという声は、至る所で耳にする。ときには、「くたばれ、マニュアル」という怨嗟の声さえ聞くこともある。なぜ、こんなことになったのであろうか。コンピュータに、書き手に、表現に、教育に、ユーザ・状況に、そして文化のどこに問題があるのかを考えてみる。
********************************************************************
OHP
第1 コンピュータが問題
 
●コンピュータの次の4つの特性がわかりにくさを構造的に作り出している。
OHP
1)直接性の欠如   操作がただちに仕事の変化とはならない。
           操作が正しいのが間違っているがわからない。
2)同型性の欠如 操作することと仕事との間の関係が同型でない。
3)先取り性  ユーザがするであろうことをあらかじめ取り込んで手順         化しておく。何がどのように取り込まれているかがわか         らない。
4)多機能性  どんな人でも多彩な仕事ができるように、また、仕事のや        り方の多様性に対応できるようにしてある。結局、太郎に        は、選択可能性がわけがわからない。OHP

●システムの制作過程で操作デザインが軽視されている

1)システム・デザインと操作デザイン(インタフェース・デザイン)と販売にかかわる人のねらいの間の葛藤が未解決のまま出荷されている。(クーパー*による)OHP
    プログラマは、「what's capable」
 操作デザイナーは,「what's desirable」
 企画マンは,「what's viable(現実的)」
2)操作デザインの軽視
3)操作デザインが製作の下流工程に押しやられる

*アラン・クーパー著 1999 「コンピュータは、むずかしすぎて使えない!」 翔泳(しょうえい)社

●システムの製作後の品質検査が十分ではない

1)ユーザビリティ(使い勝手)のチェックが不十分
・ユーザは異義申し立てて者としては有能。しかし、それだけであってそれ以上ではない。    
2)ハードの品質と違って、ソフトの品質は、チェック規準が不分明。
・ISO13407でも、チェックした、という記録だけでよい。OHP


第2 書き手が問題

●説明力がない 

1)技術の理解力、文や絵による表現力だけでは十分ではない。読み手の状況や知識や読み方に配慮した説明ができる力が必要。OHP
 ・設計者は、論理志向。ユーザはわかりやすさ志向
 ・心理学的素養が説明力のベースに必要
    知識として  
    知的共感能力の開発のため OHP
2)よく知っている人が、必ずしもよく説明できるわけではない
 ・機械・システムの設計者(技術者)は、表現のタレントがないことが多  い。 OHP
 ・知りすぎていると、正確さが気になり、書くことが多くなりがち。
  多く書かれると、読み手にとっては、大事なところが見えなくなり、
  わかりにくいとなりがち。

●TWが育っていない

1)設計者とユーザとをつなぐTWが必要
2)TC技能検定が4年度目をむかえ順調。しかし、TWの人材プールの形成にはまだまだ。
 ・現在、3級合格者が約1000名
 ・2級も2月頃には始まる
3)育てる制度がない
 ・大学でのコースも日本では皆無
   例 カーネギーメロン大学では
       認知科学 レトリック 言語学 人間工学
       グラフィックデザインの分野を組み込んだカリキュラムで
       教育されている。 OHP
 ・木下是雄氏の言語技術研究会の試み OHP

第3 表現が問題
-----------------------------
クイズ 次の表現は何を問題にしている表現か?
1.1 「ヒルキモをピラッコしてください」
1.2 「紙の右隅をちぎってください」
1.3 「絵に示す黒い部分を折ってください」 
1.4 「レバーを引いて椅子を前に倒してドアを外に押してください」
1.5 「フロッピーをセットしてください」
1.6 「機械を落とすと壊れます」
1.7 「エレガントでコンパクト、プロフェッショナルソリューション」
-------------------------------------

●言葉や絵で操作を表現することには、構造的な難しさがある

1)実際の操作には自由度に幅がある
  ・操作デザインで解決できないところがマニュアルに押しつけられる。
  ・理屈/意味のない決まりに従わせるのがマニュアル??
2)現実の操作はアナログ的だが、表現はデジタルなため、齟齬がでてくる
  ・ビジュアル表現を多用しても限界がある
  ・VTRマニュアルが有効だが、参照性や伝達力に問題がある。

●日本語表現の中に、わかりにくい表現を作り出す原因の一端がある

1)用語に馴染みのないものが安易に使われる。
  ・機能名称が不適切。OHP
  ・初心者には、カタカナ用語、漢語が理解のバリアーになる。
    例「クリアーする」「起動する」「領域指定をする」といった表現      ができてしまうことが問題
2)日本語文章技法が守られていない。OHP

●わかりやすくする工夫がなされていない。

1)技術の民主化により、ターゲット層が絞りにくくなった。
  ・誰にもわかりやすくが、誰にもわかりにくく OHP
  ・山田太郎さんをターゲットとして表現することのリスクが大きい
1)内容の精選と取捨選択が不十分
  ・ユーザの知識とマニュアルを読む状況への配慮がなされていない
  ・正確さ志向から過剰な情報提供になりがち
2)表現にわかりやすさの作り込みが不十分 
  ・操作の手順説明のみに限定
  ・機能の記述ばかりで、仕事の目標達成の記述をしない
    例 機能の記述 「ストップ」は-----ときに使う
      仕事の記述 テープを止めたいときは、「ストップ」を押す
  ・解説的要素が少ない
  ・減り張り表現をしない
     
第4 義務教育が問題

●情報活用能力の育成が教育目標の一つになっているが、教育界でのインフラ整備が遅れている。

1)学校教育がまだまだ不十分
 ・情報基礎の単元が、中学「技術科」に用意された。
 ・情報活用能力の育成が教育目標として登場してきた。OHP
2)インフラ整備がやっと緒についた

●理系、文系の早期分離教育が技術との付き合い方に2極分解を起こさせてしまった。
 ・ユーザ教育という点でも、技術者教育という点でも問題。
 ・現実社会は、文系も理系もない。
 ・ただ、性格特性としての理系的性格-文系的性格はありそう。ただし、
  役割性格か、社会化された性格かもしれない。

●国語教育は、「文系」教師が独占

1)作家、詩人養成がねらいのごときカリキュラム
2)説明文教育が手薄 
第5 ユーザ・状況が問題

●コンピュータ技術の民主化の速度がはやく、新規参入のユーザが急速に増えてきた。

1)関連知識がない
  ・操作(手続き的知識)もまったく新しいものが必要
     例 タイピング クリック&ペースト
2)複雑化隠しのインタフェース技術である、コンピュータ内部への関心を削いでしまった。
  例 ブラックボックス化、グラス・ボックス化 OHP

●わからない自分が悪いと思いがちな日本人心性がマニュアルから遠ざける。
 ・わからない事態に直面すると
    逃避---状況から逃げてしまう
    認知志向---頭が悪い
    状況志向---状況のほうが悪い
    攻撃---状況を攻撃する(クレーム)

●マニュアルを読む状況が悪い
1)機械を早く使いたいのに、あれこれ事前準備を要求される。
2)わからないことだけを知りたいという切迫した状況でマニュアルを読まざるをえない。
3)読み物としておもしろくない。

第7 マニュアル文化が問題 

●ドキュメントとしてのマニュアルの背景にはマニュアル文化が必要
1)決まり通りに動くことの大切さの認識
2)したがって、決まりを明示したドキュメントはきちんと読む

●日本の組織は、暗黙知とハイ・コンテキスト(状況規定性が高い)で動くのでマニュアル不要 OHP
1)長期間のOJTで学べ
2)明示的な知識の典型であるドキュメントとしてのマニュアルが育たない

●マクドナルドにみられるマニュアル文化の浸透
1)即戦力が必要になり、仕事のマニュアル化が必須
2)「マニュアル通りに」が一義的な重要性を持つようになってきつつある

第8 まとめとこれからの展望

●マニュアル問題を広い射程でとらえることで、社会的なインパクトのあるパワーが発揮できる。

●「わかりやすさ工学」の構築をめざすことで、ノウハウの蓄積と普及をはかる。

若者と同居、支えあう

2012-09-26 | 心の体験的日記
今朝の朝日新聞の見出し
事例が紹介されている
制度もととのいつつあるらしい
でも行政ではなく、NPOのようなもののほうが
よいと思う

我家の周り、ほとんど子どもはいない
2人住まいには、大きすぎる家
もっと有効活用したらよい

とも働きの家で
夏休みなど、子どものめんどう
どうしているのだろう
そんなときの助けにも活用できそう


第2回テクニカルコミュニケーション学術研究会

2012-09-25 | わかりやすい表現
島田氏からの案内です

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
第2回テクニカルコミュニケーション学術研究会
―TCの学術領域と教育、トレーニング―
ご案内

近年、大学生の文章力低下が問題視されており、さまざまな大学で文章力向上のための授業が開講されています。なかには、テクニカルコミュニケーション(以下、TC)を授業で取り上げているところもあります。そこで、今回の研究会ではTCと教育の関わりについて取り上げます。TCあるいは教育に関心のある実務家、研究者、学生、どなたでも参加可能です。ご参加をお待ちしています。

※最新情報、お申し込み方法等は、以下のTC学術研究会ホームページをご覧ください。
http://www.keyton-co.jp/tc/



日時: 2012年10月6日(土)13:30~16:30
場所: 京都キャンパスプラザ(大学コンソーシアム)2階第1会議室

内容:
1.研究発表
(1)eラーニングを使った文章表現授業
冨永敦子(早稲田大学)
(2)大学向けのTC専門課程の開始
高橋尚子(TC協会・國學院大學)
(3)テクニカルコミュニケーションに関連したデジタルドキュメント技術の動向
今村誠(デジタルドキュメント研究会主査・三菱電機株式会社)
高橋慈子(デジタルドキュメント研究会幹事・株式会社ハーティネス)
2.パネルディスカッション
テーマ:TCの学術領域と教育、トレーニングを議論する

※終了後、別会場で懇親会を予定しております。
※参加費:2,000円(資料印刷費、会場費として)
※お問い合わせ先:
島田英昭(信州大学)
tc-info (at) shinshu-u.ac.jp



公立図書館

2012-09-25 | 心の体験的日記
市役所にいったついでに図書館へ
こんなに人がいるのか、というくらい盛況
年寄りが一番多いが、結構、若い人もいる
雑誌や新聞を読んでいる人が多い
なんと座敷もあるから、寝転んで
読んでもいいのかなー 
検索システムの使い方がわからないので
自分の本があるのかないのかわからなかった 笑い