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2017北海道トランポ林道ツーリング3

2017年10月02日 18時14分25秒 | 2017北海道ツーリング


昼をすぎたので曙橋の奥にある国民宿舎の東大雪荘に食事をとりにゆくことにする。この付近で食堂があるのはそこだけなのだ。東大雪荘につづく道は、以前は10キロ以上のダートがあったが今は6キロに減っていた。未舗装といっても舗装道路のように走りやすい林道だ。



曙橋から12キロほどで東大雪荘に到着した。



バイクをとめると足下にカミキリ虫がいた。高原性の花カミキリ虫だろうか。彼は足をいためていたのでそっとしておいた。



東大雪荘のレストランにはいつも鹿料理がある。それをたべるつもりでいたが、鹿唐揚丼950円があったのでこれをオーダーした(後で確認してみると2012年も同じメニューを選んでいるが、当時は900円だった)。



やわらかくて甘い味つけの唐揚だった。たべた感じは豚肉のようで、鹿肉と知らなければ豚だとおもっただろう。美味しかったが量が物足りなかった。



東大雪荘を出発する。曙橋をすぎてトムラウシの集落まで下ると、前にオフロード・バイクが2台走っているのが見えた。彼らは私がゆこうとしていたオソウシ当別林道の入口でとまったので、私もバイクを停止させた。つい先ほどもここでとまっていたふたりで、手をあげあった人たちだ。ヤマハWR250とホンダXR250の30代のコンビで地元の方たちだった。彼らも決壊していたシートカチ林道を走ってきたそうだ。これからオソウシ当別林道からオソウシサラウンナイ林道とつないで道道1088号線にぬけると言う。私もそちらにゆくつもりだ。ここで彼らと林道の情報交換をする。ふたりは私のバイクのナンバーを見て、そんなに遠くから、と言っていた。



彼らのバイクは2台ともモトクロス・タイヤが装着されていた。車体も軽そうなので私のDRが重たげに見える。彼らは先に出発した。



オソウシ当別林道は走りやすいダートだ。林道ツーリングガイドブックによると距離は3、3キロとなっているが、5キロほどでオソウシサラウンナイ林道との分岐にでた。ここまでは走ったことがあるが、オソウシ温泉から南のオソウシ林道は走行したことがなかったのでいってみることにした。



オソウシ温泉をすぎると道が広くなった。温泉につづく道だからよく整備されているのだろう。



林道ツーリングガイドブックでは5、8キロ、実走行では7キロで道道718号線との分岐にでた。左奥にすすめば曙橋、東大雪荘である。



ここからUターンしてまたオソウシ林道をもどっていった。



幅広ダートでキツネ一匹に会い、オソウシ温泉の見える場所にもどってきた。



温泉の前には7・8台の車がとまっていて犬が吠えている。犬は秋田犬で、私が2012年に敷地にはいったときに弾丸のように飛び出してきて、歯をむきだしにして追いかけてきた犬だ。今は車からおりた客を吠えている。年をとったようで、吠えているだけで追いかけていなかった。いずれにしても客商売で大型犬の放し飼いはよくない。



オソウシサラウンナイ林道との分岐にもどってきた。左がオソウシ当別林道で右がオソウシサラウンナイ林道だ。後方がオソウシ温泉である。



オソウシサラウンナイ林道に入ると道は狭くなった。まず沢にそって山にのぼってゆく。



はじめはおだやかなダートだが深ジャリや急坂もあった。



路面のきびしいところで写真をとりたいが、そういうところは運転に余裕がないからバイクをとめられない。



したがって残っている画像はおだやかな道ばかりになるのだ。



分岐の多い12キロのダートを走破し、鹿追自然ランドの入口にでた。左が林道で右に行くと鹿追自然ランドである。後方に道道1088号線がある。



ここから道道1088号線を北上して国設然別峡野営場にむかう。そこに無料の露天風呂、鹿の湯があるからである。



以前は未舗装だった道道1088号線をすすんで菅野温泉についた。山奥だが意外なほど人がきていた。



菅野温泉からダートの道を500メートルほど下り国設然別峡野営場に到着した。



キャンプ場の入口には露天風呂を利用する人はお気持ちを箱に入れてほしいとある。志は風呂に入ってからしめすことにしてキャンプ場をあるいてゆく。



野営場は空いていてテントは3張くらいだった。キャンパーはいなかった。



炊事塔。



キャンプ場のはずれに沢がながれていて、そこに鹿の湯がある。露天風呂には以前はなかった脱衣所がつくられていた。近づくと初老の男性がひとり入浴していた。



男性に声をかけて私も入れさせてもらう。温泉はぬるい。これならいくらでも入っていられそうだ。男性は先にあがったので写真をとった。



湯船から沢をながめる。



調子にのってセルフフタイマーで写真をとったりした。空をながめると心がかるくなる。旅にでてよかった。



キャンプ場の入口にもどってゆく。



野営場の利用料は250円なので100円の気持ちをしめしておいた。



士幌高原ヌプカの里にもどってゆく。屈足から瓜幕までは広大な農地や牧草地がひろがり、背景に山がひかえている。この耕作地や放牧地がヌプカから見下ろせるわけである。



士幌の町で給油をして夕食をかった。ビールと士幌牛のカルビである。



こちらは明日の朝食用に仕入れた格安品。



ヌプカにもどると3台の車がきていた。男ばかりの若者たちがキャンプに来ていて宴会をしている。私は車に入ってテーブルをだし、ローチェアにすわってサッポロクラシックを飲みだす。寒いのでビールは350mlにしようと思っていたのだが、習慣でロング缶にしてしまった。冷えたビールは美味いとは言えない気温である。



牛肉は肉厚でかたかった。アゴが疲れるほどだ。車内で焼肉をしたので煙が充満し、臭いがしみついてしまった。それは翌日でも消えなかった。昼の鹿唐揚丼が物足りなかったので、明日の朝食用にかった稲荷寿司とおにぎりもたべてしまう。ビールのあとは焼酎のお湯割にした。

若者たちは男同士で楽しそうに飲んでいる。ラジオをつけると北朝鮮が核実験をしたと報じていた。

冷えているのでスリー・シーズンと夏用のシュラフを二重にしてその上に毛布をかけて眠った。

                         車の走行距離 234、8キロ  バイクの走行距離 249キロ ダート 52キロ






















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