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2日目。道の駅・奈良井木曽の大橋の朝。5時55分に起床した。よく寝たが、夜中に寒くて毛布をかぶった。朝の気温は18℃くらいだろうか。
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昨夜は暗くてよく見えなかった大橋をわたってみた。
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小さな錦帯橋のような感じである。
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大橋をわたると公園があり、その奥に道の駅の広い駐車場があった。道の駅の本体はこちらだったのだ。空いているのでここに移動して、車からセローをおろして出発した。
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奈良井駅付近から鳥居峠につづく8、4キロのダートにゆこうとすると、駅より先は一般車通行禁止とある。
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先には奈良井宿の街並み保存地区が見えている。朝早くて人通りはないが、通行禁止なので無理にゆくのはやめておいた。帰ってから考えたが、次回は逆方向からアクセスしようと思う。
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奈良井宿のまわりには何本もの林道がはしっている。つづいてすぐ近くの橋戸林道にゆく。入口は舗装林道である。
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ツーリング・マップル(以下TM)では4、3キロのゲートまで走行可とあるが、すぐに工事で通行止めだった。
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つづいて贄川橋戸林道にゆく。この林道の入口はわかりづらい。迷走してしまったが、贄川駅と贄川信号の間にある道に入るのだ。ТMには観音寺という寺があると示されているが、見当たらなかった。
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出だしはきれいに整備された路面だ。
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林の中をすすむ。
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贄川橋戸林道はTMのとおり2、4キロでゲートについた。この林道の下りでカモシカにあった。冬にスキー場で見るカモシカは、動かずにずっと食事をしているが、ここのカモシカは鹿よりも俊敏に走り、崖を駆け上っていった。
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朝は肌寒かったが気温が上がってきた。つづいて贄川の町にはいり桑崎林道の入口をさがす。重要文化財の深澤住宅の横に道がある。
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水場の前である。
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しかしここに入ると道が狭くなってしまう。とてもこれがルートとは思えないものだ。上の画像のバイクの奥がそれで、これではないだろうと左にゆくと、畑で行き止まりになってしまった。ここではないと判断して町の中を先にすすみ、テレビ・ドラマの『絶メシRoad」に登場した食堂SSが見える地点までいって地元の方にたずねると、やはりさっきの道でまちがいないとのこと。しかし車も通れないような狭い道で、その方も何十年もいったことがないとのことだった。
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あらためてさっきの細い道に入ってみると、すぐにとんでもない路面になった。アスファルトの上にコケが厚く繁茂している。
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その先は草におおわれていた。
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バイクをとめて先を見にゆくと林道は廃道と化している。
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桑崎林道はこれで引き返しである。道を聞いた方が教えてくれたが、この林道は桑崎集落につづくものだったが、桑崎の人たちは山から下りてしまったとのこと。それで使われなくなってしまったようだ。
これでこの地区の林道探訪は終わってしまった。まだ朝の9時18分だ。時間が早すぎるので、県道254号線の牛首峠をこえた先にある、無料のキャンプ場、蛇石キャンプ場と蛇石を見にゆくことにした。TMに蛇石は一見の価値があるとのことなので。
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県道254号線の入口はとてもわかりづらい。国道に看板があるだろうと思ったのだが、ごく小さなものしかなくていったり来たりしてしまった。
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県道254号線は細い舗装林道だ。国道は25℃で日差しが強かったが、この山道に入ると快適な気温になった。
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やがて先程断念した桑崎林道の牛首峠側の入口にでた。路面は良好なので入ってみることにする。
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沢に沿ってゆく。
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大型車の通った跡があるが、木材の搬出をしていると看板があるので慎重にすすむ。
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やがて廃屋が点在するようになるが、これが桑崎の集落跡なのだろう。民宿があるが、こんなところに泊まる客がいたのだろうか。
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入口から3、7キロでゲートついた。鍵がかかっている。
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桑崎林道は杉林の暗い森、頭上のひらけた明るい道、水のながれる路面、石がゴロゴロと、バラエティーに富んでいた。
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