2019年の11月初旬。群馬県の四万温泉から野反湖にぬける万沢林道を走りにいった。
渋川市にある道の駅おのこで休憩する。群馬は冷えていて、冬用のジャケットに薄いオーバー・パンツという初冬スタイルでちょうどよかった。
台風の影響で林道にはいれるのか心配していたが、ゲートは開いていた。万沢林道には3年連続で来ているが完走したことがない。一昨年は閉鎖されていて、去年は15キロ地点で通行止めだったので、そこから引き返している。それで今年こそは走りぬけたいと思っていた。
落葉がつもっているが紅葉には早い林道をゆく。
路面は去年とおなじくツブの大きな石がゴロゴロとしている。山からくずれてきた石を道に敷いているのだろう。
落石がゴロゴロとあり荒れたダートをゆく。急な上りもあり、ハンドルをとられながらすすんでいった。
林道を上ってゆくとジープが2台止まっていて、そのあいだに大きな岩があった。こんなに巨大な落石を見たのははじめてだ。石の先には女性がたっていて、車のドライバーは写真をとっている。私もバイクをとめた。
車のドライバーは私が来たのを見ると、走りよってきて、落石の横をバイクが通過するようすを撮影したいという。大岩の横をゆくバイクを奥からぬきたい、と。雑誌のカメラマンなのか、それともユーテューバーなのか知らないが、私はモデルじゃないんだよね。でも落石と車の写真をとった後で、モデルをつとめてあげた。どこかでつかっているならこのブログにコメントしてほしいな。
大岩の先も荒れた急坂がつづく。去年は通行止めだったが路面はもっとよかった。秋にふたつやってきた台風の影響だろう。
落葉で路面がわからないダートをすすむ。葉の下にゴロゴロの石がかくれているのだ。
上り下りとヘアピンカーブがつづき、6キロで一度ピークをこえた。
石をさけて下ってゆく。
7キロで舗装路にでた。
舗装路のままで峠のある9、5キロ地点についた。峠には250のバイクが2台と軽トラが1台いた。軽トラのドライバーはいなかったが猟でもしているのだろうか。
峠を下ってゆくと舗装が切れる。峠付近は3キロ舗装されているが、路面はかなり痛んでいた。去年はきれいだったからこれも台風のせいだ。
急坂のダートを下ってゆくと12キロでまた舗装路となる。ここから先は工事用の大型車が入っていた。
舗装路をすすむとやがて広いダートにでた。
北海道の未舗装路のようだといわれる万沢林道の人気ポイントである。
フラットなストレートがつづく。
山がちかい。
幅広ダートをゆくと国道405号線の分岐点にでた。バス停と看板がある。3回目にしてようやく万沢林道を走破したのだ。
万沢林道の基点もあった。ここから草津にむかう。草津に老夫婦のやっている気持ちのよい蕎麦屋があり、再訪したいと思っていた。しかしたずねてみると店はなくなっているから、商売をたたんだようだ。天ぷら蕎麦をたべそこねて長野原にくだる。
道の駅八ツ場(やんば)ふるさと館があるのでたちよった。民主党政権のときに工事をとめた八ツ場ダムのあるところである。八ッ場ダムは台風19号の雨水をためたと報道されていたが、このときも満水だった。
道の駅で食事をとりたかったが大混雑していた。
食堂のメニューも売り切れが多いので他にゆくことにする。
しかしこの日は三連休でどこも混雑していた。道路も渋滞だ。そこにイート・インのあるローソンがあったので、コンビニ弁当とカップめんの昼食をとることにする。イート・インは消費税10パーセントとのことで、きちんと税金をはらって昼食をとった。直火であぶった焼豚丼の大盛りとしょう油ラーメンである。10パーセントのせいでイート・インにいたのは私だけだった。
この後は榛名山の西側をとおって南下するが、忠次地蔵というものがあった。帰ってからしらべてみると、国定忠次が処刑されたところだそうだ。その後高崎を通っていったが渋滞に苦しんで帰宅した。