天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

親子連れの映画鑑賞

2006年06月17日 | ライブ・イベント・映画
私は子供が嫌いだ。
全ての子供が嫌いな訳ではない。赤ん坊は可愛いと思うし甥っ子(1歳半)も可愛がっている。
が、躾のロクにされていない、幼稚園や小学校に通う年次になっても
まだ周囲を見ずに所構わずギャーギャー騒ぐガキというのはおしなべて嫌いだ。
かなり積極的に嫌いだ。

そして
「周囲の迷惑を顧みずギャーギャー騒ぐガキが大嫌いだ」と私が言うと、呆れた顔で

「アナタだって子供の時代があったでしょ?」
「子供というのは騒ぐモノなのよ?それを周囲が温かく見守る事が大切なのよ」
「アナタは狭量な人ね」

等と、上から見下ろすよーな物言いをするバカ親はもっと嫌いだ。



さて、いきなり吠えまくりましたが
昨日はピクサースタジオの新作「カーズ」の試写会だった。
ピクサーの作品は大好きなのでかなり楽しみにしていた。
そして試写会は「字幕版」と「吹替版」の両方が募集されていたので
当然だけど「字幕版」に応募。だって「吹替版」なんてギャーギャー騒ぐガキが
大挙して押し寄せるのが目に見えてるもんね。

で、「字幕版」の試写会に行くと・・・
会場はヤバそうな親子連れが大挙して押し掛けている。
どう考えても字幕が読めないであろう、幼稚園児レベルのガキがうようよいる。
中には乳飲み子を連れて来ている輩までいる。

どうして「吹替版」の試写会があるのに、わざわざガキが読めない「字幕版」に来るのか。


思った通り、映画が始まって中盤くらいになると、
字幕の読めないガキが明らかに退屈して騒ぎ始めた。
「ねー。まだレースしないのー?」「何言ってるのー?」「つまんないから帰りたーい」
そして乳飲み子は音と光に怯えて狂ったように泣き喚く。

そもそも我が子が字幕を読める月齢に達していないのを百も承知で
字幕版の映画に堂々と連れてくるような頭の弱い親なので、
親自身も非常識極まりない。映画鑑賞のルールなんてお構いなし。

ガキが騒いでも、自分が映画を楽しむのに必死で「ちょっと待ってて」と言ってガキ放置。
退屈したガキは前の座席をガンガン蹴っている。それも放置。
更に、私の隣の席のオヤジは仕事が気になるのか?ママからメールが来る約束になってるのか?
映画中に何度も何度も携帯のメールチェックをして、明るい液晶画面をパカパカと開く。

これには流石にキレて「上映中に液晶画面を開かないで下さい。まぶしいです」と注意した。
そしたらオヤジが舌打ちしてやがる。舌打ちしたいのはコッチだっつーの!(怒)


試写会に限らず、シネコン等でもこのような被害に遭う人は多いだろう。
きっとバカ親の言い分は「映画好きなので、やっぱり字幕版で見たいよね」てな所だろう。
字幕版で見たいなら、字幕の読めないガキは置いてくるべきだ。
ガキも楽しませたいなら、自分は字幕を諦めて吹替版を見るべきだ。
それから字幕どころか映画も判らない乳飲み子を連れてくるなんて論外。
「乳飲み子のいる母親は映画を見る資格もないの?」という反論を食らいそうですが、
私に言わせりゃ「少なくとも映画館で映画を見る資格はありません」

最近ではベビーカー同伴で「映画中にガキが泣いてもお互い様よね♪」という
「ママズ・シアター」を設けているシネコンは沢山ある。
そういう許された環境がありながら、大人が楽しむ場所に堂々とガキを連れてきて
「ママだって映画が見たい」と権利だけを主張するバカ親、許せませんよ。

権利を主張するなら、まず「大人社会のルールを守る」という義務を果たせ!と言いたい。




コメント
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