天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

【映画2024】「はたらく細胞」@64作目

2024年12月17日 | 映画感想
「はたらく細胞」

清水茜氏著の同名タイトルコミック(原作者は他に原田重光氏、初嘉屋一生氏)を実写映画化。
自分は原作コミックは未読ですがアニメ化されていてアニメの方はところどころ見てる感じ(基本一話完結系だから見たり見なかったりって感じ)。それより本作は登場人物、と言うか登場細胞や登場病原菌(と呼んでいいのよね?)が多く、今邦画で客呼べるビッグネームの役者さんがわんさか出演しているのも話題の1つ。 


あらすじ
酸素を運ぶ赤血球(永野芽郁)や細菌と戦う白血球(佐藤健)など、37兆個もの細胞が人間の体内で休むことなく働き、その健康と命を守っている。だが、不規則で不摂生な日々を過ごす漆崎茂(阿部サダヲ)の体内では、劣悪な体内環境に疲弊した細胞たちが文句を言いながら働き、規則正しい生活習慣を身につけて高校生活を送る茂の娘・日胡(芦田愛菜)の体内にいる細胞たちは楽しく働いていた。(Yahoo!検索情報から丸パク)

原作がアイディア賞だよね先ずさ。
人間を形作っている細胞を擬人化する事でぜんっぜん頭に入らなかった生物の授業が俄然楽しくなるよなー自分が学生時代にこの原作コミック欲しかったぁー!

ま、そこは置いといてー、
とりあえず佐藤健君だよね~♪予告編の映像でも充分満足してたけどやっぱ彼のアクションキレッキレで本当に惚れ惚れする!それからナチュラルキラー細胞役の仲里依紗ちゃんもすんごい動きがいい!最近の女優さんってガチアクション出来る人多くなって来た感めっちゃあるわ。アクション好きとしては嬉しい限り😊
そして勿論体内チームの主人公・赤血球役の永野芽郁ちゃんの愛くるしさは最早「日本の宝」と呼んでいいでしょう!彼女が可愛いのは今更言うまでもないけど、あの白塗りの佐藤健君見てガチ泣き演技が出来る彼女の役者根性を称えたい!…自分佐藤健君が目の前に現われたら自動的に感動で泣ける自信あったけど、あの白塗り目の前にしたら流石にムリだろうなーと思うもん💦

そんなこんなで人間の身体の中でどんな細胞が何をやっているのか、どの臓器がどんな事をしているのか、暴飲暴食・飲酒・喫煙等で身体に悪影響を与えると体内ではどんな反応が起こっているのか、癌細胞が出来るメカニズム等、フツーに説明されても絶対に理解出来ないだろーと思われる諸々の事を、擬人化→更にドラマ化する事でお子様にも脳細胞死滅しまくってるBBAにも非常に分かり易く且つ楽しく学べる(←コレ重要)非常に有益なお話だったと思います。
個人的に肛門付近の攻防は「分かるぅ~!」と我が事のように観ていたワ…未消化のコーンが行ったり来たりしてるのがまたリアルでw

で、話が「体内の擬人化された細胞さん達」の様子を見せるドラマと、その細胞達が集まって出来ている「リアル人間達」のドラマを平行して見せているのですが、リアル人間編の親子を「マルモのおきて」以来?の親子役、阿部サダヲさんと芦田愛菜ちゃんが演じていますが、コレはもう明らかにマルモ…を意識したキャスティングなんだよね?鈴木福君が本作に出ていないのが惜しいな。せめて憧れの先輩役…は流石に福君ではムリがあるか(苦笑)と思ってたら、その先輩役を何とこれまた一世を風靡した元子役の加藤清史郎君が演じられててビックリ!と言うか…子役時代から「この子イケメンだな♪」と思ってたけどマジ順調にイケメン街道突っ走ってご成長されているようで嬉しいワ!
そんな訳で子役当時からその演技力が高く評価されてる2人が共演してる訳ですからリアル人間ドラマ部分も盛り上がらない訳がない!て言うか、まさかあんな超シリアスな展開になるとは全く思っていなかったので…て言うかやっぱ演技上手いんよーまさかこの映画で泣かされるとは想像もしてなかったわー

そして…ナニゲに映像色々手が込んでるよなーと思いながら観ていたらスタッフロールで「白組」のクレジットが…やっぱなー白組かぁー!流石だわー

笑って泣いてお勉強にもなるという…こういうのって本当に日本人らしい発想だよなぁーと思わせる作品ですよね。今までありそうでなかったトコロに手を伸ばすってのかw
親子で、友達と、カップルのデートムービーとしても…そしてボッチのBBAでもガッツリ楽しめる全方向型オススメ映画です。


コメント
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