goo blog サービス終了のお知らせ 
不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

天網恢恢疎にして漏らさず

※現在はてなBLOGに移行中なので記事が錯綜する…かも

LA VAGABONDE(ラ・ヴァガボンド)

2015年12月12日 | グルメ



【LA VAGABONDE(ラ・ヴァガボンド)】
  名古屋市中区千代田2丁目14-24 キャノンピア鶴舞 1F
   TEL:052-253-7343


もっと引きの絵が撮りたかったんだけど、今ヴァガボンドの入ってるビル自体が外装工事してるみたいで幕掛かってたから看板が写せなかったワ。
…という訳でー(←何がだよw)、12月12日は我が家の結婚記念日なので美味しいフレンチ食べに来ましたよーっと。
ココなかなか予約取れなくて苦労するんだよねー。実は今年の私の誕生日にココに食べに来たかったんだけど、誕生日がお店の定休日と重なってた(涙)
電話で予約した時に「当店をご利用された事はありますか?」って聞かれたから「多分2年位前の同日に行ったきりかなぁ?」って答えたんだけど
後で調べてみたら去年の自分の誕生日に来てたわ。そんでもって結婚記念日に行ったのは2年前じゃなくて3年前だった。ウソばっかりついちゃった。ヘヘヘッ

まーそんなこんなで実質1年半振り位のヴァガボンドだったんですが…色々変わってましたね。
コースはまた少し値上がりして今は通常コースが8,000円(税・サ別)、今はジビエシーズンなのでジビエコースにすると10,000円(税・サ別)
前は7,500円だったっけ?7,000円だったっけ?でも最初行った頃は6,500円だったよな…でも、この値上がりはちょっと納得出来る値上がりだった。理由は後述します。

さて、では画像ガンガン行きますぞ!
あー私達はジビエではなく通常のコースにしました。このお店はコースのメニューを書いた紙をくれるのでメニュー名を正確に書けるぅ~♪





まずテーブルセッティング。
前よりシンプルになった。飾り皿置かなくなったんだなー…と思ったら、後から陶板?石板?が置かれて、それがオードブル用の下皿に見立ててあった。





乾杯はグラスのシャンパーニュ
このお店で出して貰えたグラスシャンパーニュは割とパンチのある、それでいて飲み易いタイプ。いいね~♪





口取り:ラングスティーヌ ブルビ シトロンキャビア

薄いえびせんの上に羊のチーズ(ブルビ)とラングスティーヌ(赤座海老)とシトロンキャビアを添えたもの。
シトロンキャビアっての白っぽいキャビアみたいな形状の物だけどキャビアじゃなくて果物だそーです。ライムっぽい柑橘系の爽やかな味。
えびせんごと手で取ってパクッと食べちゃいます。ラングスティーヌとブルビの組み合わせが華やかで美味。





オードブル・1:〆一の白子 コンソメ“KINTOA”

白子(←実はかなり苦手。滝汗)の下にはアイスプランツが色々入ってて他にも黄色いぷにぷにしたの、コレ何だっけ?^^;
まあいいや、コレに後から金華ハムで出汁を取ったスープを注いでスープ仕立てで食べる。
苦手と書いた白子だったけど、このお店で出て来る物に不味いモノは絶対にない!ので食べて見る…うぉ!甘くてトロトロで美味しいぞ!
昔初めて白子を食べた時に匂いも味も血生臭くてどーにもダメだったんだけど、イヤな生臭みも全くないしむしろお代わりしたい位^^

ところで↑画像をよーく見ると分かると思うんだけど、スプーンが通常とは逆にセッティングされています。
コレがですね…ソムリエ兼ギャルソンさん(イケメソ)が「奥様は左利きでいらっしゃいましたね?」って向こうから言って逆向きにセッティングしてくれたんだよ!
すげえええええええ!言っちゃアレだけど1年半振りの客よ、しかも予約の段階で前回来た日時間違えて伝えてるし!どーやって調べたんだよすげーなマジで!
て言うか、このお店のホスピタリティ感がもうハンパないんですわ。こんな数年に一度しか来ないよーなクソ客の事も多分顧客名簿か何か作って前回来た時に
会話して得た情報とかメモしてるって事でしょ。シェフも挨拶に来て下さるんだけど「お久しぶりでございます」って必ず言ってくれるよ。
本当に覚えているかどうかは別として(ヲイ)、でもそーやって言って貰えると「ああ、覚えててくれたんだ♪」って嬉しくなるじゃない!





オードブル・2:フォアグラ トンカ豆 佐渡ヶ島“ル・レクチェ” 亜麻仁

見た目「…な、ナンデスカコレハ?」って感じなんですが、フォアグラと佐渡ヶ島産のル・レクチェ(洋梨)を薄切りにしたものをトンカ豆の入った薄焼きクッキーで
挟んで、それを升の中に一杯に入れた亜麻仁の中にぶっ刺してある。上に乗ってるのはハスカップの甘煮だったかな。
亜麻仁は軽く炒ってあって、亜麻仁だけ口に入れるとゴマみたいな食感。コレをお好みでフォアグラサンドに付けたりまぶしたりして食べても美味しいですよ、との事。

亜麻仁油はうちでも使ってるから馴染みのあるモノなんだけど、ぶっちゃけ「亜麻仁の実」自体を見たのが初めてでした。コレを絞ると亜麻仁油になるそーだ。
「亜麻仁は体にいいよね~♪」って言って旦那がガシガシ亜麻仁の実だけつまんで食べてやがる。「お行儀悪い!」って言って止めさせた。恥ずかしいヤツめ。
でもコレも美味しかったなぁ~!フォアグラと洋梨の組み合わせって初めてだけど合うんだなぁコレが!この食べさせ方も面白いよね。
て言うか、1つ目のオードブルもそーだったけど、ちょっと「和テイスト」が入ったっていうのかな?以前と随分趣向を変えた感じがします。





↑フォアグラのオードブルに合わせてワインを持って来てくれました。(ジェラール・シュレール・エ・フィス ゲヴュルツトラミネール ビルステゥックレ 2010)
あと少ししか残ってなかったからサービスで差し上げますよ、だってさ!ラッキー☆
「フォアグラによく合う、華やいだ味のワインです」って言われたんだけど…本当にすっごいこのオードブルと合うの!このワインマジ美味い!感激だぁ~♪

ここでまたソムリエ氏(イケメソ)が「奥様はこの後はお皿に合わせたグラスをお持ちすればよろしかったですね?」
またまた前回までの私のやり方をどこかにメモっていたらしい。んで旦那が飲まない事も勿論織り込み済み。本当に凄いお店だなぁ。





パンとバターがサーブされて来たけど、今パンで腹を膨らませる訳にはいかない!
…パンを乗せる皿もバターを乗せる皿?もやっぱり石板とか石を磨いたモノが使われてる…いつの間にこんなにガラリと雰囲気変えたんだろ?





海鮮の皿・1:香住 せいこ蟹 外子キャビア 塩漬けレモン

香住港で水揚げされたせいこ蟹(せこ蟹とも)のメスを身もカニ味噌も色々織り交ぜて出汁のジュレも一緒にして甲羅に入ってる。
上には外子キャビアに色々葉物や海藻類等も乗せて泡のお出汁でトッピング。ぜーんぶまぜまぜして食べちゃう!美味し!!
何でも今年はせいこ蟹の水揚げが物凄く少なかったらしくて超貴重みたいですよ。
お皿の花弁の上に添えられているのは酢(何の種類のお酢か忘れた…)をジュレにした物。お好みで蟹と一緒に食べるといいそーです。
私は酸っぱいモノが苦手なので手を付けなかったけど、一緒に食べた旦那は「おお、コレかなり酸っぱいわ。お前はムリだな」と言ってました。^^;





そうそう、お魚系に合わせて出してくれたのは↑コチラの白「バシュレ・ノモ ブルゴーニュ・ブラン2013」
お料理に合わせてあるのは勿論の事、やっぱりコレも前回の私のワインの好みをメモっていてくれたんだろうと…キリキリの辛めシッカリ系
しかも香りがすごくいい!パァーッといい香りが広がって華やいだ気分になれます♪





サラダ:丹波の瓜坊 井深農園エルブのサラド トリュフのジュ

ただのこんもりしたサラダではない。中に「丹波産の瓜坊(イノシシの子供)」の肉がソースと一緒にかくれんぼしてる!
イノシシは鍋とかで食べた事があるけどウリボウは食べた事がないよ…今の時期のウリボウ、特に丹波産は別格に美味いという話らしいが(ゴクリ
ちなみに予約の段階で好き・嫌いを聞かれて「旦那はジビエ系がダメ」と伝えてあったので、旦那の皿はウリボウの代わりにホタテの貝柱のグリエが中に入っていたらしい。
お味なんですが…これがまたクッソ美味いんですわ!まーコレはマジで美味い!バカ者、いや若者的に言うと「マジヤバい」
身は柔らかく、臭みは全くなくて(コレは上手に下処理をした上に下味を付けて調理してあるからだろうとは思う)プリプリしていて本当に美味しい!
お皿の手前に添えられているのは紅玉リンゴをナントカしたもの(ヲイ)。サラダやウリボウと一緒に食べると爽やかな甘みが加わって更にイケる♪
上にこんもり盛ったサラダにはトリュフソースが掛かっていて、香りも最高だけど味も文句なし☆





海鮮の皿・2:五島列島 雉ハタ 五日間熟成 蛤と海藻のブイヨン

上に乗ったアワアワソースが確か蛤のお出汁で、下に敷かれた海藻ブイヨンソースとは味も香りも違うんですよ。
その2つの出汁の香りが相まって、このお皿がまたとにかくすんげーいい匂いがするんですわ!
雉ハタ、多分初めて食べると思う。高級魚らしいですよ…で、この雉ハタがアワアワの下にあるんですが、かなり肉厚のプリンプリン♪
ソースと絡んで本当にお上品で美味しいですわ。食べててウキウキしてくる一皿ですね。





お口直し:ヴェルヴェーヌ 朱欒(ザボン) 柘榴

ヴェルヴェーヌはハーブ(ヴァーベナ)の事で、ヴェルヴェーヌのシャーベットの上に柘榴の実が乗っていて、このシャーベットの下にザボンの実が
かくれんぼしている、という演出。全部混ぜてスプーンですくって食べるとお口爽やかさん♪





メイン:南半球のプレ・サレ 仔羊 紀州備長炭

「プレ・サレ」と言えばノルマンディ地方が有名ですが、なんと南半球のオーストラリアでもプレ・サレの羊さんを育てているんだそーです。
(豪州産はフランスの物とは分けて、敢えてソルトブッシュラムと呼んだりしているみたいです)
で、今回その豪州産のプレサレの仔羊さんを紀州産の備長炭で丁寧に火入れした物を頂きました。ソースはシンプルに仔羊から取れた出汁で。

まー柔らかい!美味い!筋も全くないですね、肉の上にナイフを置いて力を入れずにスーッと引くだけで肉がスッと切れて行く程に柔らかい。
脂身がまたクセがなく甘みが強くて美味しいんですよ。口の中でとろけるような旨味と甘さを持っています。





メインのお肉に合わせて持って来てくれたのがカベルネ・ソーヴィニョンのミディアム~フルボディ(テール・デュ・リオン サン・ジュリアン 2001)
渋みもキッチリあって、でも酸味はキツくはなく飲み易いミディアムよりはフルボディ寄りの重ため。仔羊とバランスが取れて美味しい♪





ちなみに…旦那がチョイスしたメインは↑ ビュルゴー家 ルーアン鴨(+2,000円)、旦那に画像撮らせたら微妙にヘタクソで泣けるな…orz
コレがまた美味いんだわねぇ~。コチラはシャラン鴨の原種、とでもいうのかな?ルーアン鴨さん。
ビュルゴー家の物なので当然同じ製法で飼育と(カナール・エトフェ)だから身が赤々としていて柔らかくて口の中で溶けそうです~♪
私も一口頂きましたー。んんー♪至福ですぢゃー!

コレさ、以前はコースのお値段がもっとお安くて、メインの追い金の金額がエゲツなく高かったんですよね。^^;
ものによっては追い金が+5,000円とか+6,000円とかザラにあって、ぶっちゃけ「いや、コレほぼほぼコース代金×2レベルっすよね(滝汗)」と思ったものですよ。
それが今回久し振りに来てみたら、コース料金こそ少し値上がりしていましたが、品数も増えてバリエーション豊かなメニュー構成になっていたし
メインの追い金もこのルーアン鴨の+2,000円が最高額。ちなみに私の食べた仔羊は追い金なしで食べられましたもん。
どうかすると、コース料金が安かった以前よりも今の方がコストパフォーマンスが良くなったんじゃないか?と思わざるを得ませんね^^





デセール:『ロックフォールと金柑』安納芋 焦がしきな粉

見て!見て!お皿にチョコレートで結婚記念日のお祝いの言葉が書いてあるのー♪可愛いーい!嬉しーい!
ん、ちゃんと予約の時に「結婚記念日当日なんですぅー!」ってアピールしておいたのが効いてます♪うふふ♪

あーでもお皿の文字を見せようと思うとデザートが何が何やら…上にパリパリの薄焼きクッキーが重ねてあるから見えないですね^^;





少し横向きから撮影してみました↑
薄焼きクッキーの下にはロックフォール(ブルーチーズ)をアイスクリームにした物と、更にその下には安納芋を甘く美味しくしたスイーツが。
安納芋×ブルーチーズって合うの???って感じなんだけど、これが絶妙マッチング☆食べる時は上のパリパリクッキーをスプーンで割って壊して
下のアイス+安納芋と一緒にガツッと食べる感じ。うまーい♪それでなくてもブルーチーズ大好きだからたまらーん!





最後は食後の飲み物とお茶受け…カヌレとパリパリクッキーと柚子のマカロン
お茶受けまで全く手を抜かず、本当にどれもこれも美味しいですよ。個人的にカヌレがツボるわー♪ここのお店のカヌレ、外はカリッとほろ苦、中フワッフワで感激ヨ!

はぁー。今回も本当に何もかも美味しかった!
もっともっと頻繁に行きたいんだけど…そうそうフレンチ食べに来れる程お金がないのよーう(涙)
でもま、こーいう記念日だからこそ楽しめるのかもしれないわね。いや、やっぱもっと頻度上げたいわ!本当に美味しかったー♪ご馳走様でした^^
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 久し振りにサイト更新しました | トップ | 【映画】スター・ウォーズ/フ... »

コメントを投稿

グルメ」カテゴリの最新記事