「ザ・サークル」
デイヴ・エガーズ氏著の同名タイトル小説の映画化。
主人公メイ役をエマ・ワトソン嬢、巨大SNS企業「サークル社」のカリスマ経営者ベイリー役にトム・ハンクスという豪華な共演が話題の一作。
あらすじ…
水道会社のコールセンターに派遣で働くメイ(エマ・ワトソン)は、ある日友人のアニー(カレン・ギラン)から彼女が勤める巨大SNS企業「サークル社」の
面接のアポを取り付けて貰い、勢い勇んで面接に臨んで自分を必死で売り込んだ。
斯くして見事サークル社に雇用が決まりカスタマーサービスの職を得たメイだったが、ある事件がきっかけでカリスマ経営者ベイリー(トム・ハンクス)の目に留まり
サークル社が新たに立ち上げたサービス「シーチェンジ」のモデルケースとして大抜擢された。
それは自分と自分の環境全てにカメラを設置し24時間ネットで流すというモノで、たちまち全世界1000万人以上がフォロワーとなってメイはちょっとした
ネットアイドルのように扱われて行くのだが…
エマ・ワトソンは可愛い。可愛いは正義。よってエマ・ワトソンは正義(キリッ
…って、何いきなり三段論法発表してるんだよアホか自分(苦笑)
いやぁ~それにしても「ハリポタ3人組」の中でエマちゃんだけが突出して成長した感ありますわね。演技の幅も広がってゆくゆくはオスカー像に手を掛けそうな勢い。
予告編ではトム・ハンクスを割と前面に押し出した作りだったのでもっとガンガン出てくるのかと思ったら、あくまでも主人公はエマちゃんだけで彼女の生活を
見せて行くのがメインの流れになっていて、トム・ハンクスの出番は思ったほどでもありませんでしたな。
昨今老いも若きも何がしかのSNSに登録していて何らかの情報を発信するのが当たり前になって来ていますが、本作はそんなSNSの「情報共有」のリスクを
ものすごーく誇張して見せているサスペンス…とでも言うのかしら?んーサスペンスという程でもないんだよな。なんだろう中途半端なんだよなー^^;
そーそー、映画が始まってからようやく気付いたんだけどさ、タイトルの「ザ・サークル」はこの劇中に登場する巨大SNS運営会社の名前な訳ですが
コレってアレよね?「グーグル」をヒネって付けたって事よね?ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンはこの映画観たのかなー気になるなーw
今年の流行語大賞にノミネートもされてますが「インスタ映え」って言うんですか…色々面白い動画や可愛い画像なんかをUPして「いいね!」を沢山貰う事に
生き甲斐感じちゃってる人、多いでしょ。自分も一通りSNS登録してて色々ネタUPしますけど、ネットニュースで騒がれる程エグい事はしてないけどね。
あの「いいね!」の共感ボタンの威力って本当に凄いんだなーと色んなニュース見て思う訳です。
例えば可愛いデコレーションのアイスクリームを撮影するだけしたら食べずにゴミ箱にポイしちゃうバカとか、毎日様々な友達と色んな所に出掛けていると
見せ掛ける為に金払って友達のエキストラ雇って撮影してるボッチとか、そいつらみんな「いいね!」ボタン押して貰いたくて必死にやってるわけでしょ。
インスタでフォロワーが増えたらお金でも貰えるんすかね?まあユーチューバーとか本当にネタが金になってる人も沢山いるからそういう稼ぎ方もあるんだろうけど
きっとほとんどの人はそういうんじゃなくて「沢山の人に認められたい」という【承認欲求】を満たす為に必死にやってるんですよね?
で、この承認欲求を満たす行為というのが諸刃の剣とでも言うのか…知らず知らずの内に個人情報ダダ漏れになっている訳です。
家の中の様子や家の外観がちょっと画像のバックに映ってるだけで今は何処に住んでいるのか特定出来ちゃう時代。ネットで色んな物購入したり、購入しないまでも
検索掛けて調べるだけでもSNSの広告欄には類似の「オススメ商品」がワンサカ表示されますよね…本作はそーゆうのをもっとデフォルメして痛い感じに
展開させているんだけど、今だって充分本作のネタみたいな状態になっているんじゃないかと思う訳です。
本作が企画・制作された頃よりも加速度的にSNSを取り巻く現状が進化している(というかエグくなっている)ので、本作を見ても「ふーん。それが」程度の感じで
コレと言って衝撃も受けなければ「ま、そーなるでしょうねぇ」位にしか思えないっつーのがね…自分もSNSにすっかり毒されてマヒしちゃってるのかな?(滝汗)
という訳で、もっと面白くなりそうなネタな気がしなくもないんだけど、ほぼほぼ「予定調和」な作りで大して面白味を感じなかった、というのが正直なトコロか。
敢えて言えば「設定が雑過ぎ」ってトコロかなー。世界最大のSNS巨大企業にしてはセキュリティ緩過ぎるし~あんな簡単に立ち入り禁止区域入れちゃダメーんw
それに幾らなんでもあんなあからさまに他人に向けてスマホで撮ったりしないでしょ。SNS云々じゃなくてありゃー「道徳」「マナー」の問題だよw
ま、でも…エマ嬢が段々サークルに感化されて洗脳されておかしくなって行く感じをリアルに演じていて凄く可愛かった!あ、違った演技が上手かった!
それまで派遣のやっすい給料で毎日客のクレームに頭下げてばっかりの生活だったから、急に1000万人もの人に「可愛い!」「いいね!」なんて持ち上げられたら
そりゃー気持ちよくもなるでしょうよと…そんな「はっちゃけちゃった女子」を凄くリアルに演じていて良かったです。
「透明である事」「全てを晒して情報を共有して行く事」を是と提唱する人達が、実は一番隠し事が多い、という皮肉も…本作、きっと10年前に公開されていたら
もーちょっと面白いと感じられたんだろうけどねー。SNS時代が進むのが早過ぎたのかしらね。ちょっと残念な感じでした^^;
デイヴ・エガーズ氏著の同名タイトル小説の映画化。
主人公メイ役をエマ・ワトソン嬢、巨大SNS企業「サークル社」のカリスマ経営者ベイリー役にトム・ハンクスという豪華な共演が話題の一作。
あらすじ…
水道会社のコールセンターに派遣で働くメイ(エマ・ワトソン)は、ある日友人のアニー(カレン・ギラン)から彼女が勤める巨大SNS企業「サークル社」の
面接のアポを取り付けて貰い、勢い勇んで面接に臨んで自分を必死で売り込んだ。
斯くして見事サークル社に雇用が決まりカスタマーサービスの職を得たメイだったが、ある事件がきっかけでカリスマ経営者ベイリー(トム・ハンクス)の目に留まり
サークル社が新たに立ち上げたサービス「シーチェンジ」のモデルケースとして大抜擢された。
それは自分と自分の環境全てにカメラを設置し24時間ネットで流すというモノで、たちまち全世界1000万人以上がフォロワーとなってメイはちょっとした
ネットアイドルのように扱われて行くのだが…
エマ・ワトソンは可愛い。可愛いは正義。よってエマ・ワトソンは正義(キリッ
…って、何いきなり三段論法発表してるんだよアホか自分(苦笑)
いやぁ~それにしても「ハリポタ3人組」の中でエマちゃんだけが突出して成長した感ありますわね。演技の幅も広がってゆくゆくはオスカー像に手を掛けそうな勢い。
予告編ではトム・ハンクスを割と前面に押し出した作りだったのでもっとガンガン出てくるのかと思ったら、あくまでも主人公はエマちゃんだけで彼女の生活を
見せて行くのがメインの流れになっていて、トム・ハンクスの出番は思ったほどでもありませんでしたな。
昨今老いも若きも何がしかのSNSに登録していて何らかの情報を発信するのが当たり前になって来ていますが、本作はそんなSNSの「情報共有」のリスクを
ものすごーく誇張して見せているサスペンス…とでも言うのかしら?んーサスペンスという程でもないんだよな。なんだろう中途半端なんだよなー^^;
そーそー、映画が始まってからようやく気付いたんだけどさ、タイトルの「ザ・サークル」はこの劇中に登場する巨大SNS運営会社の名前な訳ですが
コレってアレよね?「グーグル」をヒネって付けたって事よね?ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンはこの映画観たのかなー気になるなーw
今年の流行語大賞にノミネートもされてますが「インスタ映え」って言うんですか…色々面白い動画や可愛い画像なんかをUPして「いいね!」を沢山貰う事に
生き甲斐感じちゃってる人、多いでしょ。自分も一通りSNS登録してて色々ネタUPしますけど、ネットニュースで騒がれる程エグい事はしてないけどね。
あの「いいね!」の共感ボタンの威力って本当に凄いんだなーと色んなニュース見て思う訳です。
例えば可愛いデコレーションのアイスクリームを撮影するだけしたら食べずにゴミ箱にポイしちゃうバカとか、毎日様々な友達と色んな所に出掛けていると
見せ掛ける為に金払って友達のエキストラ雇って撮影してるボッチとか、そいつらみんな「いいね!」ボタン押して貰いたくて必死にやってるわけでしょ。
インスタでフォロワーが増えたらお金でも貰えるんすかね?まあユーチューバーとか本当にネタが金になってる人も沢山いるからそういう稼ぎ方もあるんだろうけど
きっとほとんどの人はそういうんじゃなくて「沢山の人に認められたい」という【承認欲求】を満たす為に必死にやってるんですよね?
で、この承認欲求を満たす行為というのが諸刃の剣とでも言うのか…知らず知らずの内に個人情報ダダ漏れになっている訳です。
家の中の様子や家の外観がちょっと画像のバックに映ってるだけで今は何処に住んでいるのか特定出来ちゃう時代。ネットで色んな物購入したり、購入しないまでも
検索掛けて調べるだけでもSNSの広告欄には類似の「オススメ商品」がワンサカ表示されますよね…本作はそーゆうのをもっとデフォルメして痛い感じに
展開させているんだけど、今だって充分本作のネタみたいな状態になっているんじゃないかと思う訳です。
本作が企画・制作された頃よりも加速度的にSNSを取り巻く現状が進化している(というかエグくなっている)ので、本作を見ても「ふーん。それが」程度の感じで
コレと言って衝撃も受けなければ「ま、そーなるでしょうねぇ」位にしか思えないっつーのがね…自分もSNSにすっかり毒されてマヒしちゃってるのかな?(滝汗)
という訳で、もっと面白くなりそうなネタな気がしなくもないんだけど、ほぼほぼ「予定調和」な作りで大して面白味を感じなかった、というのが正直なトコロか。
敢えて言えば「設定が雑過ぎ」ってトコロかなー。世界最大のSNS巨大企業にしてはセキュリティ緩過ぎるし~あんな簡単に立ち入り禁止区域入れちゃダメーんw
それに幾らなんでもあんなあからさまに他人に向けてスマホで撮ったりしないでしょ。SNS云々じゃなくてありゃー「道徳」「マナー」の問題だよw
ま、でも…エマ嬢が段々サークルに感化されて洗脳されておかしくなって行く感じをリアルに演じていて凄く可愛かった!あ、違った演技が上手かった!
それまで派遣のやっすい給料で毎日客のクレームに頭下げてばっかりの生活だったから、急に1000万人もの人に「可愛い!」「いいね!」なんて持ち上げられたら
そりゃー気持ちよくもなるでしょうよと…そんな「はっちゃけちゃった女子」を凄くリアルに演じていて良かったです。
「透明である事」「全てを晒して情報を共有して行く事」を是と提唱する人達が、実は一番隠し事が多い、という皮肉も…本作、きっと10年前に公開されていたら
もーちょっと面白いと感じられたんだろうけどねー。SNS時代が進むのが早過ぎたのかしらね。ちょっと残念な感じでした^^;
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