14日目「地図は有料」はこちら。
通勤手当認定事情、今回は北の方。県内でも共同実施をやっている地区とまったくやらない地区が混在する特異な県だ。
【青森】
青森県の西北教育事務所管内は、通勤手当の認定権は事務所担当者です。昔はキルビメーターでデカイ地図を転がしたりもしたようですが、おおむね公用車で実測、ご近所マップ流用などいろいろやっていた様子です。
某地区の共同実施会議で、勘違いする人はキルビメーターで地図転がすのが正しいと思いこんでしまっている様子で、お相手するのにかなり疲れます。
旅費計算等、ルーチンワークは日常業務から無くてもいいやと考える欠陥事務職員の私としては、そういったお手本みたいな先人には意見は言わないようにしています。疲れるし。
今年度の事務所新担当者は電子地図での確認です。ゼンリン電子地図とマップファンを使用しているはずです。
昨年度お世話になっていた事務所担当者さんは県教育庁にご栄転です。昨年ちょくちょく事務所に遊びに(・・・)行っていたときに聞いている内容ではこの2種のソフトでした。
今回、うちの実測と新担当者のバーチャル距離での食い違いがでましたが、実測の生数字が採用されました。新規開拓の経路ではやはり実測が有利です。
青線と赤線ですが、こちらは朱線で実経路、朱点線で最短です。最短はどこになるか、は担当と協議しコースを決め、実測数字を測定します。地図コピー等の貼付については他校ではOKがでたからやってると聞いたことはあります。好き嫌いの類のレベルです。書いたほうが早いしわかりやすいし。著作権……思い浮かびません。
大分の様子もでてましたが、そもそも国準拠で県も動いているわけで、各地方の会計検査院毎のずれが各県のずれになっているんでしょうね。
もともとズレるのもなんなのでしょうが……なによりほぼ同じ給料を貰っているはずの青森県学校事務職員の作業は山形県の「それ」の足元にも及ばない状況で、つくづく優遇されている青森県だと思ってます。
なにせ「監査」はありません。事務所訪問はあります。総額裁量制の現在、人件費等の調査も現場まで来ることは九割方(9割9分)ありえない状況のようです。事務所で調査は終わりです。
……山形県の側からするとびっくりな例が次々と。なるほどー。次回は群馬篇「実測」です。
画像はエレファントカシマシ「ガストロンジャー」。宮本の“眼”がロック。状況は確かに不本意だ。