伝説の最期篇はこちら。
レンタルの棚を眺めていて「あ、なんでこれを観てなかったんだろう」と、るろうに剣心シリーズの第4作と第5作を借りる。もうこれまでのストーリーはほとんど忘れているので新鮮な気持ちで観ることができました(笑)。あ、窪田正孝が出てたんだって驚きましたもの。
でも一応、タイトルに反してファイナルが先でビギニングがあとだということぐらいはおぼえてました。
これまでの作品の何がよかったかといえば、もちろんそれはアクション。スタントコーディネーターの谷垣健治が導入した(そして監督の大友啓史が積極的に後押しした)香港映画の手法と剣技の融合は衝撃だった。そして佐藤健をはじめとした俳優たちもきちんと対応している。
今回のお相手は新田真剣佑。お父さん(千葉真一)ゆずりの運動神経が炸裂。もうこれだけでお腹いっぱいです。彼がなぜ剣心を執拗につけ狙うのか、という動機はちょっとなあとは思ったけれど。
ワーナーが邦画をつくりはじめてから、なかなかヒット作が出なかった。だからいったいなぜとうの昔に連載も終わっているジャンプのマンガを映画化するのか不思議に思っていたが、びっくりするほどの大ヒット。
作り手の本気度を、客も察したのか。にしても、アクションも大変だったろうに、齋藤一役の江口洋介はのべつ幕なしにタバコを吸っていなければならず、そっちも大変だったろうなあ。