めずらしくロマンティックコメディを選択。クリスマスの奇跡の物語。
なにしろキャストがめちゃめちゃに豪華。
ローラ・リニー
クラウディア・シファー
キウェテル・イジョフォー
そしてローワン・アトキンソン(笑)。
加えてジャンヌ・モローがカメオ出演しているのだ。いくら映画が好きじゃない人でも、ひとりも知らないってことはないでしょう?これは、脚本家のリチャード・カーティスの初監督作だったので、付き合いのある俳優たちがご祝儀代わりに大挙して出演したのかもしれない。カーティスはその後、あの「アバウト・タイム」を撮っています。
さて、たくさんのキャラクターが必然的に登場し、最初はエピソード集のように見える。しかし次第に彼らが微妙な関係を持っていることが明らかになっていく。かなりうまいです。さすが「フォー・ウェディング」「ノッティングヒルの恋人」を書いた人だけのことはある。
いかにもイギリス的な皮肉なやりとりや、首相(ヒュー・グラント)の前でおもわず四文字言葉を発してしまう公邸スタッフ(マルティン・マカッチョンが魅力的!)など、笑わせてくれます。
また、セックスシーンの撮影のために、スタンドインとしてからむ男女など、描写もかなり露骨。オトナ向けの艶笑譚でもあります。サウンドトラックもノラ・ジョーンズやジョニ・ミッチェルなどこちらも豪華。わたし、この映画が好きです。オトナですもの。