2021年11月号「人事委員会勧告」はこちら。
さて、11月号でお伝えしたように、ボーナスを引き下げるためには、基準日である12月1日よりも前に給与条例の改定を行わなければなりません。国家公務員の場合は国会がようやく始まった段階なのでそのあたりはギブアップしています。
では山形県はどうだったか。
11月29日(月)に山形県議会は臨時会を一日だけ開き、条例を可決しています。公式にはここで決定したことになっています。
※山形県職員等の給与に関する条例等の一部を改正する条例(令和3年11月県条例第63号)
しかし話はその3日前にさかのぼります。11月26日の金曜日。労働組合と県教委との間で交渉がもたれましたが、通常の交渉終了後に、人事委員会勧告についての交渉が追加されました。場所は県庁近くの(というか正式には県庁の敷地内にある)山形県職員会館のあこや会館会議室。
ここで大原則。
勤務条件の変更が行われるときは、必ず労働組合と交渉しなければならないのです。だからお互いに急いでその場をもうけたわけ。
お互いの主張はもちろんすれ違いで、結局は決裂。儀式めいた側面もありましたが、事実上、その段階で勧告どおりに給与条例は変更されることになりました。
なんか見てきたようなことを言ってるなあと思われるかもしれませんが、実はわたし、そこにいたんです(笑)。
文書では絶対に読み取れない思惑が交錯していて、なるほどこうやってさまざまなことは決定していくんだなと感慨深かったです。
その結果、このボーナスの、期末手当の部分から0.1月分が差し引かれています。ただし初手から支給月数が少ない(ほんとに少ないんです)再任用職員は0.05月分の減額となっています。
画像は「梅切らぬバカ」(2021)監督:和島香太郎
ちゃんこ料理屋「北の富士」の息子である(ということはあの北の富士の甥っ子)和島さんは、その血もあってかイケメンの好青年です。
彼の作品の上映会には同級生や恩師が駆けつけてくれていました。そんな彼の新作「梅切らぬバカ」において圧倒的なのが加賀まりこ。
自閉症の息子(塚地武雅)の将来と自らの老いを意識し、しかし何も変わらない生活。見終えて圧倒的な幸福感。切られない梅は、父親を象徴しています。今日(12月10日)から鶴岡まちなかキネマで公開!
12月号PART1「年末調整の結果」につづく。
まちキネの意義がこれだけでも。
ゲストに迎えたトークショー&舞台挨拶は、
観客として参加の予定でしたが、
「まちキネの存続と再生を願う会」として
15時回に一部関わる事になりました。
監督作初鑑賞なのでかなり楽しみです!