監督:森谷司郎 脚本:橋本忍 撮影:木村大作 出演:小林桂樹 藤岡弘 いしだあゆみ 丹波哲郎
三十六年ぶりの再見。こんなにマジな映画だったのか。まるで教育映画である。
日本列島を沈没させる理屈となったマントル理論を作品のなかで解説するのはなんと竹内均本人。それだけでなく、オープニングで図示される五大陸の変遷、および朝鮮半島と地続きになっている画だけでも説得力あり。
いしだあゆみ(この人を生身で見るとほんとにきれいだったそうです)が演じた令嬢が、少しくずれた感じだったのは意外。リメイク版のドラマティックさよりも、流浪する日本人を静かに描いたこちらの方がはるかに心をゆさぶる。田所博士役は小林桂樹。ファナティックなものだから軽んじられているあたりを表現してうまい。
マッドサイエンティストは東宝SF映画の定番ですもんね☆☆☆★★
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます