早坂暁脚本 山口崇、林隆三、中野良子主演
ほぼ十年にひとりの割合で、テレビには天才脚本家が出現する。
・「前略おふくろ様」の倉本聡……「拝啓、父上様」はあのドラマを観ている世代にはたまらない。
・「傷だらけの天使」の市川森一
・「王様のレストラン」の三谷幸喜(彼も『天下御免』のファンで有名です)
・「タイガー&ドラゴン」の宮藤官九郎
人によっては向田邦子だったり山田太一だったりするでしょう。わたしが子ども心にスゲーと思ったのは早坂暁の「天下御免」。毎週金曜8時が楽しみで楽しみで。平賀源内を山口崇、杉田玄白を坂本九、ねずみ小僧を秋野太作(当時は津坂匡章)が演じた破天荒なコメディ。この刷り込みがあるものだから田沼意次(仲谷昇が演じた)に対してただの汚職官僚とは今でも思えないでいる。なにをトチ狂ったか近所の図書館が脚本集をいれてくれたので一気読み。今でも十分におもしろい。思った以上に反体制的なのは時代というものか。
今回は事務職員の団塊の世代(40代後半以上)向けのネタだから若い事務職員にはわかりづらかったかな。ごめん。
07年3月2日付事務職員部報「履歴書 様式2号」より。
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