事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

都議選2017

2017-07-04 | 国際・政治

秦基博 なごり雪

・都民ファースト 49

・自民      23

・公明      23

・共産      19

・民進       5

……これが、新しい都議会の勢力図。無所属の当選者がおそらくは都民ファーストになだれ込むだろうし、圧勝という形にはなっている。でも、東京都民ではないわたしがこんなことを言ってもうしわけないが、この選挙は「都民ファーストの勝利」である以上に「自民党の惨敗」と「どれだけ選挙上手なんだ公明」という形で語られていくことと思う。突っこみどころ満載なので箇条書きで。

森友、加計、暴言議員、国会軽視、自衛隊の私兵扱いなど、よくもまあこれだけ一気に不祥事が自民党に連続したものだと思う。

・それでも自民一強、安倍一強のイメージは強く、世論調査でも都民ファーストと自民は拮抗していた。

・それが雪崩をうって都民ファーストに票が動いたのは、およそ国内でもっとも無党派層が多く、風次第で結果が大きく左右される東京ならでは。

・自民党幹部は直前におそらくその傾向をつかんでいたのだと思う。だからやけになったふりをして、二階麻生がマスコミ批判をかまして開票時のショックをやわらげようとしたのだ(まあ、例によって失言なのかもしれませんけどね)。

・都民ファーストというローカルパーティに本気で期待している人がどれだけいるのだろう。改革改革と言い放つ連中にろくなのはいない、というのがわたしの持論。風を読むことに長け、都議会の自民党会派を仮想敵に仕立て上げることに成功した小池百合子は、実は国家主義的志向が強い政治家であることを忘れてはならないと案じている。心配なのは東京の大阪化だ。

・もうひとつの選択肢が示されれば、かくのごとく自民党から票はどんどん逃げていく。でも、国会ではそうはいかないだろう。民進の代表と小池知事を並べればそれは自明。あの代表に総理がつとまるはずがないと世間が見ているのを、民進はなぜ気づかないのだろう。

・そしてもうひとつ。この惨敗で改憲を首相があきらめるはずはない。むしろ、だからこそガンガン攻めてくるぞ。そうすることで、自らの失態を糊塗したいに違いないのだから。

本日の一曲は秦基博バージョンの「なごり雪」。そろそろ現首相には山口にお帰りいただいた方が。

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