長いことこのメルマガやブログを読んでいる人なら、なんかこいつの読書傾向って変わらないなあ、と呆れているかも。そうだよね、期待の新人!ってめったに登場しないもの。ここは守備範囲を広げなくてはと一念発起して(大げさ)読んだことのない作家に挑戦。
……とか言いながら実績たっぷりの誉田哲也を選択するあたりが保守的。きっと面白いに決まっているから。で、予想どおり面白かったのでした。あ、「ストロベリーナイト」は読んでるな。
世の中に超能力者がある程度存在することが認識されている世界。そして彼らは組織化され、まるで私立探偵のような業務についている。違反すれば除名されたりするあたりも探偵業務といっしょ。社会人版の幻魔大戦?しょぼい能力のX-MEN?(笑)
意外なほどにシリアスな展開に後半向かうのは、お気楽なユーモア小説に安住したくないという誉田の業というものでしょうか。もっと読んでから判断します。
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