厳寒篇PART1はこちら。
9.8㌔の道を60~70分。いよいよ最上川の南岸地区への通勤がしんどい季節本格化。
前回の厳寒篇でもお伝えしたように、出羽大橋と両羽橋しか川北と川南を結ぶ道路がないというのは致命的。高速道路を利用するという究極の裏技もあるのだけれど、東北自動車道酒田線の終点、酒田みなとインターチェンジへはわたしは逆方向なのでふんぎりがつかない。使っている人、いますけどね。
なぜこんなに渋滞するのかはちょっとわかってきた。橋やその周辺が凍結し、物理的に前に進めない、あるいはスピードを出せないクルマがけっこう存在していたのだ。国土交通省がいくら塩化ナトリウムをふりまいても追いつかないわけ。
そんななか、わたしの通勤路はますますマニアックなものになっている。酒田以外の人には意味不明だろうけれどご説明しよう。
まずはウチを出てから国道7号線近くまでは夏場といっしょ。そこから日本海病院方面へ向きを変え、噂のゆず(今も閉まったままです)の前を通り、そこからなんとジャスコ酒田南店の駐車場の真ん中を突っ走り、抜けてから左折、そしてすぐに右折して国道下のトンネルを通り抜け堤防へ……
この経路を教えてくれたのは宮野浦経験豊富な同僚。
「いいっすよーあの道は」
「そうなの?じゃあ通ってみようかなあ」
ところが、やはり倫理的に遠慮しちゃう部分ってある。ジャスコの駐車場をスラロームのように運転するって、よそ様の私有地を横切るってことなわけだから。「岡田さんの庭」を。それにジャスコに入っていくときに他のクルマからは「この卑怯者が」という目で見られるし。
でも雪がこんな状況になるとそんな遠慮もどこへやら。他の職員が2時間近くかけてやってくるのとほとんど同時に到着し、実は楽勝パターンなのに「いやーひどかったですねー今日も渋滞は」なーんて演技をしながら職員室に入っていくのが通例になってしまった。あ、やっぱりわたしは卑怯者ですか。
画像は、もはや「あぶない刑事」でしか語られない(T_T)レパード。
次回は「国道にて」
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