事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

勝手に人生相談Vol.27「いつもふたりで」 I Miss You - Klymaxx (Lyrics)

2019-08-24 | 日記・エッセイ・コラム

I Miss You - Klymaxx (Lyrics)

Vol.26「夢見る六十代」はこちら

30代女性会社員。母の束縛がひどく、自分の将来が不安です。

毎日職場まで母に送迎され、タイムスケジュール通りの行動が要求されます。スマートフォンを使う時間も制限されています。

母が知っている範囲の友人にしか会うことができず、もちろん彼氏もいません。許可なく外出はできません。

休日は母と買い物に行きます。そこで、母が気に入った私の服を購入しています。また、家では母の服を着ることもあります。服のコーディネートをしてもらうこともあります。

最近、週休2日の職場に転職するよう、口出ししてくるようになりました。私との時間がもっと欲しいようなのです。

私は人付き合いもなく、みんなが話す話題もわからなくなってきました。逆に母はイキイキしています。束縛されながらも自分らしく生きるには、どうすればいいのでしょうか。
(大阪・O子)

……うおおおおお。久方ぶりに歯ごたえのある相談。でもよく考えてみれば、スマホの制限、送迎、コーディネートなど、すばらしいお母さんだな、娘が小中学生なら

相談者のO子さんもなかなかの人物で、母親の束縛から本気で逃げようとはしていない。束縛があること前提でどう生きるかを相談している。

この相談に父親の存在がまったく出てこないのはむしろ自然で、もしもいるのだとしても、よほど存在感のない人物か、あるいは妻を娘のように溺愛し、コントロールしているのかもしれない。あ、怖いことを考えてしまった。

世の中には仲のいい母娘は数多い。にしてもこの事例が異常であることは確かだ。そしてO子さんは三十代になってようやくその異常さに気づいたのである。母親の圧制はスマートに行われたので気づけなかったのかもしれないが、それにしてもすごい。

この調子で進めば、あと二十年後にこの母と娘がどうなっていることか。だってことここに至っても家を出ることすら考えられない娘なんですよ。まあ、そんなことを言い出せば母親がどのようなリアクションをとるか、容易に想像できます。あ、また怖いことを考えてしまった。

本日の1曲は、これが母と娘の歌だとしたら怖いKlymaxxのI Miss You

Vol.28「スナップショット」につづく

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