その113「W県警の悲劇」はこちら。
東野圭吾&阿部寛の新参者シリーズ最終作。ということになっているけれども、加賀恭一郎ものはもっといっぱいあるのにもったいないなあ。
まあ、阿部寛バージョンの最終作として、この原作は確かにぴったりだ。なにしろ事件のキーポイントが加賀自身なのだから。そしてある人物の怒涛の過去が描かれ、泣かせる展開に……いやしかしこれってどこまで「砂の器」なんですか。
事前の情報をまったく入れずに見たので、はてこの似顔絵は誰のものかしらと本気で迷う。ミステリとして丁寧な運びだけれど、映画になるとキャスティングでいろいろとばれてしまうのはいたしかたないかな。
にしても、このシリーズがまたつくられるとして、加賀恭一郎を演じるのはしんどいことだろう。それほどに、阿部寛はこの役にはまっていた。原作にはないユーモアが加味され、なお味わい深くなっている。この最終作で加賀は日本橋から捜査一課に戻ることになるので、次もやっぱり彼でいってほしい。
くどいようだけど原作はいっぱいあるし、読者に解決をしめさないあれとかあれをドラマ化するのって楽しそうじゃないですか。違った展開に持っていきたければ、東野はサービス精神旺盛だからきっと書いてくれますよ。ガリレオのときみたいに(笑)。
その115「コールドケース2&警部補矢部謙三」につづく。
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