2022年9月号PART2「長州の人」はこちら。
経験は重ねれば重ねるほど、打たれるかもしれないという「怖さ」も増していく。この怖さが配球に変化をつけることを踏みとどまらせ、いわゆるオーソドックスなリードになってしまう。
……オリックスに鼻の差で逃げられたソフトバンクの甲斐のリードについて、捕手の先輩として谷繁が。
ペナントレース、CS、日本シリーズにおいて圧倒的な強さを誇ったソフトバンクにとって、今年は不本意な一年だったろう。特に甲斐はくやしかったはずだ。
にしても谷繁と工藤の日本シリーズでの掛け合い漫才のような解説は爆笑だったが、おそれいったのは藤川の解説。投手心理、打者心理をみごとに言い当ててみせていた。口調もジェントルですばらしい。火の玉と呼ばれた現役時代のプレイスタイルと、マイルドでクレバーな解説のスタイルがこれほどかけ離れている人も珍しいのではないか。
野球シーズン終了。ああこれでようやくまっとうな生活に戻れる(嘘)
PART2「ビールとチキン」につづく。
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