事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

どうする家康 第11回「信玄との密約」

2023-03-19 | 大河ドラマ

第10回「側室をどうする!」はこちら

国力を次第に上げていく家康。それは家康の功績ではないあたりがこの大河の特徴。なんとなく、そうなっている。
今回のテーマは“お団子”“椿”

男たちにとって、お団子はその勢力図の象徴だ。今川の領地を信長は切り取ってしまえと命じ、信玄は割譲を提案する。家康は強引に食わされる。

女たちにとってのお団子は、家康の妻である瀬名(有村架純)と、幼なじみである田鶴(関水渚……コンフィデンスマンのあの娘だ)の、今川家が安泰だった頃の象徴。

そして椿。他の花がないときに咲き誇るこの花の孤独を田鶴に仮託させる。

うちの奥さんは草月の人なんだけど、椿は

「寂しく活けるのがコツなの」

あーそうですか。寂しい花なんだ。

家康と信玄の邂逅。本当にこうだったはずはないですけど(笑)、そんなことを言ったら「天と地と」の上杉謙信との一騎討ちはありえるはずもないし、斎藤道三がそぉーっと(のちに婿になる)織田信長をのぞき見していたって話もどうもなあ。

信玄を演じている阿部寛がなんともいい。

わたしは彼が「笑っていいとも!」の“いい男さんいらっしゃい”というコーナーに出ていた時から見ているけれど、つかこうへいにしごかれて俳優として開眼した彼が、どうして大河で主演していないか不思議でならない。いろんな事情があったんでしょうけど、山内一豊や西郷隆盛のときは候補に上ったんじゃないのかな。

今回のもうひとつの凄みは、退場する寸前に家康に見せる秀吉(ムロツヨシ)の邪悪な顔。やってるやってる。

第12回「氏真」につづく


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