まず、話の前提としてふたつ。
映画秘宝という雑誌があって、これは町山智浩がかんで創刊。マニアックな編集方針で、特に若い男性の支持を集めた。出していたのは宝島社の子会社である洋泉社。
ところが、非常に不可解な経緯があり、映画秘宝は休刊。今年のことです。そしてまたまたいろんなことがあり、双葉社から映画秘宝はふたたび世に出ることになった。んで、バカ売れ。そういう雑誌からかつて出た本が今日の特集。
そして、なぜこんなタイトルになっているかと言えば、あの荒井晴彦が発行している「映画芸術」という雑誌(荒井が引き受けるにあたってもいろんなことがありました)が、恒例のベスト&ワーストテンからアニメ作品を除外したことに、秘宝系のライターが憤った結果なのである。
わたしはどっちの理屈もわかる。すでにアニメと実写の境目が判然としていない現状にそんなのありか、と反対派は考えているだろうし、メディアとして実写とアニメは違うだろうという話もわかる。というか荒井晴彦はおそらくアニメファンを挑発している。お前ら実写をちゃんと見てんのかよと。
はっ、アニメファンは過激だから怒られそう。んで、この本は歴代のアニメのベストを募ったものだけど、ランキングはしていない。でも“殿堂入り”という形でこのアニメだけは見ておけとされている。列挙します。
「サイボーグ009 第16話 太平洋の亡霊」
「じゃりン子チエ」
「機動警察パトレイバー 第5、6話 二課の一番長い日」
「アイアン・ジャイアント」
「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」
「MIND GAME マインド・ゲーム」
「天元突破クレンラガン」
「トイ・ストーリー3」
「BLACK LAGOON」
「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」
……わたし思いました。こりゃあおれもちょっと語っていいんじゃね?以下次号。
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