リンカーン・ライムのシリーズは全部読んでるぞ!とはいかなくなってきた。前作「ブラック・スクリーム」を読み逃してるから。
今回は原点回帰がうたわれていて、実際に異常な殺人者とライム&サックス(ついに結婚!)の追いかけっこの体裁。
しかし読者を裏切ることに生きがいを感じる(笑)ディーヴァーのことなので、事態は二転三転する……慣れてきたので“真犯人”は途中でわかったんだけど、それからまたひねるひねる。やりすぎでしょさすがに。
読者の知りたい業界を紹介するという、ベストセラー作家としてきわめて正解なディーヴァーのコンセプト。今回はダイヤモンド。採掘、研磨、流通など、確かにまったく知らない世界でした。カットの天才であるインド人の少年が魅力的。カシミール出身という設定が効いている。
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