PART1「横着な人」はこちら。
「針の穴を通すコントロールの投手など昔も今も1人も見たことないから心配しないで。投手はコントロールが一番だと言われるが、コントロールがなくてもそれ以外で補えるものを考えて作れば、色々な形で勝負できる」
NHK・BS1「あの試合をもう一度!スポーツ名勝負『2006プレーオフ 松坂大輔×斉藤和巳』」における斉藤和巳の発言。とても納得できます。わたし、このプレーオフを見てなかったのでとても残念。結果は1-0で西武の勝利。ものすごい投手戦だったらしい。
前にも紹介したけれど、わたしが見たなかで最高だったのは広島大野VS巨人槇原の延長12回の攻防。12回オモテにあげた1点を槇原が完封して勝利。あれは興奮したなあ。ふたりとも速球に切れがあってすばらしかった。ああ早くプロ野球が見たい。
「あれだけの真っ直ぐとカーブだと、やっぱりスピードの差があるから打ちづらいですよね。なかなかカーブを狙っていくのは難しい。真っ直ぐの割合のほうが多いわけですから。(捕手の)山倉(和博)さんはノーサインでいいと言っていました。(サイン)盗みが出た時に、山倉さんが『お前2つしかないんだからいいよ、ノーサインで』って。真っ直ぐと思っておけば、全部捕れちゃうんです。江川さんがマウンド上で首を振ったりとか色々してたんだけど、実際にはサインはなくて、自分が思ったボールを投げていたんですよ」
二塁から江川の投球を見続けた篠塚の回顧。やっぱり速球、というか江川の剛速球は投手の宝だったわけだ。にしてもノーサインだったのか(笑)。山倉もすごいなあ。ああ早くプロ野球が見たい!
2020年6月号PART1「稲妻」につづく。
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