PART1「祝!初ボーナス」はこちら。
……と言いつつブラックなお話も。これまで何度か「先生になりたくない」シリーズはやってきましたがその最新版。今年も公立小中学校の教員志願倍率の低下が報じられました。その要因として
・大量退職が続いているために採用数が多い
・非正規雇用で長いこと穴埋めしてきたつけが回ってきた
・そもそも若年層の人口が少ない
・民間会社の雇用意欲が強い
などが挙げられます。しかしそれ以上に、教員という仕事に魅力がなくなっているのではないかというのが報道の基調。思い当たる節があります。
Tokyo FMで土曜夕方4時からオンエアされている「スナックラジオ」という番組をご存じでしょうか。店主がリリー・フランキー、バイトがBABIという強力なメンバーがくり広げる(エロ)トークの数々。
いいのか週末のこの時間帯にこんなに過激で。おかげで聴取率はいいのにスポンサーがつかず、先日ようやく一社と契約したぐらい(なんとそれがTikTokだったのにびっくり)。大好きなので毎週わたしは聞いています。いつ終わるか油断できないし。
番組カラーを反映して、この番組のファンに多いのが受刑者のみなさま。
「プリズンブレイク?」
意味ちがってるぞバビ。
そして意外なことに教員が熱心に聞いているのでした。それは、ある新人教員の投稿がきっかけ。
「中学校で教員をやっています。でも自分の授業に自信がありません。自分に自信がもてません」
というシリアスなもの。リリー・フランキーのことだし、茶化してスルーするかと思ったら
「センセイの一年生ってきついよねー。だって相手してるのがウルトラバカだから」
「聖職ではあるけど聖人じゃないから」
とフォロー。さすが、男性週刊誌で長いこと人生相談をやっているだけのことはある。そして全国の先輩たちからはげましのおたよりがやってきて……
わざわざスナックラジオを引用したのは、ことほどさように教員の仕事はきついということが世間の常識化しているということをお知らせしたかったのです。そりゃ、倍率も下がろうというもの。
画像はリリー・フランキー。
……といえば役者としても超一流。「ぐるりのこと。」の気弱な法廷画家、「SCOOP!」における狂気の情報屋、そして「凶悪」の最低最悪の殺人者役が忘れられない。そして彼はこの作品では「先生」と呼ばれていました。
2021年7月号「#教師のバトン」につづく。
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