~山形県内サイテーの事務職員は、どうしてこう年度末に苦しむか~
平成13年度末人事異動の内示は3月20日。別に給料日や卒業式とバッティングしたことをどうこう言うつもりはない。グダグダ言うヤツもいるけれど、かまうものか、ただの人事異動じゃないか。山形県の特性なのか、これでも早くなったということの方を問題にしたいのだ。他県の状況も近々チェックしてみるつもりだけれど、関西あたりの組合の情宣を読むと(インターネットって何でもありだと実感)、2月中旬、とか発令1ヶ月前に内示しろ、という主張が目立つ。山形より、圧倒的に早いのである。
まあ、こちらの背景には県議会会期とのからみで(俺たちに黙って異動するつもりか、という議員の妙なプライドのせいという話も聞いたことがある)、どうあってもこれ以上は早くできないらしい。まずは知事部局が優先、という噂も。
だが、繰り返すが話は“ただの人事異動”である。支部長になってしまう4月1日からは、こんな不穏当な発言は禁句になってしまうんだろうが、通勤や住居に大幅な変更を強いられたり、育児や介護がからんだりしない場合は、たいした話じゃないはずじゃないか?あ、ほんとに危ない話になってきた。
ひたすらに人事に拘泥し、“伝統校”と勝手に自分たちでランク付けした学校への異動に血眼になっている管理職たちの姿勢を見ていると(いるんだこれが)、まさに、教育の不毛を見せつけられる思いだ。だいたいどうしてこうもっとクールに、3月初めあたりに文字どおり“内示”し、新聞発表は議会終了後、というルールが確立できないのだろう。内示と新聞発表が同じ日に行われるなんて(事前相談が有名無実化している何よりの証左だ)、まさしく、野蛮な風習だ。ニュースバリューとして保護者の関心が大きいから教職員の異動がおいしいことはわかるけれどさあ。発表にはミスはごろごろ転がっているらしいし(去年はある地区の栄養職員の異動がごっそり抜けた)、定数の関係で発表以降にも結構異動はある。内示された学校とは違う学校へ行くことになった事例は、私がいた職場でもあったし。まあ、5,6年に1回は必ず新聞に載って有名になれる(笑……なれやしないって)商売についているのも、なにかとオツなものだが。
と、内示の遅さを口説いてみたところで、市町村立小中学校事務職員としての仕事を計画立ててきちんとやっていれば、そんなに騒ぐほどの話ではないのかもしれない。内示の翌日には、書留やら外勤だのでバンバン転出書類が届いたりする現状を見ると、行政のプロとして、充実した仕事を日々積み上げている事務職員は結構多そうだ。昔はそのことに絶望し、「オレは県内最低の事務職員だーっ!」と思いこんだりしていた。部長時代、事務研のあいさつで(ギャグで)そのことにふれると、全くウケなかったこともあったっけ。シャレになんない。みんな私のことを最低だと確信してしまったか(T_T)
その、サイテーの事務職員へ読者からのメールが。あ、これは次号で。
画像は「バンディッツ」Bandits(‘01 米)
アメリカでは大コケ。それでもこの年の正月映画なのは、「ギャング・オブ・ニューヨーク」が例の同時多発テロのせいで(と言われているが……)公開延期になったから。ブルース・ウィルス、ビリー・ボブ・ソーントン(くっそー。アンジェリーナ・ジョリーの亭主だ)、ケイト・ブランシェットのトリオを、バリー・レビンソン(「ナチュラル」は傑作だったなあ)が演出してもダメだったか。
でもこれ、そんなに悪くない。結末は、ある有名な詐欺映画にそっくりなのだが、嫌味がないし。
問題は、二人の男の間でゆれ動く“無邪気な悪女”を、「エリザベス」の三白眼の記憶が生々しいケイト・ブランシェットが演っているところだろう。同じ設定の「冒険者たち」では、誰にも文句は言わせないぐらい圧倒的に美しいジョアンナ・シムカスが演じていたのでみんなねじ伏せられていたが…………えへへ、実は私はすっかりブランシェットに魅せられており、気持ちよく見終えることができたのでした。音楽もひたすら笑える。
好みなんだから仕方ねーよなー。「ロード・オブ・ザ・リング」でもワクワク☆☆☆★★
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