事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

明細書を見ろ!2023年8月号PART1「マイナンバーカード」

2023-08-22 | 明細書を見ろ!(事務だより)

【草刈り動画】オーレックのウィングモアー(WM757P)とスパイダーモアー(SP650A)で畦の草刈りをしてみた!!

2023年7月号「船中九策」はこちら

記録的な暑さなのでものを考えることができません。ということで今月は小ネタ特集でまいります。

7月に健康診断を受けるために検診センターへ。いつものように健康保険証を呈示。正確には共済組合員証を。

みなさんお気づきでしたか。検診の説明書きには「マイナンバーカードはご使用になれません」的な文言がありました。え、ダメなの?ひょっとして検診センターの受入れ態勢の不備?それとも健診・ドック当日の資格確認では、

『健康保険証にて確認』

となっているため?(マイナンバーカードのみでの資格確認は不可らしい)

そのあたりは判然としませんが、マイナンバーカードについては、驚くほど多くの人が誤解していることがあります。それは、あのカードには有効期限があるということです。

・18歳以上の場合は、発行から10回目の誕生日まで

・18歳未満の場合は、発行から5回目の誕生日まで

だけでなく、電子証明書としては

・年齢に関わらず、発行から5回目の誕生日まで

となっています。つまり更新という作業が伴うのです。お忘れなく。

PART2「先生になりたくない」につづく

本日の動画は草刈り(笑)。ああ、スパイダーがほしいなあ。なんでわたしは草刈り動画が大好きなんだろう。

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日本の警察 その137「暮鐘 東京湾臨海署安積班」今野敏著 角川春樹事務所

2023-08-22 | 日本の警察

その136「作家刑事 毒島の嘲笑」はこちら

まったくいつものとおりの臨海署。安積班長は部下のことを意識しまくっています。こんな上司も怖い(笑)。ただ今回は海上保安庁との関係性などが語られて興味深かった。

あおり運転の加害者が、どうやって被害者の住所を探し当てたのか、的な粗さもあるけれど、それもやっぱり湾岸者。死体を裏の林に埋めたのに死体遺棄罪にならないのはなぜか、というクイズなども楽しめます。タイトルが内容にストレートにからんでくるのに注意。

その138「爆弾」につづく

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「マイ修業映画」みうらじゅん著 文藝春秋

2023-08-21 | 本と雑誌

さすがみうらじゅん!本当に声を出して笑える本はなかなかないが、この本には何度もかまされた。

みうらじゅんが観ないであろうタイプの映画を観て“修行する”というコンセプト。たっぷりと漫画もしこんである。いちばん笑ったのは、ターザン映画の回で、ターザンとジェーンがセックスしているのを観た動物たちが

「すんごい体位だ!」

と驚くコマ。そう、ターザンたちは正常位でセックスをしていたのである(笑)

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どうする家康 第32回「小牧長久手の激闘」

2023-08-20 | 大河ドラマ

第31回「史上最大の決戦」はこちら

わたしは軍略というものがよくわからない。

地勢とか風向きとかを読み、自軍の意気を確かめて……たとえば司馬遼太郎の「坂の上の雲」において、バルチック艦隊がどの航路をとるかがわからずに、秋山真之(天気晴朗なれども波高しの人ね)がギリギリまで迷うあたりの描写には凄みがあった。後に秋山が精神を病むのも無理ないっす。だから素人にはわかるもんじゃないと開き直っている。

で、小牧山城のお話。圧倒的な秀吉の軍勢の前に、家康はひたすらに守りを固める意味で土塁を築いたのかと思ったら……

軍略がわからないわたしでもみごとな回だと思いました。こういうのが見たかったのが本音のところ。古沢脚本もこういうのが書きたかったに違いないっす。肌合いとして「大脱走」よね。

そして今回もムロツヨシの狂気の芝居が炸裂。負け戦なのに、織田の威光をまだ信じている連中を一掃できたとうそぶくあたりの呼吸がいい。これから彼が、どれだけ狂った政治を行うかが予感できる。

にしてもSNS(高札に誹謗中傷)にぶち切れるあたりは古沢さんの意志がたっぷりと仕込んであるんでしょう。家康も悪い。すごく悪い。

今回、女優は広瀬アリス木村多江(わたくしはFM「世界にひとつだけの本」の月原さんのファンでございますよ)がチラッと出るだけ。他は汗臭い男たちの物語。

しかし徳川側は、いくら顔を泥で汚しても、デオドラントな美男子がそろっているあたりが笑える。だからこそ、松山ケンイチの芝居が際立つのだろう。

さて。次回は本当の意味での「孤独のグルメ」。「裏切り者」につづく

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うまい店ピンポイント ミソハギ

2023-08-19 | 食・レシピ

ラーメンはどこへ行った篇はこちら

「伍長ぉ、ちゃんとやることはやってるじゃないですか。馬場と白南風でしょ?しかもミソハギの画像まで」

「お前……この花の名前知ってたのか」

「あたりまえじゃないの」

「頼むから奥さんキャラになるのはやめてくれ」

……ミソハギって呼び方は近年になってようやく承知。うちではミソドシって呼んでましたから。音階か。

和尚さんがお盆にやってくるときに必須の花。水を入れた大きめの器の上に、ミソドシを一本のせておく。すると和尚さんは水をふくませて仏壇にピッピッとふりかけるというわけだ。

これ、曹洞宗だけなのかなあ。

「夏休みの終わり 酷暑の始まり」篇につづく

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「話を戻そう」竹本健治著 光文社

2023-08-17 | 本と雑誌

からくり儀右衛門、鍋島閑叟、江藤新平と、佐賀の有名人を怒涛のように投入した佐賀在住の竹本健治らしい作品。竹本健治と原尞が、同じ時代に同じ佐賀県にいたというのは、なんか不思議な感じ。交流はあったのかな。

とにかくストーリーと関係ない情報が次から次へと挿入されるので、何度も何度も話を戻さなければならないのだ。だけれどもその寄り道が楽しい。

えーと、からくり儀右衛門のことをおれは何で知っているんだっけ。そうだ、子どものころにNHKがドラマにしてたんだ。

自動的に時を告げる鐘つき器を発明したのだけれど、日本の時刻は日の長さで変化することに気づかなかったエピソードをまだおぼえている。この人が興した会社が、のちの東芝になるわけです。お勉強になりますね。

そういえば学生時代に同級生たちとバカ話をやっていたっけ。

「松下電器を始めたのは松下幸之助だろ?じゃあ東芝は?」

「東芝幸之助だろ」

「じゃあゼネラルは?」

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うまい店ピンポイント 庄家&とがし肉家

2023-08-16 | 食・レシピ

「清清(きよきよ)」篇はこちら

「伍長、ラーメンの姿がないんですが」

「高校の同級生たちと上安町の庄家で。ほいで同業のクミアイのあつまりでとがし肉家のカルビ。どっちもうまかったー。んでいつもはセブンイレブンのサンドイッチ」

「日和ってないすか伍長!」

……日和るもなにも、焼肉屋に行って酒を飲まないなんて。このあと学校に直行。全国大会に出場する生徒が出ると学校事務職員の夏休みなんて。

ミソハギ篇につづく

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お盆2023

2023-08-15 | 日記・エッセイ・コラム

2022年バージョンはこちら

「伍長、恒例の牛と馬ですね」

「恒例のスポーツカーも軒先につるし、恒例の墓参りでは例によって風でロウソクに火がつかなかった」

「恒例のお盆ですねえ」

……恒例じゃないのはこの酷暑。連日の猛暑日。こういうときに外に出るものではありません。ぜーぜー。

今年の茄子が小さいのは、うちの奥さんが調子にのってほとんど全部穫ってしまい、大きいのを残してなかったおかげです。ま、それはそれで。

「っていうか何だよこの暑さはよ」篇につづく

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「山形怪談」黒木あるじ著 竹書房

2023-08-15 | 本と雑誌

ホラーの書き手として高名な黒木あるじだけれど、わたしにとっては山形新聞連載の爆笑エッセイ「真夜中のたわごと」の人だ。

彼がひたすら山形新聞や文献をあさりまくって収集した異様なお話の数々なのだけれど、エッセイでも書いていたように、怖いとかオチがあるとか、そういう感じじゃないのが山形の怪談の特徴だと。

だからどうした、と言いたくなるほど理不尽。読んでみたら確かに(笑)。しかしユーモアに裏打ちされた筆致と、考え抜かれた構成で一気読み。

酒田では、最上川にかかる両羽橋にあらわれる女性の話が興味深かった。あそこはねえ、あの事件もあったしねえ……

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どうする家康 第31回「史上最大の決戦」

2023-08-14 | 大河ドラマ

第30回「新たなる覇者」はこちら

史上最大の決戦……は言いすぎかなあ。わたしは何度も言うようだけれど、日本史を未履修な人間(笑)。それでも大河ドラマを何度も見ているから長久手の戦いがどんな帰趨かはある程度承知している。大激突って感じじゃないんじゃないの?

違ったんだね。あの関ヶ原がわずか1日のお話だったのに比べ、この戦いは消耗戦であり諜報戦だったわけだ。だから戦史に詳しい人ほど面白く見れるだろうし、逆に「史実と違う!」と怒られる回かもしれない。

でもわたしのような歴史知らずは、ムロツヨシの秀吉ぶりに酔った。確実にここで態度を変えるなと思うより、もうワンテンポ遅れてから

「んもう堅苦しい話ばっかりでつまらないんだがよーーーーーーく来てくれた石川殿」

セリフは正確じゃないけど、この芝居はすばらしかったなあ。で、あんたみたいな人がほしいな、という秀吉の貪欲さを強調してみせる。有名な秀吉ドラフト戦略ですよね。

大河ドラマではおなじみの、碁石を使った戦略図。肝心要の池田の動きですでに破綻。調略を保証したはずの信長の次男、織田信雄の無能さが強調される。

ま、岡田准一の息子がハマケンであるという設定がわかりやすい。あの司馬遼太郎の著作では、信長の息子たちはことごとく無能だったと切り捨てられていて、あーそうですかとわたしは納得せざるをえなかった。

にしても、その碁石に象徴されるやりとりが大河ドラマの真骨頂ではあるわけで、これからしばらくいかにも戦国大河らしさを堪能できるのかしら。

佐藤隆太と城田優という、ROOKIESの面々が登場し、同じチームに所属するという展開はやっぱりうれしい。

第32回「小牧長久手の激闘」につづく

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