お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

居場所

2007年03月11日 | 仏教
 ウチは本堂おりて、すぐの部屋を寺務室にしています。ここにパソコン、プリンター、ファックス・コピー機、電話機、仏教関係書物を置き・・・などと言うと、整然とした事務室を想像されるかもしれませんが、実情はヒドイ

 法衣もぶら下がっているし、何より書類、冊子類が散乱しております。 整理棚と同時に私の心を入れ替えて、少し片づけつつありますが・・・

 そんな時、本願寺から出されている若い方向けの小冊子「ほんとうの居場所って」を見つけました。その一部をご紹介。(文は基幹運動推進本部専門委員の漢見覚恵師)

  ひとりぼっちって何だろう。 きっとそれは、安心して笑ったり、泣いたりすることができる「居場所」を見失ったり、見つけられないでいることなんじゃないのかな。
 グランドゴルフのお年寄りも お砂場遊びの親子も 街角で踊る若者も  みんなひとりぼっちの寂しさを知っているんじゃないのかな。
 だから、ひとりぼっちにならないために、いっしょうけんめい楽しみを探しているのかも。
 でも、それって楽しみ探しを居場所探しだと勘違いしているんじゃないのかな。
   (中略)
 そう、あなたもわたしも、自分がほんとうに安心して 笑ったり泣いたりできる居場所。 
 お寺って、そんなところなんじゃないのかな。
 だけど、そんなお寺であるためには、いろんな人が入りやすいように、もっといろんな「入口」をみんなでつくる工夫が必要なのかも知れないね。
   (中略)
 そして、どんな入口からでも、中に入ればみんな阿弥陀さまにであえる。
 笑ったままのわたしを、泣いたままのわたしを、そのまま受けとめてくださる阿弥陀さまにであえる。(略)それが、わたしのほんとうの居場所。

 この冊子に見入って、寺務室の片付けは進まなかったけど、あらためて「お寺の存在意義」を思い、皆さんと共に人生に即したお寺作りをしようと思ったことでした。
 



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする