お寺のオバサンのひとりごと

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他力

2010年11月03日 | 仏教
 世間一般では、

 人任せ、人頼み の意味で使われる
「他力本願」という言葉ですが

 仏教では、

 阿弥陀如来の願い(とてもじゃないが、自分を是とする執着心を離れられない者 を 何とか救いたい、さとらせたい という、仏さま側から、私への願い)

のことです。

 その本願の呼びかけが、「南無阿弥陀仏」
 本願に任せきった私の心が、「南無阿弥陀仏」です。

 前回、ご紹介した「SamghaJAPAN」(サンガジャパン)の中で

「『瞬間の心理学』としての仏教心理学 
西洋心理学が見逃してきた心の運動と成長へのアプローチ」 と題した

精神科医の名越康文先生の論文の中で、
  「他力」というものと、「依存」というものの区別が、日本人はまったくついていない。
他力というのは他の人に依存するのではなく、仏に全部任せるということになるので、ものすごく厳しい道なんですよ。他力と依存とは違う。

と書かれておられます。

  



 
コメント (2)
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